某社の数学の教科書の、別冊資料集のようなものがふと目にとまりました。
その1ページがこれです。
いやおかしいでしょこれ。
そもそも、このデータから、2点を取り、一次関数として見なすってところに無理があると思いませんか?
西暦をx年、タイムをy秒として、xとyの関係を表す式が示されていますが
これ、一次関数をちゃんと習得した生徒は、こう思いますよ。
「先生、それでは、そのうちタイムが負になりませんか?」
その通り。
ちなみに、私もギャグで計算してみましたが
この式が普遍的に成立するなら
人類は西暦2700年には時速346kmで走れるようになり
西暦2800年には、-0.21秒で100mを走れるようになるという訳のわからない事態が発生します。
感想のところにちらっと
「いつまでも記録が良くなり続けるとは思えない」って書いてあるけれども
そもそも前提が怪しいことをやらせて、こんな感想を持たせることに意味があるのでしょうか?
と、今日、数学の授業をのぞいて、私は感じました。
結局、強引に数学と実生活に関連性を持たせて、教科書を作ろうとした結果がこれなのでは無いでしょうか。
そもそも、数学って、抽象的なことを扱う学問だと思います。
数学の活用を学校でやらせたいのなら、むしろ物理をやらせた方が良い気がしますが……
その1ページがこれです。
いやおかしいでしょこれ。
そもそも、このデータから、2点を取り、一次関数として見なすってところに無理があると思いませんか?
西暦をx年、タイムをy秒として、xとyの関係を表す式が示されていますが
これ、一次関数をちゃんと習得した生徒は、こう思いますよ。
「先生、それでは、そのうちタイムが負になりませんか?」
その通り。
ちなみに、私もギャグで計算してみましたが
この式が普遍的に成立するなら
人類は西暦2700年には時速346kmで走れるようになり
西暦2800年には、-0.21秒で100mを走れるようになるという訳のわからない事態が発生します。
感想のところにちらっと
「いつまでも記録が良くなり続けるとは思えない」って書いてあるけれども
そもそも前提が怪しいことをやらせて、こんな感想を持たせることに意味があるのでしょうか?
と、今日、数学の授業をのぞいて、私は感じました。
結局、強引に数学と実生活に関連性を持たせて、教科書を作ろうとした結果がこれなのでは無いでしょうか。
そもそも、数学って、抽象的なことを扱う学問だと思います。
数学の活用を学校でやらせたいのなら、むしろ物理をやらせた方が良い気がしますが……