「中学生円山」鑑賞記録

「中学生円山」（舞台挨拶付き）
TOHOシネマズ六本木ヒルズ　スクリーン７　13.5/18 16:05
梅田ブルグ７　シアター１　13.5/19 9:50

予想以上に面白かった！
何度も声出して笑っちゃった。
それでいて考えさせられる部分がなんだかとてつもなく深くて、実は”難しい”とも感じた。
下井の過去が重くて、克也に借りた自転車でのグラグラ「あれー？」は大笑いしたのに、奥さんの自転車でのグラグラでは涙ボロボロ。
下井の最期は現実なのか克也の妄想なのか正直わからないんだけど、大ちゃんに水鉄砲ではなく本物の拳銃を持たせたことで、人を殺すということは悲劇でしかないし、「正しく生きたい、それだけです」といった下井だけど、それは正義ではなかったんだろうな、って感じた。
あまりにも悲しすぎるんだけど、額に穴あけて唐黷ﾄる下井なのに、克也に、さっき何言おうとしたか？って尋ねて、届いたって報告を受けて「おめでとう」に笑ってしまった。
結構深いメッセージ性がある映画だと思うけど、あれこれ考えるより笑って楽しむことができたのがうれしかった。泣くのはもう嫌なのよ。
「正義っていうのは、人を殺しちゃいけない理由を、ちゃんと知ってる人のことなんだ」下井との出会いで確実に成長した克也、完成形マスクの「中学生円山」が頼もしい。

下井のいろんな顔は全て魅力的、複数キャラを一気に見るようなお得感、それでいてどの顔も下井、全く違和感なく自然に見せる剛くんは本当に凄い!!
エレベーター内で克也に向かって「なんでついて来た」って険しい口調のあとに大ちゃんにキスとか最高！
剛くんファンとしては下井に一番惹かれて観たけど、仲村トオルさんの円山父も素敵だった。
下井から届いた「アダルト」DVDの克也を見て驚きながらも「何があっても父さん、お前の味方だからな」って良かったーーー。まさしく下井が言ったように「君のお父さんが正義の味方なんじゃない？」
レスリング部顧問の先生も好き、克也の自主トレを見て「お前バカ、そういうのは家でやれ」っていいなぁ、でもって結局はアドバイスまでしちゃって。（笑）
届いたシーンが現実なのか克也の妄想なのか？女生徒もいるのにありえるのかなぁ？ってついつい私は思ってしまうけど、あーゆうことを応援してくれる先生って素敵だと思う。

今回は18日東京と19日大阪、2回舞台挨拶に参加。
毎日義母の介護は正直しんどくてストレスたまってるのをFさんも察しているから、両方行くこと許してもらえた。
六本木の舞台挨拶は映画上映前、宮藤監督、剛くん、平岡くん、坂井真紀さん、エンケンさん、凪々美ちゃん、刈谷さん。
梅田の舞台挨拶は映画上映後、宮藤監督、剛くん、平岡くん。
映画舞台挨拶の様子がテレビで流れるときって、剛くんがカミカミだったりちょっと変なこと言ったりする部分を取り上げられることが多い気がするけど、実際に観ると、剛くんって場を盛り上げる腕があって、トークが上手いと思う。
今まで私はありがたいことに、ホテビ、日本沈没、BALLAD、僕妻、任ヘル、の舞台挨拶に参加することができて、その都度思っていたことだけど、今回は特にそう感じた。
2日間で、東京、大阪、京都、名古屋、11回の舞台挨拶ってホント大変と思うけど、どこも盛り上がったみたい、東京4回のキャストの方も含め、剛くん、宮藤監督、平岡くん、お疲れさまでした。

東京のホテルで観た「スペシャリスト」数字がかなり良かったようでうれしい！
私は読書だったら、東野圭吾、宮部みゆき、伊坂幸太郎、道尾秀介、加納朋子、等、ミステリ小説大好きだし、テレビでも、踊るやBOSSとか連ドラの刑事モノも結構好きなんだけど、2時間サスペンスは好みではない。
「スペシャリスト」の内容はやっぱ2時間サスペンス臭があって正直私好みではないんだけど、宅間のキャラや設定は満足で楽しめたし、斎藤工くん演じた北本正紀との対峙シーン見応えあって良かった。
宅間の冤罪事件の真相や姉小路さんのご主人の事件、謎を残して続編ありそうな作りだったのが、数字良かったから現実になりそう。
特別捜査係解散、姉小路さんだけ残る？ってとこで終わったけど、続編あるなら解散させないでー。
姉小路さんだけじゃなく、佐戸井さん係長に、平岡くん、芦名星さんの若手刑事と宅間の絡みがもっと見たい！
特別捜査係メンバーみんな興味深いキャラ設定だと思ったのに、ドラマ内で姉小路さんしか役名覚えられなかったよ。