「みなさん、業務を効率化して、時間外労働をできるだけ減らしましょう」

管理職が職員へ

または、上司が部下へ



「みなさん、業務を効率化して、時間外労働をできるだけ減らしましょう」



このような声をかけているような職場では、多分永遠に仕事が効率化されることは無いと思った。



今時、意図的にだらだら仕事をして、残業代をもうけようなんて事を考える人はいないだろうし

ちゃんと残業代が出ないパターンの方が多いだろう。

だから、できればとっとと仕事を終わらせて帰りたいに決まっている。

それでも終わらないからやむを得ず勤務時間終了後も残って仕事をしているのである。



各員が効率化に努めてどうにかなるなら、とっくに全企業がホワイト企業化している。

つまり、各員の奮闘や工夫で改善するには限界があるのである。

だから、管理職やリーダー的ポジションの人が職場の状況や各仕事の進捗状況を分析し

「AさんはBさんの業務を手伝ってあげて下さい」

「Cさん、その仕事はそこまでていねいにやらなくて良いから、はやく切り上げてDさんと一緒に次の仕事に取りかかって下さい」

と指揮をとるべきなのではないだろうか。

それをやらずに

「みなさん、効率化に努めましょう」

という声がかかっても、みんな心の中で、「それがどうにかなるなら苦労しないわ」と毒づくだけで、状況が良くなるわけが無いと思う。



みなさんの職場はどうですか？