六日のあやめ

読書記録(令和元年5月)

生さだ音響の住吉さんが航空自衛隊のヘリコプター体験搭乗に行かれたとのツイートを見たきっかけで「空飛ぶ広報室」を読み返した。
我が町が隣接する芦屋町には航空自衛隊芦屋基地があり、子供会のリクレーションで芦屋基地に宿泊したことがある。
東日本大震災のときのブルーインパルスのこと沁みる。
また、自衛隊のヘリコプターで思い出すこと。
私の出身南信州で昭和36年梅雨前線豪雨災害(三六災害)があったとき、災害派遣の自衛隊員さんに私の実家でお風呂を貸したら後日父がヘリコプターに乗せてもらったらしい。
父が亡くなったのが東日本大震災の年で、葬儀のときその話を姉から聞いて初めて知った。

令和元年5月読書記録
初読(4)+再読(2)冊:6冊

読書メーターより

5/29【台風家族(市井点線[市井昌秀+市井早苗]のサイン本)※完全数量限定/市井点線】
可愛いサインにほっこり。
登場人物それぞれの視点で進み、軽い文体で読みやすい。ドタバタ劇は笑ってしまった。
最初は登場人物への好感持ちにくさもあるけれど、色々明らかになってくると泣ける。
どんな理由があっても銀行強盗は悪いと思うからエピローグでの全員一致で決めたことにほっとした。
ラストの一行がとても素敵。
小説発売インタ記事での市井監督の“「両親のことを考えない時間に罪悪感を抱いた時期が続いた」ときに着想を得た”というお話に納得。鈴木家母親の〇〇〇(ネタバレ控える)描写部分は胸が締め付けられる。

5/24【空飛ぶ広報室 (幻冬舎文庫)/有川 浩】
(再読)Twitterで航空自衛隊ヘリコプター体験搭乗のことを見て読み返したくなった。
自衛隊の広報ってピンとこない感じだったけれど実は大切なことだとこの作品を読んで思った。
鷺坂室長の送別会で終わっていても感動部分は多いけれど、東日本大震災の発生により出版が予定されていた2011年夏から1年延期され、加筆された「あの日の松島」に大きく心を揺さぶられる。
自衛官の有事に対する覚悟に頭が下がる。マスコミは公正な報道をして欲しいということも強く感じる。

5/21【東京會舘とわたし(下)新館/辻村深月】
(下)新館は第六章から第十章まで(昭和五十一年、昭和五十二年、平成二十三年、平成二十四年、平成二十七年)
時代が進んで自分が知ってる事柄や人物も出てきて興味深い。
上のプロローグで東京會舘を舞台に小説を書こうとしている人物の背景がわかり感動が大きい。
上下とも全ての物語が感動的で、歴史小説として読み応えあり、辻村作品の中でも特に好き。

5/15【東京會舘とわたし(上)旧館/辻村深月】
東京會舘の歴史が興味深く、そこにかかわった登場人物それぞれの物語が感動的。
(上)旧館は平成二十七年時点でのプロローグに、第一章から第五章まで(大正十二年、昭和十五年、昭和十九年、昭和二十四年、昭和三十九年)歴史小説として読み応えある。
東京會舘に行ったことがない私は田舎者で高級なレストランは気がひけてしまうけど、第五章に出てくる會舘のお菓子を買ってみたくなった。

5/9【戸村飯店 青春100連発 (文春文庫)/瀬尾 まいこ】
京都に行くとき新幹線乗車前に買って片道でほぼ読み終えた、要するにサクサク読めた。
単純に言うのは失礼になるかもしれないけど大阪弁(関西弁?)の会話ってホント面白い。
コウスケの合唱祭の部分が楽しい。北島君カッコいい。
ヘイスケはしっかりしているのかと思えば抜けてるところも実は多くて笑える。切なさあったけど自分のホームを確認できて良かった。
岡野ちゃんのゴーストライターを立てない手紙が素敵、兄弟愛がわかった。
タイトルの100連発の意味は正直わからない。(^^;

5/7【あと少し、もう少し (新潮文庫)/瀬尾 まいこ】
瀬尾作品は今まで読んだことなくて、図書館に予約した本屋大賞受賞作の順番が回ってくる前に何か読もうかと書店でざっと見たら、解説が三浦しをん氏だったことに興味をひかれ本作を買った。
中学生駅伝に出場する6人の生徒。それぞれの苦悩、それを乗り越える友情が気持ちいい。
彼らの家族や担任の小野田先生、大人たちも素敵。頼りないかと思いきや顧問の上原先生最高!

5/4【オーデュボンの祈り (新潮文庫)/伊坂 幸太郎】
(再読)先月読んだ「フーガはユーガ」に喋る案山子のことが出てきたから読み返したくなった。
初読時には荻島の奇妙な様子に正直とまどいながら読み進んだけど、再読は「これも伏線なんだよなぁ」と思いながら最初からワクワク。残酷シーンはやっぱり浮「けど。
島に欠けているものが何かわかるときが爽快。
ラストお雅と優午の会話にジーンとする。

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<義母介護メモ>
病院:5/10(K)、5/15(Y)
*4週1飲:ボノテオ錠
ケアマネさん来訪:5/17
堤さん:5/6
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