映画「沈黙の艦隊」を鑑賞。
原作は、全巻揃えて読んでいただけに、楽しみにしていました。
原作では、海江田と深町は防大の同期という設定でしたが、本作品では、海江田が先輩で、以前、海江田が艦長の潜水艦で深町が部下として乗り組んでいた後輩という設定。深町は海江田のことを「海江田さん」と呼んでいました。ここは、正直、違和感あり。
アメリカ側は、かなり原作に忠実な造形のキャスティングで満足しました。ただ、原作ではこの段階で出てこなかったベネット大統領が登場していましたが、より高齢でかなり雰囲気が違っていました。ベネット大統領ファンだった自分としては、残念でした。
また、深町の副官が原作と異なり女性で、水川あさみさんが演じていました。これは適役と思いました。現実、原作当時より、女性自衛官の進出は増えていると思われますし。
フィリピン海域でアメリカ第7艦隊を煙に巻いて、同盟を希望する日本を目指すところで終わっており、ネット上のレビューでは、賛否両論があります。私としては、IMAXで観て非常に満足しており、当然、アメリカ第3艦隊、ロシア原潜、ヴェラ・ガルフ、シーウルフとの闘いなど、続編を期待しています。