六日のあやめ

テルくん三歩目

たかがドラマ、されどドラマ。
もう昨日からずっとそのことで頭がいっぱい。
初回での感想は、私は満足だけど一般受けはしないかな?と思った。
2話目で先週書いたように、視聴率は下がっても全く気にしないで安心してドラマの世界に入り込むことができると思った。
でも3話では、視聴率を気にするってことじゃないんだけど、できれば多くの人に是非観て欲しい!と心から思った。
そりゃぁ人それぞれ感じ方は違うから、自分がいいと思ってもそうじゃない人はいるとは思うけど、とにかく3話は最高だった!

オチャメなテルくんに笑わせてももらったなぁ。
ベンチに割り込んで座ったり、千晶さんに、3秒以上見ないで、とか、おっきい、とか言うシーンではついつい声出して笑っちゃった。

幸太郎くんが輝明おじちゃんと気持ちが通じて本当に良かった!
りなちゃんの手助けだけじゃなくて、輝明おじちゃんと一緒にいるときにはっきり感じ取った気持ちだったよね。
2回の電話のエピは素晴らしい!
最初のときは輝明おじちゃんを見下すように感じるきっかけになってしまった電話だけど、次の電話では幸太郎くんは自分でちゃんと考えておじちゃんを助けることになり、それに対して輝明おじちゃんから「ありがとう」というシンプルだけど大切な言葉を受けて、幸太郎くんの気持ちが大きく動いたんだろう、と思う。
私が単純に考えると「(お金をとって)ごめんなさい」って言うと思ったけど(多分電話がくる前はそう言うつもりだったと予想)幸太郎くんが言ったのは「(約束を守ってくれて)ありがとう」っていう言葉。
これも凄いよ~。
「ごめんなさい」も大切な言葉だけど「ありがとう」ってもっと素敵な言葉だなぁ。
クラスでテスト1番だったのに褒めてもらえなかった幸太郎くん、自分のしたことに「ありがとう」って言われてうれしかったと思うし、テルくん自身も多分、幸太郎くんから言われる言葉は「ごめんなさい」より「ありがとう」のほうが解りやすかっただろうと思う。

そしてもう一つのビックリ、テルくんは、お金をとられたとかってことより、幸太郎くんが怒っているんじゃないか?ってことがずっと気にかかっていたんだね。
真樹さんが言った「輝明さんは自分のせいで幸太郎に嫌な思いをさせたことをわかっているのか?」っていうことがしっかり伏線になっていたとは。

もう~橋部さん脚本のこうゆう上手さは涙モノ。
真樹さんには他にも、子供の気持ちがわからないのは大変、って自分自身につきつけるべき言葉も言わせてるし。
真樹さんは今の所ヒールキャラっぽいけど、子供のためと思い込んでの教育ママ的なこととか、表面だけは夫の家族に良い顔をみせたりとか、私だってあれほど極端じゃなくても持ってる部分。
今後テルくんの存在が真樹さんにも良い影響になるといいなぁ。
里江さんだってりなちゃんの気持ちをしっかりわかっているとは言えないと思うし。
りなちゃんはとってもいい子だから余計に気になる。

三浦さんは今回も良かった~、もう彼はバッチリの余裕だよ。
テルくんの風邪の挨拶にも微笑ましい反応していたし、食事の席も近づいて、お金も貸してくれるし。
返してもらえるか不安があるのは当然だと思うし、曖昧にせずに都古ちゃんに尋ねることはいいことだと思った。
テルくんと知り合ったことは三浦さんを人間的に大きくさせたと思う。
変な話だけど、三浦くんに、テルくんには可愛い妹がいるのよ~、って教えてあげたくなっちゃうよ~。(笑)
りなちゃんがテルにいちゃんの勤めてる動物園に行くシーンがあるといいなぁ。

エンディングロールの映像が少し違って「ありがとう」の音も大きくなった気がするけど意図的かな?
僕道スタッフさんだったらありえるなぁ。
自閉症についてのテロップも出るところは同じだけど読み易くなっていたし、とにかく3話は何もかもが素晴らしく感じた。
もう一度言っちゃうよ、たかがドラマ、されどドラマ。

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