名無しの教師の日誌

ある公立中学校教師の教育私論と日記です。

健康のための禁煙促進という迫害

2017-09-09 22:15:20 | 日記(その他)
「子どもいる家は禁煙」条例 都民ファ、9月提出へ

小池百合子・東京都知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」は3日、子どもの受動喫煙を防ぐための条例案を9月開会の都議会に提出する方針を明らかにした。子どもがいる自宅や自家用車の中、通学路などでの禁煙について、罰則規定を設けず、努力義務を課す案を検討中だという。(後略)
http://www.asahi.com/articles/ASK8366XPK83UTIL04J.htmlより)



まず、公園や公民館など、公共の場所ならともかく

一般の飲食店や自宅、自家用車内までも法で縛ろうという発想が納得できない。

他の政治不満から大衆の気をそらすために、弾圧しやすい少数派たる喫煙者を迫害しているだけではないか。



次に、LGBTなど、少数派の権利も守っていこうという社会的な流れのなか、喫煙者だけは

「ニコチンには依存症があるから」「副流煙が有害だから」と理由をつけて、排斥するのがさも正義みたいな考えが、個人的には気にくわない



本当にたばこが排除されるべき人類の敵なら、禁煙の促進では無くて、覚醒剤のようにそもそも存在や所持自体を非合法化するべきなのだ。

それができないなら、分煙の促進で良いし、プライベート空間にまで行政が口出しすることでは無い。



私は東京都民ではないから、東京都の条例には無関係……とは言ってられない。

なぜなら、東京は我が国の首都だからだ。

ただの一地方自治体では無いのである。



これを題材に道徳の授業でもやってみようかしら……とちょびっとだけ思ったけど、リスキーな割に学習効果は小さそうなので、やめときます。

この記事は、一市民のつぶやきだと思って下さい。



最後に、ある詩を紹介して終わります。

戦後に多少の改変があった詩のようですが、それは重要では無いと自分は考えます。



ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから

そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった




私はたばこを吸いませんし、吸ったこともありませんが

いつの間にか規制だらけの息苦しい社会になるのもいやなので、喫煙者を擁護し続けます。

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