重度障害理由に地元小学校へ通えず、親子が提訴
重度の障害を理由に地域の小学校に通えないのは違法だとして、川崎市に住む親子が通学を認めるよう裁判を起こしました。
訴えを起こしたのは、川崎市に住む光菅和希くん(6)と両親です。和希くんは先天性ミオパチーという難病で人工呼吸器を装着しているため、たんの吸引などの医療的ケアが必要ですが、母親が付き添うことで地域の幼稚園に通い、今年4月からも母親か父親が付き添って地域の小学校に通いたいと希望しました。
ところが、県と市の教育委員会は「専門的な教育が適切」として就学先を特別支援学校に決めたため、地域の小学校に通えないのは障害者差別解消法などに違反しているとして、県と市の教育委員会を相手取り、横浜地裁に提訴しました。
「障害があるから特別ではなく、障害があっても同じクラスにいたから友達だっていう、そういう普通の今まで自分たちが成長してきたものと同じものを与えてあげたいな」(光菅和希くんの父親)
両親は「幼稚園では同年代の友達と接することで笑顔も増えた。大人の指導が中心の特別支援学校では地元の学校のような成長は望めない」と話しています。
(http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3419234.htmより。こちらには映像もあるのでぜひ。)
この案件をめっちゃ簡単に書くと……
重度障害を抱えた子どもと、その親がいて
親「特別支援学校ではなく、普通の小学校に通わせたい」
教育委員会「受け入れられない」
親「納得できない、訴える!」
ということで、裁判所案件になったという話です。
この子が特別支援学校に進学するべきか、一般的な小学校に進学するべきかの判断は、もはや司法のレベルに達しているので
それについてはここでは議論しません。
今日の私の記事では
1人の教師として、「もしもこの子が普通学級に進学し、この子のクラスの担任をやれといわれたら……」
という視点で書きます。
ちなみに、この子の親は同年代の子どもとの多くの関わりを望んでいると言うことなので
特別支援学級ではなく普通学級を望んでいるだろうと予測して、話を進めます。
批判されるだろうなぁ、と思いながら匿名を良いことに本音を書くと
イヤです。
以下にその理由を書きます。
一般的な学級の児童生徒数は30から40人ですが、面倒なので40人学級という設定とします。
まずは、担任の先生は40人の担任であり、1人の児童生徒は40分の1であるということを声を大にして主張したいです。
一方で、このような子がクラスにいた場合、どう考えてもこの子に多くの注意を払う必要があります。
なぜならば、他の子に比べて、命の安全を保証するために必要な事が多いからです。
1人の配慮の必要な生徒に多くの注意を払う……
これは一見美談に見えますが、実は、残りの39人が受けるべき指導や注目が減少していると言うことを意味します。
「だから両親が付きそうって言ってるじゃないか」という反論が聞こえてきそうですが
だからこそ、担任はそちらにより気を遣う必要性が生まれるわけで
逆に言うと、残りの39人にあまり気を使えなくなるのです。
教師は、ある程度の専門技能と教員免許という資格を持った公務員であり
アベンジャーズのようなスーパーヒーロー集団ではありません。
現場の教師が愛と熱意を持てばどうにかなると思っている人は、熱血教師もののドラマの見過ぎです。
ちなみに、私が新米だった頃にやらかした失敗談を聞いて下さい。
不登校傾向の生徒がいて、その子には多くの配慮が必要でした。
当時の私は未熟者だったので、そのような子には最大限熱心に対応するべきだと信じ、様々な事をしました。
そのときの私は、それが残りの子達の不信につながっていると言うことに、全く気づけませんでした。
結果、普通に学校に来ている多くの普通の子達が私を信用しなくなり、学級が不安定になりました。
その後の復旧には大変な苦労をしました。
所謂「手のかかる子」に配慮をすることは悪いことではありませんが
それはほどほどにしておかないと、学級全体のマイナスにつながります。
学級が不安定になれば、そこに在籍する40人全員のマイナスにつながります。
ですから、特別配慮はほどほどにするべきなのです。
しかし、この子の場合、配慮をほどほどにしたら命が危険にさらされたり、いじめの対象にされたり、クラスの腫れ物にされたりすることが予想されます。
どうしようもないジレンマです。
また、このような懸念も考えられます。
児童が教室でふざけあい、追いかけっこをしていて、児童生徒同士がぶつかってしまった……
どこの小学校でもおこる、普通の光景です。
そして、教師はそれを見かけると、危険性を指摘し叱ります。
ところがこのような重度障害の子がクラスにいたらどうでしょうか?
ぶつかってしまって、何かのチューブが抜けて、命が危険にさらされた……
こうなってくるともはや子どもを指導・注意して終わりのレベルではないです。
命に関わるレベルになってくると、故意であるかないかにかかわらず
その危険を作った児童生徒の保護者が、危険にさらされた児童生徒の保護者に謝罪し、その場に学校が立ち会う、なんてことになるでしょう。
そんなことが現実になって、危険を作った児童生徒の保護者に
「おたくのお子さんの不注意で〇〇君が死にかけたので謝罪されてはどうか」
というような主旨の連絡を私がしたと想像してみましましょう。
(実際にはもっと丁寧な言い方をしますよ)
それに対して
「そもそもなんでそんな子が同じ学級にいるんだ。
そんな子を受け入れた学校側に問題があり、うちの子は悪くない。
教室でかけっこくらい誰でもするだろう。
そのくらいで級友が死にかけるということがそもそもおかしい。
むしろ加害者に仕立て上げられて、こちらが謝罪してほしい位だ!」
と言われる可能性、十二分にあると思います。
そんなことを言われたら、何と反論をするべきか、全く思いつきません。
もうちょっと想像しただけでゲロ吐きそう。
幼稚園は受け入れていたようです。
この幼稚園は、公立でしょうか、私立でしょうか。
この記事には書いていませんが
もし公立なら、大戦犯です。
「公立の教育機関は、このような子を受け入れることができる」という前例を作ってしまったのだし
親の脳に「公立の教育機関は、うちの子を受け入れてくれる」と植え付けてしまったわけですから。
公立の教育機関が個別のニーズに応えるには、限度があります。
例えばこの子を受け入れるために1人の小学校職員を市の予算か何かで雇ってしまったら
「だったらうちの子もこんな配慮が必要だから副担任つけて!」みたいな要望がきっと次々に出てきて、もうどうしようもないことになるでしょう。
もし私立なら、学校法人としてその幼稚園はできる限りのことをしただけで、何も間違ってはいません。
しかし、保護者は私立でできることと公立でできることを切り分けて考えるべきでしょう。
両親は「幼稚園では同年代の友達と接することで笑顔も増えた。大人の指導が中心の特別支援学校では地元の学校のような成長は望めない」と話しているそうです。
言いたいことは分かるし、親としては筋の通った懸念だと思います。
しかしながら、裁判に打って出るお金があるなら、そのお金を使って、その意見に賛同してくれるどこかの私立に入れれば良いのに……と思ってしまいました。
以上、1人の教師の非公式な見解でした。
新規コメント受付凍結に伴い、アンケートフォームを設置しました。
アンケートへの回答はこちらから。
※180902 補足記事を投稿しました。
補足記事はこちらです。こちらもご一読下さい。
※180913 追記しました。
なんだかこの記事についてすさまじいアクセスなので、追記をします。
繰り返しになりますが、この記事は
「この子の親が、自分の子を普通学校の普通学級に入れたいと主張している」
という仮定のもとで書かれています。
また、この仮定は、私の推測に過ぎません。
推測の根拠は
・親が「普通の今まで自分たちが成長してきたものと同じものを与えてあげたい」と言っている。
・特別支援学級を望んでいるのなら、裁判に持ち込んでまで教育委員会が拒否することに違和感を感じる。
この2点です。
実際どうなのかは分かりません。報道されていませんので。
そのことをご承知おき下さい。
重度の障害を理由に地域の小学校に通えないのは違法だとして、川崎市に住む親子が通学を認めるよう裁判を起こしました。
訴えを起こしたのは、川崎市に住む光菅和希くん(6)と両親です。和希くんは先天性ミオパチーという難病で人工呼吸器を装着しているため、たんの吸引などの医療的ケアが必要ですが、母親が付き添うことで地域の幼稚園に通い、今年4月からも母親か父親が付き添って地域の小学校に通いたいと希望しました。
ところが、県と市の教育委員会は「専門的な教育が適切」として就学先を特別支援学校に決めたため、地域の小学校に通えないのは障害者差別解消法などに違反しているとして、県と市の教育委員会を相手取り、横浜地裁に提訴しました。
