先日、こんなことがありました。
休み時間に、ある女子生徒が私のところに寄ってきて
手を差し出してきたのです。
そして
「先生、私の手の上に、手を載せて下さい!」
と言ってきました。
よく分からなかったのですが、悪意は無さそうだったので、手を載せると
「きゃー、先生はMなんですね!!!」
などと言いだし、笑いが起こったのです。
どうやら、手の置き方によって、その人がS気質なのかM気質なのかが分かるという、一種の心理テストだったそうです。
この話、基本的には、ただのおっさん教師と生徒のほほえましいじゃれあいです。
このような心理テストのようなものは、昔から子どもの間で良く行なわれています。
花占いなんかも、そうですよね。
学校のルールに抵触せず、お金をかけず、盛り上がれる。
その心理テストや占いの信憑性は、問題では無いのです。
そのような形でSかMかをはかられたことに腹は立てたわけではありません。
子どもたちが堂々とSだのMだの言ってることに、私は違和感を感じたのです。
私の認識としては、SだのMだのというのは、SMプレイの話であり
セックスの1つの形態という認識なのです。
すなわち、SだのMだのと話をするのは、セックスの話をしていると私はとらえてしまうのですが
子どもたちは、当然そんなことは思っていません。
Sは、ただの友人をイジるのが好きな奴
Mは、ただの友人からイジられるのが好きな奴
程度の認識なのでしょう。
「SMなんて、本来は、いかがわしい言葉だから、教室ではふさわしくありません」
なんて言うと、下手したらSMプレイとは何かを説明するハメになり、一歩間違えたらセクハラになるので
その場ではスルーしました。
何かの機会に、この子達の親が指導してくれれば、それでいい、と思ったのです。
その翌日。
また別の女子生徒が、日記に下記のような主旨のことを書いてきました。
・クラスではやっているSM診断を、母にもやってみた
・そしたらお母さんはMだとわかった
・先生は、昨日Mだと言われたけど、感想は?
まじか、最近の親は、我が娘がSだのMだの言っていても、注意しないのか。
と、驚きました。
これと似たような話に、JC、JKという単語の話があります。
これらはもともと、援助交際をネットで募集する際に使用される、隠語でした。
要するに
私は女子中学生ですが援交してください
なんて書くと、すぐに通報されるので、JCという単語でごまかしていたわけです。
もはやJCの意味が広く知れ渡りすぎて、隠語として機能しなくなったのですが
この単語が市民権を得すぎていて、私は強い違和感を感じます。
もともと、援交募集で使われていた、下品な単語ですよ?
それが、今では、そこら中でだれもが、普通の略語として使用している。
言葉の意味は、時代とともに変わりうるというのは承知しているつもりですが、それでもおかしいと感じてしまいます。
このようなことに違和感を覚えるのは、私がおっさんだからでしょうか……
休み時間に、ある女子生徒が私のところに寄ってきて
手を差し出してきたのです。
そして
「先生、私の手の上に、手を載せて下さい!」
と言ってきました。
よく分からなかったのですが、悪意は無さそうだったので、手を載せると
「きゃー、先生はMなんですね!!!」
などと言いだし、笑いが起こったのです。
どうやら、手の置き方によって、その人がS気質なのかM気質なのかが分かるという、一種の心理テストだったそうです。
この話、基本的には、ただのおっさん教師と生徒のほほえましいじゃれあいです。
このような心理テストのようなものは、昔から子どもの間で良く行なわれています。
花占いなんかも、そうですよね。
学校のルールに抵触せず、お金をかけず、盛り上がれる。
その心理テストや占いの信憑性は、問題では無いのです。
そのような形でSかMかをはかられたことに腹は立てたわけではありません。
子どもたちが堂々とSだのMだの言ってることに、私は違和感を感じたのです。
私の認識としては、SだのMだのというのは、SMプレイの話であり
セックスの1つの形態という認識なのです。
すなわち、SだのMだのと話をするのは、セックスの話をしていると私はとらえてしまうのですが
子どもたちは、当然そんなことは思っていません。
Sは、ただの友人をイジるのが好きな奴
Mは、ただの友人からイジられるのが好きな奴
程度の認識なのでしょう。
「SMなんて、本来は、いかがわしい言葉だから、教室ではふさわしくありません」
なんて言うと、下手したらSMプレイとは何かを説明するハメになり、一歩間違えたらセクハラになるので
その場ではスルーしました。
何かの機会に、この子達の親が指導してくれれば、それでいい、と思ったのです。
その翌日。
また別の女子生徒が、日記に下記のような主旨のことを書いてきました。
・クラスではやっているSM診断を、母にもやってみた
・そしたらお母さんはMだとわかった
・先生は、昨日Mだと言われたけど、感想は?
まじか、最近の親は、我が娘がSだのMだの言っていても、注意しないのか。
と、驚きました。
これと似たような話に、JC、JKという単語の話があります。
これらはもともと、援助交際をネットで募集する際に使用される、隠語でした。
要するに
私は女子中学生ですが援交してください
なんて書くと、すぐに通報されるので、JCという単語でごまかしていたわけです。
もはやJCの意味が広く知れ渡りすぎて、隠語として機能しなくなったのですが
この単語が市民権を得すぎていて、私は強い違和感を感じます。
もともと、援交募集で使われていた、下品な単語ですよ?
それが、今では、そこら中でだれもが、普通の略語として使用している。
言葉の意味は、時代とともに変わりうるというのは承知しているつもりですが、それでもおかしいと感じてしまいます。
このようなことに違和感を覚えるのは、私がおっさんだからでしょうか……