<’22.4月読書記録>
初読(6)+再読(8):14冊
4/26【たまごの旅人/近藤 史恵】
海外旅行の添乗員になった遥、アイスランドを皮切りに、スロべニア、パリ、西安、4回のツアー体験が描かれ彼女の成長を感じたあと、5話目は2020年。コロナ禍で特に影響受けている職種をすぐ題材にしてさすが近藤先生と思う。
“たまご”は新米のことだと思ってたけどそれだけじゃなく、遥が憧れていた宮城さんの言葉と最終話での遥の思いになるほど、納得のタイトル。
我儘なツアー客はイライラした。人それぞれ様々な気持ちがある描き方で、遥はしっ
かり対応して毎回気持ちいいラストになってるけど、老害って感じのおっさんホント腹立つ。
4/20【これは経費で落ちません! 9 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)/青木 祐子】
山崎さんからの食事の誘いに応じた森若さん、有能なふたりの話は興味深い。山崎さんやっぱりカッコいいと私は思うけど、森若さんが“太陽に会いたい。営業部が不安定になっているのは、あの明るい男が消えたからだ。”と思うのは頷ける。
派閥も気になりつつ税務調査大変そうだけど、新発田部長が言う通り経理部メンバーは精鋭、今回特に真夕ちゃん成長著しいし、美華さん優しくて、ワクワク感ある。
鎌本は相変わらず嫌な奴、亜希さん「もう負けません」って頼もしい。
オビ折り返しのコードから読める、派遣社員あすみとのコラボ嬉しい。
※新作きっかけでこれ経過去作1~8読み返した。読メには登録してないけど読書数に入れた。
4/14【ときどき旅に出るカフェ/近藤 史恵】
旅に出られるカフェというコンセプトで、店主の円が旅先で出会った食べ物を再現したり取り寄せて提供している「カフェ・ルーズ」私は馴染みのない料理はあまり食べたいと思わないのだけど、本作に登場する珍しい飲み物やスイーツは興味深く、瑛子の反応でより美味しそうに感じる。
日常の謎をメニューに絡めて解く、なるほど。
円の家族に関することは苦く感じた。
4/10【みかんとひよどり/近藤 史恵】
狩猟やジビエ料理について詳しく知ることができて興味深い。
フレンチレストランのシェフ潮田と猟師の大高の「命をいただいている」という心持ちを感じ、ジビエに限らず私もそれを忘れてはいけないと思う。
鹿の解体シーンや害獣の焼却施設が印象的。「有害かどうかなんて、人間の都合で決まるけどな」「増えすぎて食い物がなくなると、鹿も飢え死にするしな」“せめても殺した命は無駄にしたくない” 澤山オーナーがジビエにこだわる理由と、それに関しての大高の見解なるほどと思う。
猟犬のマタベーとピリカ可愛い。
4/5【派遣社員あすみの家計簿 (3) (小学館文庫 C あ 5-3 キャラブン!)/青木 祐子】
シリーズ第3弾。 前作最後にマッチング成立したサニクレでの仕事生き生きしているし、ムーバーフードもまだがんばって、仁子さんの事務所手伝いでも役立ち、あすみ優秀。1作目ではイライラしたけど逞しくなって凄い。
理空也がクズ過ぎる、あすみの大切な家計簿を悪用するとは。
豊加は今回カッコ良かった。ドキドキはなくても安心するあすみと豊加の関係性いいと思う。
4/1【むき出し/兼近 大樹】
私は暴力が怖くて嫌で本作はあまり好みではないけれど、石山が怪我させた相手のお母さんの話を聞き“俺の物語だけが進んでいるのではなく、俺が誰かの物語に登場しているだけだったりする”と考えるところ頷ける。
逮捕され鈴代さんからの差し入れきっかけで本に夢中になったことも納得。“こんな狭い部屋にいるのに、世界がどんどん広がっている”に共感。
自伝的小説で登場人物みんな実在する方々なのだろうか? フィクション部分かわからないけど鈴代さんが魅力的。記されている通り彼女に一番にこの本を見てもらっていたらいいな、と思う。
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<4/28オリコン記事>
草なぎ剛、ギャラクシー賞・テレビ部門の個人賞に 『青天を衝け』での徳川慶喜役に評価「後世に残る」
草なぎ剛さん、放送批評懇談会が選定する第59回(2021年度)ギャラクシー賞のテレビ部門・個人賞受賞おめでとうございます!
ここ最近剛くんの新CMや「うさぎとかめ」レギュラー化が嬉しいのはもちろんだけど、私は役者クサナギツヨシが特に好きだから、ギャラクシー賞受賞が最高に嬉しい。
受賞理由に感激で、リンク記事は今後消えることがあるかもだからスクショの画像残しておく。