「障害があるから特別ではなく、障害があっても同じクラスにいたから友達だっていう、そういう普通の今まで自分たちが成長してきたものと同じものを与えてあげたいな」(光菅和希くんの父親)
両親は「幼稚園では同年代の友達と接することで笑顔も増えた。大人の指導が中心の特別支援学校では地元の学校のような成長は望めない」と話しています。
(http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3419234.htmより。こちらには映像もあるのでぜひ。)
この案件をめっちゃ簡単に書くと……
重度障害を抱えた子どもと、その親がいて
親「特別支援学校ではなく、普通の小学校に通わせたい」
教育委員会「受け入れられない」
親「納得できない、訴える!」
ということで、裁判所案件になったという話です。
この子が特別支援学校に進学するべきか、一般的な小学校に進学するべきかの判断は、もはや司法のレベルに達しているので
それについてはここでは議論しません。
今日の私の記事では
1人の教師として、「もしもこの子が普通学級に進学し、この子のクラスの担任をやれといわれたら……」
という視点で書きます。
ちなみに、この子の親は同年代の子どもとの多くの関わりを望んでいると言うことなので
特別支援学級ではなく普通学級を望んでいるだろうと予測して、話を進めます。
批判されるだろうなぁ、と思いながら匿名を良いことに本音を書くと
イヤです。
以下にその理由を書きます。
一般的な学級の児童生徒数は30から40人ですが、面倒なので40人学級という設定とします。
まずは、担任の先生は40人の担任であり、1人の児童生徒は40分の1であるということを声を大にして主張したいです。
一方で、このような子がクラスにいた場合、どう考えてもこの子に多くの注意を払う必要があります。
なぜならば、他の子に比べて、命の安全を保証するために必要な事が多いからです。
1人の配慮の必要な生徒に多くの注意を払う……
これは一見美談に見えますが、実は、残りの39人が受けるべき指導や注目が減少していると言うことを意味します。
「だから両親が付きそうって言ってるじゃないか」という反論が聞こえてきそうですが
だからこそ、担任はそちらにより気を遣う必要性が生まれるわけで
逆に言うと、残りの39人にあまり気を使えなくなるのです。
教師は、ある程度の専門技能と教員免許という資格を持った公務員であり
アベンジャーズのようなスーパーヒーロー集団ではありません。
現場の教師が愛と熱意を持てばどうにかなると思っている人は、熱血教師もののドラマの見過ぎです。
ちなみに、私が新米だった頃にやらかした失敗談を聞いて下さい。
不登校傾向の生徒がいて、その子には多くの配慮が必要でした。
当時の私は未熟者だったので、そのような子には最大限熱心に対応するべきだと信じ、様々な事をしました。
そのときの私は、それが残りの子達の不信につながっていると言うことに、全く気づけませんでした。
結果、普通に学校に来ている多くの普通の子達が私を信用しなくなり、学級が不安定になりました。
その後の復旧には大変な苦労をしました。
所謂「手のかかる子」に配慮をすることは悪いことではありませんが
それはほどほどにしておかないと、学級全体のマイナスにつながります。
学級が不安定になれば、そこに在籍する40人全員のマイナスにつながります。
ですから、特別配慮はほどほどにするべきなのです。
しかし、この子の場合、配慮をほどほどにしたら命が危険にさらされたり、いじめの対象にされたり、クラスの腫れ物にされたりすることが予想されます。
どうしようもないジレンマです。
また、このような懸念も考えられます。
児童が教室でふざけあい、追いかけっこをしていて、児童生徒同士がぶつかってしまった……
どこの小学校でもおこる、普通の光景です。
そして、教師はそれを見かけると、危険性を指摘し叱ります。
ところがこのような重度障害の子がクラスにいたらどうでしょうか?
ぶつかってしまって、何かのチューブが抜けて、命が危険にさらされた……
こうなってくるともはや子どもを指導・注意して終わりのレベルではないです。
命に関わるレベルになってくると、故意であるかないかにかかわらず
その危険を作った児童生徒の保護者が、危険にさらされた児童生徒の保護者に謝罪し、その場に学校が立ち会う、なんてことになるでしょう。
そんなことが現実になって、危険を作った児童生徒の保護者に
「おたくのお子さんの不注意で〇〇君が死にかけたので謝罪されてはどうか」
というような主旨の連絡を私がしたと想像してみましましょう。
(実際にはもっと丁寧な言い方をしますよ)
それに対して
「そもそもなんでそんな子が同じ学級にいるんだ。
そんな子を受け入れた学校側に問題があり、うちの子は悪くない。
教室でかけっこくらい誰でもするだろう。
そのくらいで級友が死にかけるということがそもそもおかしい。
むしろ加害者に仕立て上げられて、こちらが謝罪してほしい位だ!」
と言われる可能性、十二分にあると思います。
そんなことを言われたら、何と反論をするべきか、全く思いつきません。
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幼稚園は受け入れていたようです。
この幼稚園は、公立でしょうか、私立でしょうか。
この記事には書いていませんが
もし公立なら、大戦犯です。
「公立の教育機関は、このような子を受け入れることができる」という前例を作ってしまったのだし
親の脳に「公立の教育機関は、うちの子を受け入れてくれる」と植え付けてしまったわけですから。
公立の教育機関が個別のニーズに応えるには、限度があります。
例えばこの子を受け入れるために1人の小学校職員を市の予算か何かで雇ってしまったら
「だったらうちの子もこんな配慮が必要だから副担任つけて!」みたいな要望がきっと次々に出てきて、もうどうしようもないことになるでしょう。
もし私立なら、学校法人としてその幼稚園はできる限りのことをしただけで、何も間違ってはいません。
しかし、保護者は私立でできることと公立でできることを切り分けて考えるべきでしょう。
両親は「幼稚園では同年代の友達と接することで笑顔も増えた。大人の指導が中心の特別支援学校では地元の学校のような成長は望めない」と話しているそうです。
言いたいことは分かるし、親としては筋の通った懸念だと思います。
しかしながら、裁判に打って出るお金があるなら、そのお金を使って、その意見に賛同してくれるどこかの私立に入れれば良いのに……と思ってしまいました。
以上、1人の教師の非公式な見解でした。
新規コメント受付凍結に伴い、アンケートフォームを設置しました。
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※180902 補足記事を投稿しました。
補足記事はこちらです。こちらもご一読下さい。
※180913 追記しました。
なんだかこの記事についてすさまじいアクセスなので、追記をします。
繰り返しになりますが、この記事は
「この子の親が、自分の子を普通学校の普通学級に入れたいと主張している」
という仮定のもとで書かれています。
また、この仮定は、私の推測に過ぎません。
推測の根拠は
・親が「普通の今まで自分たちが成長してきたものと同じものを与えてあげたい」と言っている。
・特別支援学級を望んでいるのなら、裁判に持ち込んでまで教育委員会が拒否することに違和感を感じる。
この2点です。
実際どうなのかは分かりません。報道されていませんので。
そのことをご承知おき下さい。
私も著者の意見と同じです。保護者側からではなく、保育者・担任からの目線です。
保育の現場で重度の身体障がいのお子さんはお預かりした事はありませんが、発達障がいのお子さんを保育しています。保護者の、健常児と共にとの思いはわかります。けれども、健常児に求めるルールを守ることもコミュニケーションをとることも難しいお子さんです。
たった1才や2才の子どもでも、自分は叱られるのにあの子はなぜ許されるのか?と不満を持ちますよ。その疑問と不公平感を言葉にして担任にぶつけます。その度に胸が痛み、申し訳ない気持ちになります。どちらのお子さんに対してもです。
私が勤務している園では自治体への加配申請をし了承されていますが、職員配置がギリギリでパートさんが複数来られる時だけ支援が必要なお子さんに付けるのです。週に一度あるかないか。そのほかの日は通常の配置で回します。正直、厳しいです。忙しさそのものよりも、必要な支援がしきれないことが辛いのです。
どの年齢だって健常児だって、それぞれ毎日発達成長していきます。診断のつかないグレーのお子さんも複数います。それぞれの個性や家庭環境を考えてカリキュラムを組み、体調に配慮し、支援し、寄り添って積み重ねていくものです。
