六日のあやめ

読書記録('20.9月)

「ミッドナイトスワン」9/25公開で先月から雑誌祭り、9月購入雑誌数凄くて嬉しい悲鳴。
<9/30時点で入手済分>
※ミッドナイトスワン SPECIAL CINEMA BOOK(電子書籍)
*日本映画navi vol.89 (NIKKO MOOK TVnaviプラス) (9/1発売)
*婦人画報 2020年 10月号(9/1発売)
*キネマ旬報 2020年9月下旬号 No.1849【表紙:草なぎ剛】(9/4発売)
*ダ・ヴィンチ 2020年 10月号 (9/4発売)
*AERA (アエラ) 2020年 9/21号 (9/14発売)
*週刊大衆 2020年 10/5号 (9/14発売)
*TV station (テレビステーション) 2020年 9/19号 (9/16発売)
*DVD&動画配信でーた 2020年10月号(9/17発売)
*サンデー毎日 2020年 10/4号 【表紙:草なぎ剛】(9/19発売)
*週刊朝日 2020年 10/2 号【表紙:草なぎ剛】 (9/19発売)
*週刊文春 10/1号(9/24発売)
*週刊文春WOMAN vol.7 (2020秋号) (9/24発売)
*CLASSY. (クラッシィ) 2020年 11月号 (9/28発売)
*ロト・ナンバーズ「超」的中法 2020年 11月号 (表紙)(9/29発売)
*月刊ザ・テレビジョン11月号
*女性自身9/22号(表紙)
*TV LIFE10/2号
*TVガイド10/2号
*ザ・テレビジョン10/2号
*週刊女性9/29/10/6合併号(新しい地図3人表紙)
*FRIDAY10/9号

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’20.9月読書記録
初読(4)+再読(3):7作品(8冊)
読書メーターより

9/29【片想い (文春文庫)/東野 圭吾】
(再読)性同一性障害を扱っている作品だから、映画「ミッドナイトスワン」(2020.9/25公開)を観たきっかけで読み返したくなった。
単行本での初読2001年当時よりLGBTへの理解は深まっているだろう今でさえ戸籍の性別変更条件は厳しいから、殺人事件の裏にあった美月たちの秘密が切ない。
解説によると、本作の構想がひらめいたのはSMAPの名曲「夜空のムコウ」を耳にしたときだとのこと、青春の追憶や友情を感じる内容になるほどと思う。
西脇が細かい部分に気付き真相に迫る過程に納得でミステリとしても満足。

9/20【クスノキの番人/東野 圭吾】
クスノキ祈念とは何か?と興味深々で読み進み、それがわかったときあまり驚きはなかったけれどなるほどと納得。
佐治家のケースは感動的と思うけど、クスノキを通じての受念でなくても父親の意思を受け継ぐことができた壮貴のケースがもっと好き。
クスノキ祈念という形に救われる場合もあるだろうけど、玲斗は素晴らしい甥だとわかった千舟のように、クスノキの力なんて不要で伝え合うことができる相手がいることが一番嬉しいことだと思う。

9/16【カーテンコール! (新潮文庫)/加納 朋子】
(再読)文庫化購入(20.9/1発行)で読み返し。
1話の主人公は、体は女性で心が男性のトランスジェンダー。訳あって初読時よりもっと強く桃花の辛さを感じる。
繋がり見事な連作、納得のタイトル。
閉校の女子大を卒業できず半年間寮に入り特別補講を受ける女学生たち、それぞれが問題を抱えている。 「トオリヌケ キンシ」のように初めて知る病名が出てきたり、毒親の存在だったり、語り口が軽くて楽しいけど実は深刻と感じる。現実にも苦しんでいる人に門田理事長のような助ける人がいて欲しいと思う。

9/14【アルトゥロ・ウイの興隆/コーカサスの白墨の輪/ベルトルト・ブレヒト】
ドイツの劇作家ブレヒトの戯曲の翻訳本。
「アルトゥロ・ウイの興隆」は大ファンの草なぎ剛さん主演舞台観劇時の興奮を思い出す。戯曲にはジェームス・ブラウンの楽曲は当然入ってないけど、上演に向けての指示に記されている“大げさなスタイルで演じられなくてはならない”に合う素晴らしい演出だったと思う。
「コーカサスの白墨の輪」は舞台を見たことがなくてわかりにくさがあるけれど、裁判は大岡裁きと同じだな、と思い爽快。過去に栗原小巻さん松たか子さんがグルーシェを演じているとのこと、2021年上演予定がコロナ禍中止で残念。

9/12【<完本>初ものがたり (PHP文芸文庫)/宮部 みゆき】
「きたきた捕物帖」に関連しているとのことで読み返そうと思ったら手元になくて購入。本作既読と思っていたけれど茂七親分が登場している他の作品と勘違いしていたのかもしれない。
茂七親分とおかみさん、手下の糸吉と権三のキャラが明るくて、辛い話も多いけど読みやすい。
日道は拝み屋としてではなく茂七親分に協力するようになるといいと思う。
謎の稲荷寿司屋が魅力的だけれど、正体がしっかり明かされないまま「きたきた捕物帖」になったみたいで切ない。多分探していた子供がきたきたの喜多次だと思いそれは大いに納得。

9/9【桜ほうさら(下) (PHP文芸文庫)/宮部 みゆき】
(再読)「きたきた捕物帖」とシンクロしている本作の読み返し
第三話のお吉への和香の話がグッとくる。桜の精というイメージから一転、悍馬の和香が魅力的。笙之介は自分の母と同じと言ったけど里江は嫌い。里江は多分自分の非を認めてはいないだろうと腹立たしい。 初読時には、偽文書作りを笙之介が探し出して父の無念を晴らすのだろう、と思っていたけれど辛い結末となった。やりきれなさがあるけれど和香の言葉に救いを感じる。
太一の活躍が見事「きたきた捕物帖」でも今後もっと出番があるといいなぁ。

9/5【桜ほうさら(上) (PHP文芸文庫)/宮部 みゆき】
(再読)「きたきた捕物帖」とシンクロしている本作の読み返し。
少し忘れかけていたけど賄賂事件の真相が辛かったことを思い出して、ただでさえ酷い父の死の場面が初読時よりもっと恐ろしく感じる。
終盤の辛さがわかってはいるけれど、富勘長屋の人たちとの関わりが楽しいし、偽文書作り探しより先に桜の精探しが気になる。笙之介と和香が出会うことができて本当に良かったと再読でつくづく思う。
第二話の「とね以」が不味い鰻屋から旨い居酒屋に変わったところが好き。

9/2【きたきた捕物帖/宮部みゆき】
嫁いびりとか呪いや騙り等色々ゾワッとするけど、軽やかな印象の北一の語り口、素敵なおかみさん、周りの信頼できる人たちも好みで明るく感じる。
第三話で“きたきた”の意味がわかる、喜多次魅力的。 北一が文庫を作るシーンにワクワク。絵を描いてくれた若もいつか登場して欲しい。
どこかで見た名前多いと思って読後に調べたら「桜ほうさら」だった、富勘長屋、村田屋、手習所、笙さんの名前も出てるのに忘れていてトホホ(^^;読み返そう。

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<義母介護メモ>
病院:9/9(Y)、9/11(K)、9/11(H:爪)、9/23(O)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:9/14
堤さん:9/20

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