名無しの教師の日誌

ある公立中学校教師の教育私論と日記です。

マジ卍

2018-01-12 23:32:49 | 日記(学校)
最近、子どもたちの間に「卍」がはやっている。

マジ卍……

おじさんはマジわからんよ。



生徒と教師がやる交換日記みたいなのがあるじゃ無いですか。

あれで生徒が

「マジ卍でした」

と書いてきたんです。

で、私は

これどういう意味?

と聞いたら

「説明できません」

という。



インターネットで調べてみたら

女子高生たちに実際の使い方を根掘り葉掘り聞いたのですが「だから、意味なんてないの。あるのは感情だよ」と返されて、しびれました。

――「あるのは感情だよ」……!かっこよすぎる!

谷口:情報量がものすごく多い上にやりとりのスピードが速い。多分、テンポよく超高速で掛け合いをしていくこと自体に意味があるのだと思います。会話を聞いていると外国語みたいに感じました。

だそうです。

詳細は引用元(https://www.buzzfeed.com/jp/harunayamazaki/jk-line?utm_term=.wyXqRNQb8#.rexrQpR9G)をどうぞ。

恐るべしティーン語。



私は、教室の背面黒板を、かなり自由に生徒に使わせています。

もちろん、落書きとかはダメだが

生徒が私に何も言わずに、建設的な提案や、「こんなことに気をつけよう」みたいなことを書いたら

「勝手に使うな」

ではなくて

「良く気がついてみんなに声をかけてくれたね」

と、私の学級ではなるのです。



そんな私のクラスでもついに

「来週のテスト、みんなで頑張ろう卍」

と書かれてしまいました。

前向きな言葉だし……ダメとは言いにくい。

もう、ハーケンクロイツじゃないからいいか、って思うことにします。


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2 コメント

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こんばんは。 (うき)
2018-01-13 00:28:09
はじめまして。「雪華便り」のうきです。

私のブログを読者投稿して下さりありがとうございます(*^^*)

こんな博学な方に登録して頂き、嬉しいのですが、お楽しみ頂ける記事があるのかどうか心配しております;

こちらのブログ、いつも楽しみにしています。
いつも遅くまで、お仕事お疲れ様です。

今日の話を読み、そういえば、日本人は昔から無意味ながらに音を楽しむ言葉が好きだなと思いました。

江戸時代に流行ったと言う「驚き、桃の木、山椒の木」も、そうですよね(*^^*)

「意味のないことを使うな!」という方もおられるでひれるでしょうが、そもそもの日本人のDNAが音に敏感なので無意味でも音を楽しむ種族なのだから、それはそれで個性であると思います。

でも、先生のクラスの子どもたちは幸せですね(*^^*)これだけ理解のある先生に見守られて、いいなあと思います。
身体にはくれぐれもお気をつけ下さいね。
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Unknown (筆者)
2018-01-13 13:52:17
コメントありがとうございます。
いつも面白い漫画だと思いながら拝読しております。
そんな自覚は無いのですが、そう言っていただけるとうれしいです。

確かに、無意味な音が好きな国民性かも知れません。
お笑い芸人のギャグも、「それどういう意味?」と聞いたらしらけてしまいます。
志村けんのアイーン。アイーンはアイーンであり、その意味を追求するのは無意味ですね。
卍は感嘆記号みたいなものだと思うことにします。

ありがとうございます。こちらこそよろしくお願いします。
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