しかし、障がいのあるお子さんに全体を合わせなければ活動ができない、個別に過ごせる人員もいない状況では、多数のお子さんに我慢をしてもらう場面が多くあります。散歩に行くのも安全の確保を優先して我慢してもらう。折角作ったブロックを壊されても、「まだルールを守る練習中なんだ。ごめんね」と保育者は伝えます。勿論学校で言う通常学級なので、壊しては友達が悲しむことを伝え叱る。並んでいるとき飛び跳ねて他の子にぶつかる、部屋を走る、奇声をあげる。危ないこと、他の子が話を聞き逃したりびっくりしてしまうからやめるよう伝える、叱る。身の回りのことの援助も、癇癪が強いお子さんだとクラスの活動や移動を止める又は遅延させ、その間他の子は手遊びなどしてある程度楽しく過ごすも、あの子のせいで待たされていることぐらいはわかります。
障がいのあるお子さん自身も、個別に過ごせる日はマイペースに過ごせるので笑顔が多いです。保育者側もその子にとって難しいレベルのことは他の子の目がないので求めません。その子の発達に合った環境と活動と関わりを整えてあげられるのです。他の子たちもまた、距離のある場所までの散歩など発達に合った活動ができます。
発達障がいのお子さんはクラスに入っての活動でも楽しんでいますが、諭されること、叱られることがどうしても多くなります。自己肯定感の育ちへの影響を考えると…
私の経験は重度の身体障がいのお子さんのケースとは違いますが、
親がいくら求めても、受け入れる環境がしっかりと整っていない場合は、関わる子どもや先生、何より障がいのあるお子さん本人にとって苦しい日々になるように思えます。
http://dpi-japan.org/blog/workinggroup/education/【告知】次回裁判は1月9日(木)13時30分開廷-%E3%80%80~イ/
反対する先生の意見がなかなか出てこないことに危機感を持っています。障害がある人たちに冷たい判決が出ようものなら、こちらの言い分は取り上げようともせず、マスコミを引き連れて大騒ぎするんだろうか。
教職者への不信については、まぁそう思われても仕方ないわなーという感じです。
ニュースの内容や、ニュースにはなっていないけど同業者として耳に入る情報がいろいろありますが、やはり閉鎖的な業界なんでしょうね、何でかは知りませんが。
進学時の懇談では敬遠もされ、役所から落としてもらいました。
普通級を選択した理由は
1、健常児と交わることで、社会的成長の可能性への期待
2教職者への不信
です。
1については自閉症とはいえ成長期の子供です。支援学校は見学や説明会等多く参加し、保護者会で意見交換もしました。
支援学校は教育とは少しニュアンスが異なり、訓練的な意味合いが強く、確かに各自の能力に見合った指導は受けられますが、隔絶された極めて閉鎖的な空間である、との認識でした。
問題は2で、ご存知の通り、学校関係者の不祥事、隠蔽体質は後を絶ちません。我が子を委ねる親としては由々しきことです。
支援学校には専門資格を持つ優秀な教員がいる反面、不祥事を起こした者の左遷先である一面(実例を知っています)もあります。
万一にでも外部から遮断された校内で我が子に何かあっても知る術はありません。
普通級なら安心か、となりますがもちろん同様の不安はあります。
但し、支援学校と異なるのは周囲の児童の目、その保護者達からの情報が格段に得られ易い、という利点が大きいということ。
実際、登校時に校門で児童が当て逃げにあい、何の対処もせず被害児童、目撃児童に校長自らが口止めをした、という有り得ないことも起きました(児童の話から発覚)。
残念ながら、教職員は保護者から信頼される存在ではないのです。
子供の幸福以前に安全を考えなければならない。
誰もそんなふうに思いたくはないのですが。
教職員の立場も理解できます。不満に思うことも。
但し、この場のみで。
仕事は仕事、です。
制度上決まっていることならば受け入れなければなりません。
人相手の職に就けば、嫌な相手が現れることも避けて通ることはできません。
それを理由に職務遂行が困難、は民間企業なら通用しません。
不満があるならそれは雇用者側に向けるべきこと。
人手が足りない、は利用者の責任ではありません。
余談ですが私の時代は全校生徒2~3千人、1学級50人はざらで重度障害児が必ずクラスに1人はおりました。
現代の基準からするとその当時の教員、恩師は皆超人だったことになりますね。
1保護者として。
内容的にはアレですが敵意や悪意はありません。
こんなのもいるのだな、程度に。
どうなんでしょうね
そもそも、結局裁判はどうなったのでしょうか
支援学級の何がいやなのか、ですか
支援学級では十分な教育が受けられず、子どものちゃんとした成長が見込めない、と考えていらっしゃる親さんもいると言うことです
状況が似ています。
発達障害の子に叩かれて教師から注意すると親は逆ギレ。
勝手に同志の内の一人だと思われ、支援学級に入れたら責める責める。
幸い?絶対に義務教育期間は普通学級に行かせ、高校も行けるように市に訴えるそうで、支援学級には絶対に行かせないそうなので、今は息子への暴力の心配はなくなりました。
きっぱりと言ってくれて良かった。
私もイヤです。
息子達は体の障害はありませんけど、発達が遅くにも関わらず、当初は普通学校に行かせていました(市と学校の方から発達は遅れてるが誤差の範囲、問題ないと太鼓判を押されました)。しかし勉強についていけず、途中から支援級に行ったらめきめきと良くなりました。
支援級に行かせて良かった。
こんな例もあると言うことで投稿しました☆
もし身体の障害があったら、私は迷わず支援級に行かせます。
伸ばせるなら支援級とか普通学級とか関係ない気がします。
ちなみに私自身は普通学級でついていけ無くて何度も泣きましたから。
支援学級の何がいやなんでしょうね?
思うところはありますが、コメントを差し控えます。
ちょっと今、本業が多忙でして、うかつなことを書いてしまいそうで
4月22日(月)インクルーシブ教育を求める川崎裁判傍聴・報告集会報告
http://dpi-japan.org/blog/workinggroup/education/4月22日(月)インクルーシブ教育を求める川崎裁/
そろそろ一審の判決が出るのかと思ったら、次回が6月3日(月)、次々回が7月8日(月)だそうです。判決までもう少しかかるようですね。この裁判は高裁、もしかしたら最高裁にいくかもしれません。
ただ、私はやはり違和感しかありません。活動をされている方には、受け入れる側、「地域の友だちと保護者、先生がどう思っているだろう」という視点がないように思いました。
ネットでは匿名ですからね、ある意味無責任に発言できますが
現実ではそうはいきません
なにがどのようにとらえられるかわからないし、「差別だ!」と言われるかわかりませんから。
ただ、正直、特別支援教育については、現場や地方教育委員会任せにされてる感はあります。
国がもっと「こういうことは公教育でやる!」「これは公教育では無理だから家庭でやれ!」って示して欲しいです。
「生徒の実態に合わせて適切に……」
文科省が使いそうな言葉ですが、これは要するに丸投げに近いと思っています
運動会では先生の華麗な車椅子さばきのおかげで大玉転がしまで参加。
保護者は学校と療育に送るだけで高見の見物的な。
歩行訓練も親は乗り気でないようでした。
参観日の工作で、こどもそっちのけで自分一人楽しんだり、学校行事に準備が終わった頃に夫婦で遅れて参加するのとかみると子供より自分のことしか考えてない、人を利用することしか考えてないと感じてしまいました。
あと、別の保護者は学童の役員を引き受け、高学年の出席者が少ないことや正式な規約がないのをいいことに自分に都合のいい規約を作りました。
私は、規約をすり抜けるような利用法を考えたので該当しない(でも規約をかえられては困るので教えない。)のですが、
特に、経済面で苦しい人やお迎えが遅い世帯、多子世帯に厳しい内容に、ドン引きしています。
ほかの方も仰ってましたが、彼ら彼女らは権利ばかり主張して、義務は免除してもらってるわけです。ほかの子供の機会損失になっていないか気を遣ってほしいし、ほかの困っている人には容赦ないなんてありえません。
支援学級は難しいです。
自分は、支援学級の担任はしたことありませんが、支援学級の授業は担当したことはあります。
どの程度が過保護で、またどの程度が配慮不足になるのか、ケースバイケース過ぎるのですよね……
こどもが公立小の特別支援級に通っています。
支援級の他の保護者や学校の過保護な対応に違和感を感じ、web検索していてたどりつきました。
>両親は「幼稚園では同年代の友達と接することで笑顔も増えた。大人の指導が中心の特別支援学校では地元の学校のような成長は望めない」と話しているそうです。
こんなこと、公の場でよく言えますね。
実際通っている児童、生徒、保護者、先生方に対して失礼です。
