世間的には、ほとんど見向きもされていませんが、今、裁判所は開店休業状態です。裁判所も役所の一種ですから、暦どおりに営業しているはずです。しかし、非常事態宣言を受けて、急を要するもの以外、予定されていた手続は延期されています。
しかし、腹が立つのは、他の国や地方の役所はかなり忙しく働かされている(戦場状態の公立病院のように命の危険に曝されていたり、保健所のように忙殺されている)のに対して、裁判所の裁判官や書記官たちは、思い切り暇なのに、給料はもらっているということです。
裁判所といえども、やろうと思えば規則を変えるなりして、遠距離でなくても手続によっては電話会議にしたり、刑事の強姦事件などのように、民事でも同じ裁判所内で法廷とは別の部屋との間で動画を使った尋問もできるはずです。
速く裁判や調停を進めたい依頼人たちは大勢いるだから、裁判所も真剣かつ迅速な対応をすべきですが、まぁ、どちらにしても給料変わらなければやる気は湧かないか・・・。