名無しの教師の日誌

ある公立中学校教師の教育私論と日記です。

阪大の次は京大

2018-02-04 00:11:36 | 日記(学校)
阪大に続き、京大でも、入試の作問に不備があったということが明らかになりました。

さて、これを、大学職員の怠慢ととらえるか、システムの問題ととらえるかですが……

私は、後者だと思います。



そもそも、大学の先生は、研究者であり教師ではありません。

中には持っている人もいるでしょうが、基本的には、教員免許も持っていないでしょうし

高校で指導する内容と、大学で学ぶ内容には、ギャップがあります。

例えば、高校化学では、原子の構造を、原子核の周りを電子が回っていると理解しますが

大学ではオービタルで考えるはずです。

要するに、大学の先生に、専門外のことをやらせているのだから、ミスが生じるリスクが生まれるのは当然、ということです。



きっと、昔からあったことだと思います。

ただ、昔は騒ぎにならなかっただけなのではないでしょうか。

高度に情報化が進んだ現在では

「この問題おかしいんじゃ無いか?」
「あなたもそう思う?実は私もおかしいと思っていたんだ」

というやりとりがとても簡単で、情報が共鳴しやすく、騒ぎになったというだけな気がします。



で、私はこれ実はビジネスチャンスだと思うのです。

つまり、高校での指導内容に精通した人間が、大学の依頼を受けて、問題のチェックをするのです。

そのチェック業は、あらたなビジネスニーズじゃ無いでしょうか。

元予備校講師なんて肩書きの人たちがチェックを請け負えば、このような不幸な事件は今後起きなくなると思いますよ。


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