我が子がかわいいのは皆同じなのに、障害のある子は何でも許され、健常な子が過剰な負担をしたり、成長する機会を失っていいというのは違うと思います。(うちには健常な子もいます)
言えないだけで、みんな心のなかで不公平だと思ってる。
こんな逆差別的な状況は、結局こどもたちの純粋な友情を育む障害になるだろうし、学校という枠(利害)が外れたとき、障害のある子達が社会に溶け込む助けにはならないでしょう。
今すぐは難しいでしょうが、本当は保護者教育が必要ですね。
発達障害の生徒または所謂グレーゾーンの子は、おおむねクラスに2~3人程度いるというのが私の印象です。
数で見ると少数だと思われるかも知れませんが、1クラスの1割弱と思うと結構な数だと私は考えています。
障害の無い生徒と全く同じく扱えば「配慮に欠ける」と言われますし、過剰な配慮を行なえば「不公平だ、ひいきだ」と言われます。
そのさじ加減がとても難しく、現場は常に悩んでいます。
そもそも、ケースバイケース過ぎて明確な基準も作れませんしね。
障害のある生徒を受け入れなさい、と偉い人は言います。
それ自体に反論は無いのですが、それはすなわち従来業務に加えてさらなる仕事をしなさいと言うことです。
なのに教師の人員は増えません。
むしろ減っています。(頭数は変わりませんが、非正規雇用教師や定年退職をして再雇用された教師の割合が増えてきているので、戦力としては減です)
人手が増えないのに業務が拡大する……待っているのは仕事の質の低下です。
政府や文科省がその辺について動いてくれる気配は全くないので、保護者の皆様の中にこれについての意識が広がっていけばうれしく思います。
小3の娘と今春小学生になった息子が通う小学校で、発達障害の子がいるのですが息子に暴力ふるっていました。
ましたと過去形なのは、息子を9月から特別支援学級にいれたためです。
息子も発達障害で勉強についていくのは困難だと判断され、私も心配していたので特別?に9月から通えるようになりました。
ですが、そのこの子の親御さんに責められました。
なんか勝手に仲間意識みたいなのがあったそう。
子育てから逃げている、普通学級に行く事は~(よく覚えてません)まあとにかく、途中からそのような学級に入れるとは何事だと言う感じです。
もうぶちギレました。
あなたの息子さん、授業中もあちこち行って奇声を発して家の息子にいきなり暴力ともとれる行動を繰り返していた。
繰り返しそんな事があった。
私の息子は半年もあなたの息子さんの暴力暴力でしたが、これが大人同士ならお宅のお子さん、もう問答無用で警察に捕まってますよ!健常者として扱えって言うなら、それでもよろしいんですよね?
と言い返しましたらおし黙ってました。
過剰な権利ばかり要求しといて、都合が悪くなるとこの子には~って障害を楯にする。
こんな人が一番厄介です。
嫌すぎる。
現在、筆者は、中3を担当しており、進路指導が佳境を迎えております。
そのため多忙で、まともにブログを書けておりません。
また余裕ができたら、色々と書きたいと思いますので、よろしくお願いします。
低学年なんて、我を忘れて走る、騒いでしまうなんて日常的にあります。 呼吸器に向かってウッカリ子供が激突してきても、絶対に守ってくれる介護者や医療者が常時付き添ってくれるのでない限り、受け入れ難いと感じます。 担任の先生は、通常の業務があるので、介護者には含めないで欲しいです。
親の付き添いがあるとの主張ですが、それはあてにはなりません。 体調を崩したり亡くなることは誰でもあり得るので、親という代わりのいない立場ではダメです。 業務として介護を行うひとが必要です。
不十分な支援のまま、通常学級に入るようなことが万が一あれば、申し訳ないですが、我が子には近づかないように言い含めます。 差別と言われようと、加害者になるリスクよりマシですから。
私のように考える保護者は少なくないでしょうから、筆者さまが教師の立場からイヤですと仰るのも当然でしょう。 日々の世話と気配り、子供から不平等と思われれば不信感で学級が荒れ、保護者からの文句、差別云々で保護者同士の対立、考えただけで気が遠くなります。
それから、養護学校への通学の問題とありましたが、このケースのお子さんの地域は、迎えの車が出ます。 人口の多い市町村ですから、養護学校に行けば重度のお子さんへのケアは手厚いです。 そして、養護学校へ進むことを前提にしているため、普通の学校で対応する準備はありません。これを蹴って、普通学級に入れたいと言うならば、受け入れてくれる私立を探すべきです。 或いは、普通学級に介護者を置くなどの対応をしている市町村を探せば、あるのかもしれません。
個人的な感想な上記の通りですが、色んな視点、意見の相違があるものだなと、興味深く拝見しました。
教師の立場から書いて下さった筆者さまに感謝します。
本当は、普通学級でもそういう子が受け入れられるようになるのが一番なのかも知れませんが
現実とはかけ離れています
川崎市には公立幼稚園はありません。この子の住んでる所も私立幼稚園しかないので私立幼稚園の独断で入園付き添いをしたと思います。
同じ市民でも支援級に来られても困るなって思いもあります。支援級は障害によって先生の人数が決まるし、知的とかの子をメインで見てるので正直自分の子は支援級の先生がいても付いてこない事の方が多いです。一応交流の授業は少し覗きに来てはくれるみたいですがスグ行ってしまってます。
普通級に車椅子じゃなくバギーや器械持ち込まれたら他の子が躓いたりして反対に危ないと思ってます。
川崎は学校によっては凄い生徒数で朝、帰りはごった返し状態です。
養護学校はバスが出てるので反対に安全だと私は思ってます。県、市の教育委員の判断は間違ってないと思います。
川崎市には公立幼稚園はありません。この子の住んでる所も私立幼稚園しかないので私立幼稚園の独断で入園付き添いをしたと思います。
同じ市民でも支援級に来られても困るなって思いもあります。支援級は障害によって先生の人数が決まるし、知的とかの子をメインで見てるので正直自分の子は支援級の先生がいても付いてこない事の方が多いです。一応交流の授業は少し覗きに来てはくれるみたいですがスグ行ってしまってます。
普通級に車椅子じゃなくバギーや器械持ち込まれたら他の子が躓いたりして反対に危ないと思ってます。
川崎は学校によっては凄い生徒数で朝、帰りはごった返し状態です。
養護学校はバスが出てるので反対に安全だと私は思ってます。県、市の教育委員の判断は間違ってないと思います。
例えば、医療的措置は必要なくても車いすのお子さんが、支援学校ではなく支援級にいった場合、交流はわりとできますが、全身を使った運動などは、環境が整っていないのでできない、という状況になりやすいと思います。
今回のお子さんは、担当医師から「状態が安定しているので支援級相当」と診断されているらしいですね。それで保護者の方も地域に、との考えに背中を押されたのでしょう。
支援級なら、と考えるかもしれませんが、支援級というのは、その年の状況によるところが大きくて、年によっては普段からすべての子供を見るのに綱渡りのようなバタバタで、落ち着いて勉強どころじゃない日も多々あります。先生が欠勤されたりするとなおのこと。そのような状況を常に保護者に見られているのは支援級の先生にとっても学校責任者にとっても不都合でしょうね。通常級にしても発達障害の子や家庭環境に問題を抱えてる子がいて落ち着かなかったりで同じ。
今回のお子さんは、支援学校に行くのがお子さんにとっていいのかな、というのが個人的な意見です。ただ、地域の学校を希望しているのに、支援学校へ、と言われたことが保護者にとって、抵抗があるのかなと思います。なので、6年間と考えず、2年生まで、とか一定期間を設けて地域の小学校に通って、その後、もう一度どうするか判断する、っていうのが納得できるのかな…と思います。
裁判ではどう判断されるのか見守りたいですね。
もちろん、親さんの気持ちはわかります。
しかし、気持ちでは命の安全の保証はできんのです。
……という思いで、この教育委員会は拒否したと私は推察しております。
けれども、公立の小学校の正直教員のレベルが千差万別で、障害ある子ない子に関わらず、6年間で当たりの先生には、1度あたるくらいだと兄弟を通わせて実感しました。
校長先生にもよります。校長も自分の評価ばかり上げようとしている方と子供のことを第一に考える方といらっしゃいます。
幸い、うちの障害のある子は市内でもかなり恵まれていた小学校だったと思います。周りの子にもたくさん迷惑をかけましたが、優しい子もたくさん育てたと思っています。
小学校は6年間の間に子供が急成長します。幼稚園のような環境は低学年の間だけだと思いますが、親御さんの思いを汲んであげてほしいです。
あの、なんか大きな勘違いをされてますが、賛成だとは一度も書いたことないですよ?状況などの詳細が解らないので何とも言えないと書いたはずですが?
