六日のあやめ

読書記録('18.7月) 

'18.7月読書記録
初読(5)+再読(3):8冊

読書メーターより

7/29【ハケンアニメ! (マガジンハウス文庫)/辻村 深月】
アニメ制作に携わる人たちの情熱が伝わってくる、ワクワク感いっぱい。
王子が嫌な言葉だと語った“覇権アニメ”がタイトルになっててなるほどと思う。
子供の頃アニメとは無縁だった瞳が団地が舞台のアニメ映画に惹かれた心情に納得。
アニメ作品の内容はもちろん、聖地巡礼等イベントの盛り上がりも興味深くて楽しい。
第1章では敵役かと思っていた行城がどんどん好きになった、王子との組み合わせ今度こそ成功すると思う。

7/25【太陽の坐る場所 (文春文庫)/辻村 深月】
人気女優になったキョウコをクラス会に呼ぼうとする元同級生たち。
聡美、紗江子、由希目線までは、共感できない部分もあるけど彼女たちの気持ちもわからなくはない、という感じで読んでいたのが、島津謙太目線で名前トリックがわかったときの興奮。
確かにそれまでの高校時代回想シーンになんとなく違和感あって気になっていたのが「そうだったのかー」と納得。 キョウコに好感持てる。

7/20【スーツアクター探偵の事件簿/大倉 崇裕】
着ぐるみ着用の演者がスーツアクターということを初めて知った。
事件の謎解き部分は普通に「なるほど」という感じだけど、怪獣映画の撮影風景等興味深い。
顔は出なくても着ぐるみでの演技は大切、現実にはスーツアクターさんの名前を全く知らないことが申し訳ないような気持ち。椛島が早く復帰して活躍して欲しい。
後藤は好感度低く描かれてるけど、どんなことでもマニアの知識や情報って凄いよなーと思う。

7/18【農ガール、農ライフ/垣谷美雨】
実家が農家で子供の頃農作業の手伝いが嫌だった私だけど、農業の魅力が描かれてる作品には興味を惹かれる。
女性と農業といえば思い出す誉田哲也「幸せの条件」の主人公は若かったけど、本作の久美子は33歳、就農の他に婚活に関しての描写も興味深い。
久美子が素直でがんばる様子が好感持てるし、彼女の周りの女性たちも、共感しにくい部分がある人物でもそれぞれ事情がある上のことで嫌な感じはしなくて、気持ち良く読めた。

7/15【薔薇を拒む (講談社文庫)/近藤 史恵】
現実離れを感じながらも興味深い設定と独特のムードに惹かれながら先が気になって読み進んだ。
過去の悲劇や、身寄りのない若者を屋敷に呼ぶ理由がちょっと強引と思い、ミステリとしては物足りなさを感じたけど、ラストのインパクトは割と好き。

7/11【イーヨくんの結婚生活 (講談社文庫)/大山 淳子】
(再読)解説にも書かれてるように私もちょっと気持ちが沈んだときに読み返したくなる。
登場人物みんな奇妙だけどそれぞれのエピにほっこり。 長男と四男に関しては切なさが少し残るけど。
大山作品に悪人はいないと思ってるから初読時からあの女にも嫌悪感はなくて、退院時の告白に涙。 白い犬、イーヨくんの人生の始まりの言葉、秋の風景の美しさ、ラストがとても素敵。

7/5【過ぎ去りし王国の城 (角川文庫)/宮部 みゆき】
文庫化購入で再読。
宮部作品の少年はいつも好きだけど真にはちょっとイライラ感(^^;最後は良かったけど。城田さんが好き。
ラスト桜ちゃんハウスサイトのスタッフ紹介がうれしくて爽快。でもパラレルワールドで少女が救われないままの平行世界も存在しているのかも?と思うと悲しい。世界が変わらなくても辛い思いをしている人が救われる現実であって欲しい。

7/2【ユートピア (集英社文庫)/湊 かなえ】
文庫化購入で再読。
どんなに美しい場所にいても心の平和がなければユートピアはみつからないだろう。
野心や嫉妬心とか優越感、利己的な考え等誰もがあるはずで、3人の女性たちの本音がわかりやすかったけど、今後彼女たちはどう生きるのかは曖昧な感じもする。
彩也子の指の水ぶくれが気になっていたのがラストで腑に落ちる。ラストに明かされる久美香のことは予想ついていたけど小1の幼さでできることなのか?とも思った。

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<義母介護メモ>
*4週1飲:ミノドロン酸錠(ジェネリックに変更)
入院(三枝ブロック・ペースメーカー):7/24(K→O)~
ケアマネさん来訪:7/9
Tさん:7/22
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