尊重することは、言う事をすべて聞き入れる事ではないです。そして意見が通らなかったが無視したにはなりません。ここは間違っておりません。
尊重することは、それに対して真摯に受け止めて判断する事だと思います。
私が申し上げたいのは、保護者側への誠実な説明があったのか、先入観であまり考慮しなかったのかが判断基準になるとの事です。ここを怠ってしまった場合は違法だと思います。
素人さんは和希くんは普通の学校に入るのに賛成なんですね。
そして保護者の意向を無視するのが違法って本気で言ってるんですか?学校は保護者のいいなりってことですか?
普通学級に入っても重度障害のために体育も掃除も係活動も免除されるでしょう。他の子は苦手でもやりたくなくても頑張らなければいけないのに。それは健常者差別じゃないですか?
他の子の親が「あの子は免除されてるんだからうちの子にもやらせるな」と言ったらその意見を尊重してやらせないってことですか?
他の子の親全員が「障害のある子とは違うクラスにしてくれ」と言ったら尊重するんですか?障害のある子一人だけのクラスを作るんですか?
そしたら「同じクラスの友達を作りたい」という意見は尊重されませんね。この場合はどうするんですか?
尊重する=言うことをきく ではありませんよ。また、意見が通らなかった=無視した というわけでもありません。
ていうかそんなにこの親が気になるなら教員免許と看護師免許取って和希くんの専属の友達となり教師となり看護師になればいいと思います。
その証拠としてわかりやすいのは、先日の芸能人りゅうちぇる氏の入れ墨の話でしょう。
一昔前なら、あんなことをやって周囲に見せびらかす大人はいなかったでしょうし、それに対する賛否両論も生まれなかったでしょう。
そのため、保護者の価値観も多様化しています。教育委員会や学校には、様々な意見や要望が寄せられ、相反するような複数の声が寄せられることも珍しくないです。
ですから、教育委員会や学校は、保護者の意向を受け入れることに慎重にならざるを得ない時代になったと言うことをご理解下さい。
ある保護者の意向を受け入れることは、他の保護者の意向に反する可能性は高いです。また、ある保護者の意向を受け入れたことにより、それが前例になり、他の保護者も「ならうちも」「ではうちの子も」となる可能性も高いのです。
わざわざコメントありがとうございます。
私も法律に関して議論するつもりはいないです。
ただ、保護者の意向を無視することは違法になることをお伝えしたかったです。
合法か違法かを判断するのは、裁判所です。
教育委員会の人は、あくまで自分たちの立場で判断をしただけですし、私はそれを支持する私見をネットで公開したに過ぎません。
例えば、万引きのような、素人でも合法か違法かを判断できるようなレベルの話では、これはもはやありません。
そして私は当ブログで法律の議論をするつもりはありません。
わざわざコメントして頂き、ありがとうございます。
この案件の一番ポイントとなるところは、
保護者の承諾をなしに就学先を決めたことに違法性はないのかという点だと思います。
「保護者の意向を最大限尊重する」ことは法律で決まっており、教育委員会がど「保護者の意向を最大限尊重する」ことを怠ったかどうかがポイントになると思うのです。
ようするに、保護者の承諾なしに就学先を決められたことは違法になる可能性はあると思うのです。
命の危険にさらすリスクがあるのかどうか、保護者への説明はきちんとできていたのかも関わってくると思います。
「出来ない」「ムリだ」「イヤだ」と決めつけていないかも問題になるんじゃないかと思います。
とにかく、詳細は解らないので、判断できませんが、もしも教育委員会が先入観からあまり考慮しないで強行した場合は違法だと思います。
別の場所から物を見ると、それが同じものであっても、違って見えることがあります。
今回の件は、まさにそれ。教育委員会の人間と、この子の保護者では、全く別な角度で物事を見ています。
そして私は、この判断を下した教育委員会の人間に近い角度で、この案件を見ているんだと思います。
教師として、命を危険にさらすリスクを負うようなことをするべきでは無いと思います。
そしてそれは、本人・保護者の気持ちよりも優先されると私は判断します。
また、本文でも書きましたが、生徒1人は40分の1に過ぎません。
1人の生徒およびその保護者の気持ちばかり汲むことは、できるかどうかは別としてやるべきことだとは思えません。
教育委員会の人間も、気持ちが理解できなかったわけでは無いと思いますよ。
気持ちを理解した上で、他とのバランスなどを総合的に考慮し、受け入れるわけには行かないと判断したのだと思います。
あとは司法の判断を待つしか無いと思います。
横ですが言わせてください。
私もど素人ですがこの生徒が支援学校がいいのか普通の学校がいいのかなんて考えるまでもありません。
「この両親の意見が子供を全く考えてないものだとは思えない」とのことですが、この親は自分の子供のことしか考えてませんよ。他にも子供はいるんですよ。
ちょっとぶつかっただけで死んでしまいそうな子が同じ教室にいて、意思疎通もできないのに仲良くしろとか無理があると思います。
それで遠巻きにしたらすぐ「差別だ」とか言われるんですよ。
お世話がかりにされる子が出てこないとも限りません。
「医療的ケアが必要な生徒の受け入れをしている学校は増えている」なら受け入れている学校に行けばいいんです。
あなたの言う保護者の気持ちってなんでしょうか。健常者の子にも保護者がいること忘れてませんか?
それに万が一この子が普通の学校に通えたとしても友達ができるとは限りません。外見の違いでいじめられることは「普通」にあるんです。能力が劣るだけでいじめられることもあるんです。
これは障害とか関係なくどこの学校にもあります。
和希くんの親は「障害があるから特別ではなく、障害があっても同じクラスにいたから友達だっていう、そういう普通の今まで自分たちが成長してきたものと同じものを与えてあげたいな」と言っていますが、同じクラスにいたから友達なら支援学校の子供でもいいはずです。
それをわざわざ訴訟まで起こして普通学級に入れる理由は、この親たちがそもそも障害のある子供を友達として受け入れてないからですよ。
一番差別してるのはこの親だと思います。
先生がスーパーヒーローではなく、許容範囲があるのはとても理解できました。
人間なのですから、そんなに何もかもできるはずないです。
私はド素人なので、この生徒が本当に支援学校が良いのか、通常の学校が良いのか判断しかねます。
医療に関してもド素人なので、命の危険に関してもどうなのか、さっぱり解りません。
ただね、先生にとっては、たくさんいる生徒の一人でも親にとってはかけがえなない子供なんだと思うのです。この両親の意見が子供を全く考えてないものだとは思えないです。
このニュースで一番の引っ掛かりは、就学拒事態よりも、強制的に支援学校に決められたことにあります。
これでは保護者が納得できないのは無理ないと思うのです。
医療的ケアが必要な生徒の受け入れをしている学校は増えていると聞いています。どこまで整えば良いのか解りませんが、前例がある以上、本当に無理だと言い切るのはいかがかとも思います。
とはいえ、状況が解らないので何とも言えません。
学校関係者、特に先生の負担が増えてしまうのは良くないと思います。
でも、保護者の気持ちもわかってあげてほしいなと思いました。
まず、医療的ケアが必要である場合と、必要で無い場合では、全く話の次元が異なると言うことをご理解下さい。
我々はまず何よりも、子どもたちの安全を確保しなければなりません。それが確保されていなければ、学びあいだとかアクティブラーニングだとか言ってる場合ではありません。
だからこそ、いじめの撲滅を目指さねばなりませんし、豊田市の熱中症案件のようなこともあってはなりません。
すみません話がそれました、戻します。
さて、「先生になった以上はどんな生徒も受け入れる気持ちを……」というご指摘について。
私が一番回避すべきだと考えるのは、「そのような気持ちを持って頑張ったけど、それが至らず、その子の安全が脅かされたり、その他様々な不幸がその子に降りかかってしまったりすること」です。
本文にも書きましたが、教師はスーパーヒーローではありません。ただの地方公務員です。できることとできないことがありますし、我々のできることはたいしたことないと私は考えています。
逆に、努力と生徒愛があれば何でもできる考えている教師がいれば、それは驕りだとおもいます。
というわけで、もしかしたらやりきれないかも知れないことを「がんばります!」と宣言することは、大きな無責任であり、子どもに対する責任放棄だと私は考えています。
もう一つ、一人受け入れてしまうと、それが前例になり、「ではうちの子も」「ならうちの子も」となり、しかもそれを受け入れなければならなくなり、学校現場がパンクする可能性があります。
本当に、学校がどんな子も受け入れられるようになるためには、圧倒的に教師が足りません。
というか、今も足りてません。だから未だにいじめは撲滅できず、この時期に自殺する子どもが出るのです。
ですから、この教育委員会の「現状ではこれ以上無理、受け入れられない」という判断は、残念ですが妥当と言わざるを得ないと思いますし
それを変えるには、教員定数のきまりを変える必要があると考えます。
(教員数は、生徒何人につき教師何人と法律で決まっています。
しかし、これはもう国家・地方自治体の財政の話であり、政治の話です。教育論の域を超えています。
先生として『イヤです』と思う気持ちは解ります。
どう考えても大変な気がしてなりません。
しかしながら、保護者と本人の気持ちはどうでしょうか?
そこをねじ伏せることは、『障害者差別』と判断されても仕方ないのではないでしょうか?
私は、息子が軽度の知的障害を持っておりますが、担任の先生は快く受け入れて頂きました。他の生徒も『困ったやつ』と思っているかもしれませんが、そこそこの良好な関係を持っております。もちろん、状況としては医療的ケアが必要ではないし、軽度のためそこそこの理解はあるので、生命の危険に関しては他の生徒とほとんど変わらない程度の配慮で大丈夫ではありすが、先生に拒否されていたら、とても悲しいです。
私も人間ですから、面倒な事は出来るだけしたくない気持ちはとてもわかりますが、先生になった以上はどんな生徒も受け入れる気持ちを持ってほしいと思います。もちろん、先生だけが全責任を負う必要はないと思います。校長先生や保護者など話し合って先生の負担も顕現できる方法を考えていく方が良いかと思います。ド素人意見でした。
コメントありがとうございます。
この記事を書いてから、私の予想以上に反響があり
色々と自分でも調べてみました。
私の勤務校から近いところ3つをチョイスして調べてみたのですが
多くの違いがあることに驚きました。
(何がどう違うのかを具体的に書くと長くなるのでやめておきますが)
同じ地域でもこれだけ違うって事は、地域が変わればかなりの差があるんだろうなと思うと
何だかなぁ、と思いました。
ちなみに、障害のある生徒(診断済み)といわゆるグレーの子が合わせて1割弱クラスにいるなってのが私の経験に基づく印象です。
文科省の調査はhttp://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/1328729.htmで、この調査と照らし合わせると私のイメージは結構良い線行ってるなと思います。
特殊教育が特別支援教育になり、インクルーシブの思想から、特別支援学校でない学校を開いていこう、という思想には反論はしませんけれども
一方で教職員の数はそこまで増えず、いまだに「40人学級には担任1人」は維持されています。
これはいずれ限界来ると思うんですよねぇ。
高3の息子も気切 胃瘻の医療ケアあるミオパチーで支援学校に通っております。
上で書かれていた通り、支援学校の通学バスには医ケアのある生徒の乗車は認められておりません。
なぜならうちの学校では通学バスの運行をアウトソーシングしているからです。
外部のただのバス会社に医ケアまで責任を持たせられないので当然だと私は考えております。
夏休みですら嫌なほど学校と友達が大好きな息子の為毎日送迎しております。
それに今は放課後デイが充実して重度のお子さんでも通所できますしね。
地域の公立学校の門が重度な子供達の為に開かれているのは まだ少数な地域でしょう。これから進んでいくのかもしれませんが、やはり特別な配慮が必要な生徒を準備の整っていない地域の学校に入れるのは私には抵抗があります。
提訴された地域も準備が整ってなかったのでしょう。その状態では御両親のゴリ押しにしか見えないのが正直な感想です。
今は何でも診断がつき普通学級にもグレーなお子さんがいらっしゃるでしょう
それだけでも先生方の心労をお察しいたしますのに、目の離せない呼吸器使用のお子さんまで体制が整っていない所で教えろと言うのは無茶だと私は考えます。
同じ難病だからこそご両親の考えに共感出来ず 思わず書き込んでしまいました。
ちなみに息子を車で送迎してますが、ガソリン代いただけるんですよ。
>>普通高校は合理的配慮が進み、息子が0点でも合格し進学した場合は、ナース、介助員、学習支援員が配置になります。
それだけの人と環境を新たに作るよりも、支援学校の通学を支援した方がずっと合理的だと思うのですが、できないそうです。
これは本当に理解に苦しみます。
私は特支学校に勤務したことはありません。
門外漢が特支学校について詳しく言及することは控えますが
システムの欠陥のように思えます。
校長が柔軟なのではなく特支学校まわりの制度が柔軟性を欠きすぎているように感じます。
今後改善されると良いなと思います。
どのような状況・条件であっても、私は否定はしません。
仮に否定をするのであれば、現場の教師ではなく、教育委員会がやることです。
本題に入ります。
繰り返しになりますが、私の今回の記事は、「普通学級への在籍を親が希望し、それが現実となった」という仮定のもとの話です。
特支学級在籍であり、特支学級担任のフォローがあれば、いくらでもやりようはあると思います。
というわけで、別にイヤだとは思いません。
というか、そのために特支学級は存在します。
それをイヤだと思ってしまってはいけないでしょうね。
ご心配いただきありがとうございます。
今息子は中学3年で
支援学校に進学したいですが、やっぱり通学支援がなくて
小学校に入学前と同じことを10年たっても悩んでいます。
そして
またまた、筆者様にはモンスター保護者と思われるでしょうが
一般高校の入試を考えています。
わが都道府県では定員割れの高校は、0点でも合格します。これは教委の方針です。
支援学校高等部の通学の支援がないならば、近所の普通学校を受験します、と表明しました。
普通高校は合理的配慮が進み、息子が0点でも合格し進学した場合は、ナース、介助員、学習支援員が配置になります。
それだけの人と環境を新たに作るよりも、支援学校の通学を支援した方がずっと合理的だと思うのですが、
できないそうです。
同じような子はたくさんいて息子だけを特別扱いすることはできす、全体を事業化するとなると何年も先になるとか。
硬直してます、支援学校の支援教育。
地域の小中学校は校長判断で柔軟に動けるのが魅力ですね。
高校も、近所の地域の高校に行くかも知れないです。
この記事の方がヤフーニュースに取り上げられてから、ヤフコメ欄が誹謗中傷の嵐で
そうじゃないのにな、という気持ちで過ごしてきました。
ヤフコメ民には子どももいない人もいるかも知れないし、不特定多数の人の意見です。
このブログは教師の方のブログなので
医療的ケアのある子の支援学校が支援してくれない実態など
現実を知っていただいた上て発信していただきたいな、と考えましてコメントさせていただいてます。
私の方は筆者さまの問いに答えましたので
再度質問させていただきますが
校長や支援担やナースや介助員のフォローを得ている体制において
重度の子が普通学校にいくことを否定なさいますか?
お医者様にまで紹介していただけるなんて、この記事の反響の大きさに、本当に驚いています。
繰り返しになりますが、この親が普通学級を望んでいるというのは
「障害があるから特別ではなく、障害があっても同じクラスにいたから友達だっていう、そういう普通の今まで自分たちが成長してきたものと同じものを与えてあげたいな」
「幼稚園では同年代の友達と接することで笑顔も増えた。大人の指導が中心の特別支援学校では地元の学校のような成長は望めない」
という記事の文言を根拠にした、私の推測に過ぎません。
その点をご承知おき下さい。
>>先生がいくら個人的に頑張っても、お給料は一緒ですよね?
特別支援学級の担任になると、地域にもよりますが、手当が付きます。
しかし、通常学級の担任にはありません。
また、我々の「がんばり」を客観的に数値で評価するシステムはありませんので
がんばりが給与・手当と関連することはありません。
ま、「やりたくない」と思っても、校長先生に「頼む」と言われたらやりますけれどもね。
貴重なご意見拝読させていただきましたが
記事の方のケースの場合、焦点は
「支援学校で受けられる教育とそうで無い学校で受けられる教育の差異」であり
貴方が大切だと主張される「保護者の負担」は焦点になっていないと思われます。
(記事の文言から読み取れる範囲では、ですが)
また、私の記事も、保護者が普通学級在籍を望んでおり、それが現実となった場合、という仮定の下で書いている文章です。
(本文にも書いたように、それは推測に過ぎないのですが)
貴方が挙げられているケースのような
・特別支援学級に在籍している
・特支担任と交流学級担任の連携が確立されている
・ナースや介助員が配備されており、教師以外の支援要員が充実している
という条件を満たしていない、というのもこの記事の前提です。
このズレをご理解下さい。
話は変わりまして
月11万の経済的負担についてですが
これについてはとても不思議に思いました。
ナースや介助員を雇うことができるのに、月11万のタクシー代を補助できないっていうのはなぜなのでしょうか……
まぁ、これは貴方に言っても仕方の無いことかなとも思いますが。
先生がいくら個人的に頑張っても、お給料は一緒ですよね?現場の裁量に任せられているのだったら、先生のような考え方の先生がいるのは当たり前だと思います。
子供にも人権がありますが、教師にも人権があります。「やりたくない」という正直な気持ちまで批判されるのなら、教師なんて誰もやりたくないでしょう。
人工呼吸器なので、ドライバーと見守りと2人がかりで通学。
さらに支援学校でも人工呼吸器など医療的ケアの度合いが高い人は、親の付き添いが必須となってます。
それができなければ訪問。
親がものすごい負担をして支援学校に通わせるか、学校に通うことを諦めるか、の二択を迫られるのですよ。
「学校」に通わせてやりたい、親が付き添うので近所の学校に行かせてもらえませんか?と、世に問う事がこんなに批判される事とは私には思えません。
ご質問の件、もし支援学校に通学支援があれば地域の学校を選択したかどうか、ですね。
小学校は地域を選択。
学校は支援学校に行かせたと
思います。
小学校入学前は体力がなくて、支援学校の下校時刻まで学校にいてから帰宅することが困難でした。
遠くの支援学校への通学時間がかかりますし。
通学支援が用意されたとしても、体力がない、とかは自己都合なので、早退して下校するなら親が毎日迎えに行かないといけない、となると思います、おそらく。
もう一つの理由は、小学校入学前に地域の学校の校長先生、支援学級リーダーの先生と信頼関係ができたことです。
まだ地域の学校、と決断できていない段階から息子の様子を知りたいので、学校に来て欲しい、と言われ、月一くらいで支援学級の活動時間に参加していました。
その時に先生がたと子どもたちの関わり方を観察させていただいて、魅力的に感じました。この支援学級のコミュニティに息子を入れてもらいたいな、と思いました。
ちなみに我が市の療育園、障害児通園施設では、就学前に支援学校と地域の小学校、両方を見学して進路決定することをすすめらます。
本人にどちらが向いているか、しつこいですが自力通学の場合、小さい兄弟がいたり経済的な家庭の事情も含めて考えて決めなくてはなりませんので。
我が市では、地域の小中学校でな全員が原学級に在籍します。その中で支援が必要な子は支援学級にも在籍します。
その子の状況により必要な支援が違うので、原学級と支援学級をいったり来たりしながら、クラスで過ごす割合も内容も、ひとりひとり違います。
コメントに書かれていた方がおられましたが、地域の小学校に行ったら100パーセントクラスで過ごさないといけない、そんなことはないです。
それだと息子だけでなく学校に行けない子がでてきてしまいますよ。
あくまで、ひとりひとりに合わせてしてますよ。
入学前にはどんなクラス、どんな担任の先生に当たるか分かりませんが、この支援担の先生がたにフォローしていただけたら大丈夫、と決心しました。
さらにナース配置も決定していましたので。
筆者様やコメントされてるみなさんのような?、支援学級のフォローが充分ではない学校、と事前に感じられたら、地域には行かせてなかった思います。
担任が給食もソコソコに介助に回る、とありましたが、息子の学校ではあり得ないことです。
クラス担任はクラス全体をみるのが責務ですから、息子の介助を日常してもらったことなんてないですよ。時間があるときには声をかけたり様子を見にきてくれる程度ですよ。
担任が日常の世話まで担ったら、重度の子と他の子と一緒にどう充実して過ごすかクラス運営を、考えてる暇もなくなってしまうでしょう、本末転倒ですね。
中学は支援学校を希望していました。
しかし、支援学校は6年たっても通学支援はしてくれず、息子も大きくなるにつれ呼吸の調子が良くなくて、体力的にも通学が厳しいのは変わりないです。
地域の中学に行く、と決めてからも
中学生になった友達と、中学で息子がどんな風に過ごすのかイメージ出来なくて
小学生のようにじゃれ合って仲良く、とはならないでしょうし
この選択でよかったのか非常に悩みました。
そんなときに、中学の先生が言ってくださったのですが、
息子くんが突然皆んなの前に現れる訳ではなく、小学校で6年一緒に過ごしてから中学に来るのだから、ふれあい方過ごし方はいくらでもやりようがあります、作っていけるのでお母さん大丈夫ですよ
中学も入学前に支援担任の先生を信頼して、お任せする、と決心がつきました。
ぶっちゃけ申し訳ないですがクラス担任よりも、支援担任の力量だと思います。
クラス担任も障害児専門ではないからこその、想像の斜め上をいく発想や意見をいただいて、とても面白い先生もいらっしゃいました。
通学支援がないから支援学校に行けなかったのですが、行けなかったら行けるところで、先生がたとよい関係でよい学校生活を送るようにするしかないのです、親としては。
よい出会いをたくさんいただいたと思っています。
コメントありがとうございます、
この記事を書いてから、いろいろな方からコメントをいただきき、案外自分のブログは読まれているんだなぁ、と驚きました。
応援ありがとうございます。
今後も過激なことを書くかも知れませんが、よろしくお願いします。
ご自身で思うことをこれからも書いて欲しいと思い、ブログランキングもポチッと押しました。ランキングのブロガーをみたら、学校の先生が少なく、評論家や塾の先生のような方がほとんどなんですね。貴重なブログだと思うので、更新を楽しみにしています。
登下校のためのコストですか。
正直、それは考えていませんでした。
勉強になりました。ありがとうございました。
ちなみに伺いたいのですが
もしも、そのタクシーを自治体が手配してくれるとしたら
あなたはどちらにお子さんをを入れたいですか?
我が市では、支援学校に行くか地域に行くかは
親が決めることです。
どんな障害がある子でも、我が市の子には就学通知が届いて、それに記入して
支援学校を希望する子は申し出る。
皆さん、ギリギリまで迷いますよ。
ウチの子には地域と支援学校、どっちがいいのかな、て。
医療的ケアの子には、通学バスもないのに
自力で連れていくしかないのに
あなたの子は支援学校に行きなさい、なんて
なんで決められなきゃ行けないのかな
それをおかしい、と感じる感覚が、周りに、ないのですね。
教育に携わってる、人にも。
残念。
我が市では普通のことが他の地域では普通でないのですね。
我が市では、学級担任がそこまでの負担を担うシステムではないです。
だから、先生のブログを読んですごく衝撃的でしたね。
もし来たら、すべて自分が背負わなくてはならない、前提の文章だったので
もしも⁇
重度の子の担任になったとして
教員である支援担がその子にほぼ着いて
ナース、介助員が黒子のようにフォローする
そのような状態でも
重度障害の子は地域に来てもらいたくないですか?
同じ日本で
来年は是非担任したい、といろんな先生に言ってもらえて
保護者の方からも、修学旅行どうするの?
一緒にいけたらいいよね、
と心配していただいて
すごく毎日充実して地域の学校に行ってる子もいるんですけどね。
重度障害児の担任は真っ平ごめん、というご意見読みました。
これほどまでに同じ日本で地域によって違いがあるのだな、と痛感いたしました。
息子は地域の普通小学校に入学、今は中学校に通っています。
それはなぜかというと支援学校が医療的ケアのある子の送迎をしないからです。医療的ケアのない子は通学バスがあるのですが、ある子は乗せてもらえず、保護者が自力で連れてきてください、と。親が連れてこれない子は、通学することができず、訪問籍になります。家に週2〜3回先生が訪問して90分授業をする、だけ。
そのように重度が故に支援学校に通えない子は年々増えています。
我が市は、そのような子の義務教育の通学を補償しています。
医療的ケアのある子も地域の小中学校で受け入れて
看護師、介助員、学習支援員を配置しています。
息子は原学級と支援学級を、体調に合わせて行き来して過ごしています。
原学級の担任はいますが、学校生活を主にコーディネートするのは支援学級担任です。
授業への参加の仕方や、行事の参加、支援担がすべて考えて原学級担任と連携をとり、保護者ともやりとりしていますよ。
重い障害の子が在籍することで、クラスメイトや担任に負担がかかるようなことは、こちらも望んでいませんので😅
学校として出来ること、出来ないこと、提示していただいていつも手探りですが、先生がたと保護者と一緒に学校生活をつくっています。
そして息子だけが特別に良くしてもらっている、という感じでもないです。
校区に児童養護施設があり、そこから通う生徒も支援学級に在籍しています。
障害名、診断はつかなくても、環境から極端に勉強が遅れている子や。情緒的に担任だけのフォローでは難しい子もいます。
支援が必要な子を支援するのが、支援学級。
そういうコンセプトが感じられます。
地域の学校で看護師や介助員をつけてもらっていても、支援学校にいくよりもずっとずっと、障害児ひとりあたりに付く予算は少ないです。
支援学校に行った方が教員の数もうんと多いし、手厚いです。
しかし、吸引のある子は送迎バスがないです。
タクシーで行くと月11万円が自己負担です。
あなたが親だったら
月11万円払って、しかも親が付き添って、働きにでることも出来なくても、支援学校に行きますか?
この記事のお子さんの状態なら、間違いなく、支援学校に、通学バスには乗れなくて、親が自力で連れて行かなくちゃいけないです。
人工呼吸器ならドライバーと、様子を見る人と二人ががりです。
そんなの、毎日出来ますか?
連れて来られないから、支援学校から、訪問籍で、と言われます。
私はそれが受け入れがたく、毎日通える学校がいい、と、地域の学校に相談を重ねて看護師配置になりました。
重い障害の子は地域に来るな、と言うなら、支援学校の方が重度の子も通学出来るように、ちゃんと受け入れシステム対応して欲しいです。支援学校が、断るんですよ、重度だら無理です、て。何のための、何を支援する学校なんでしょうね?
ここ10年くらい医療的ケアの子が増えたことに、支援学校が対応できてないんですよ。
そして、地域の学校の先生がた、支援学校のそういう実態を知らなすぎ。支援学校なら全部してくれるイメージ、持ってるみたいですが、現実は違います。
我が市では、障害が重いゆえに支援学校に通えなくて地域の学校に行ってる子がいます。
この実態を知っていただいたいです。
コメントありがとうございます。
そうですね、課題や授業への取り組みももめ事の種になるでしょう。
宿題ができなくてもしょうがないと教師が言ったり、授業でできないことがあってもそれを許容したりした場合
学級の他の児童の理解を得るのは難しいでしょう。
特に小学校ですからね。
普通学級に在籍する以上、「障害があるんだからできなくても仕方が無い」という理屈も、全くとは言いませんがあまり通用しないでしょう。
というか、通用させてしまったら、教師は他の児童の不信を買い、大げさなこと言うと学級崩壊につながりかねません。
コメントは大歓迎です。
私は現職の教師ですが、残念ながら、公の立場として声を上げたところで
何も変わらないし、私の立場が悪くなるだけです。
私のブログを見て、現在の教育に関して、少しでも興味や疑問を持っていただければ、幸いです。
長男はちょっとやんちゃで、友達と喧嘩したことが、低学年の時に何回かありました。我が子が怪我をしたときもありますし、恥ずかしながら、怪我をさせたときもあります。その度に、身をえぐられるような思いをしました。
でも、もしその相手が、医療的ケアが必要な子だったらと考えると、ゾッとします。謝っても謝りきれない状況になったら、怖くてたまりません。
また、我が子達を見ていて、普通学級って支援学級では、宿題の量と強制具合がだいぶ異なるなと思いました。
長男は毎日ドリルを繰返し繰返しして、期限まで厳しくあります。普通学級に通うってことは、特別な対応されることは望まないってことですよね。失礼ですが、そんなドリルとかを出来る状態ではないように思われました。
次男は軽度の発達障害もありますが、身体にも少し疾患があります。それでも小学校には毎日楽しく通ってますし、勉強も彼なりにがんばっていると思います。もし、無理して普通学級に入れていたら、彼は劣等感ばかりになっていまかもしれません。
素人が先生相手にコメントをさせていただくのは、大変気が引けるんですが、あまりに共感したので、投稿者させていただきました。
是非もう一度この親御さんには考え直して欲しいです。
コメントありがとうございます。
学校に来られるか来られないかで言ったら、多分可能だと思います。
しかし、それを実現するためには多大な労力・人手が必要ですし、何より教室に常に誰かの保護者がいるという、他の子にとっては極めて異常な状況を作り出してしまいます。
そこまでするべきか?という話でしょうね。
教育委員会は、そこまでするべきではないと判断しました。
さて、裁判所はどうでしょうか。
無理でしょ!
小学生は幼稚園児よりも動きが激しいから一緒に勉強するのは無理じゃないの?
第一、寝たきりの子と遊びたいと思う同級生っているのかね?
...というのが素人の私の感想です。
この親、普通の神経じゃないと思います。
コメントありがとうございます。
「普通の今まで自分たちが成長してきたものと同じものを与えてあげたい」
と親は言っているようですが
自分たちの生い立ちと子どもの生い立ちは一緒ではないだろうに……と私は思っています。
それでも、裁判を起こすほどですから、この保護者の方の決意は固く、変わることはないでしょうね。
あとは裁判所次第です。
コメントありがとうございます。
>>いっしょにする行事には、支援が必要な自分のクラスの子どもたち(27人のクラスに、学習や情緒に気になる子は4人はいました)を横において、受けられる支援を後回しにして、一番重度の児童を優先して取り組みました。
私は、結局これがイヤなのですよ。
できるかできないかではなくて、公立学校の1人の学級担任として、やるべきだとは思えないのです。
重度障害の子がクラスに入れば、当然メリットとデメリットが生じます。
親の立場ならそのメリットを主張して当然で、それを否定するつもりはありませんが
私は担任の立場なら、クラスに生じるデメリットの方が大きいと感じますし
きっとここの教育委員会も私と同様の判断をしたから特別支援学校が適切という判断を下したのでしょう。
私はいつも自分のところの教育委員会を批判ばかりしていますが、ここの教育委員会は勇気を持ってよくNGを出してくれたなと思います。
あとは、裁判所がどう判断するかですね。
裁判官は教育現場の者ではありません。
彼らは淡々と、障害者差別解消法と照らし合わせるだけでしょうから。
その上で冷静に長期的な視点で、本当に我が子に必要なことを探してもらえたら嬉しいと思います。
長時間同じ空間にいることだけが幸せのかたちではないはずです。
また、特別支援学校にもお友だちになれるはずの子どもたちがたくさんいることを忘れないでほしいです。
私も、ここまで重度の障害をお持ちのお子さんを自分の学級で預かるのは…正直、荷が重いです。
以前、クラスにバギーに乗り、トイレ、食事など全てに介助が必要な児童が在籍していたことがありました。(支援学級在籍。私は、交流の担任)
一学期は保護者の付き添いが常。
支援学級担任がマンツーマンでついている。(一人学級)
それでも、給食はゆっくり食べられませんでした。
かきこむように食べて介助に回ります。
校外学習、プール、運動会のリレー、音楽会、参観日…。
いっしょにする行事には、支援が必要な自分のクラスの子どもたち(27人のクラスに、学習や情緒に気になる子は4人はいました)を横において、受けられる支援を後回しにして、一番重度の児童を優先して取り組みました。
大変でした。
子どもたちは、学ぶことも多くありました。
大変だったけど、教師の情熱と根性、子どもたちの我慢で乗り切った一年生…。
でも二年生からは支援学校に転学されました。
大変だったけど、別れはとても寂しく、何なんだったんだ、この一年は?!お試し?!と思いましたが、支援学校を選択した保護者に少し感謝しました。
この横浜のお子さんは、その子よりもさらに重度に見えます。
インクルーシブ教育の観点から見ても、合意形成が難しいと思います。できる支援は当たり前のようにしますが、できない支援もきちんと提示し、合意形成できなければ入学するのは難しいと思います。
保護者の思いが強いほど、学校、委員会との温度差は大きくなり、入学できたとしてもしんどそうですね。