いじめ放置した教員は「懲戒」…改正法案提出へ

いじめ放置した教員は「懲戒」…改正法案提出へ

いじめを放置した教職員を懲戒処分の対象とすると明記した議員立法「いじめ防止対策推進法改正案」が、２８日召集の通常国会に提出される。与野党の賛成多数で可決、成立する見通しだ。
改正案は、自民、公明、立憲民主、共産各党など超党派による「いじめ防止対策推進法に関する勉強会」（座長＝馳浩・元文部科学相）が近く取りまとめる。いじめ防止の強化、徹底が最大の狙いだ。
条文の素案では、いじめ防止対策を「学習指導等と等しく重要な事務」と明記。いじめ防止を教職員の義務と位置付けた。現行でも、いじめをめぐり教職員の悪質な対応があれば、教育委員会などが認定し、地方公務員法に基づき処分している。いじめの放置や助長などが処分対象になると明示することで、「いじめ問題に関心が薄いケースが多い」との指摘もある教職員の意識改革を促す狙いがある。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190126-OYT1T50055.html?from=ytop_main2より引用



だそうです。

もちろん、いじめは許してはなりませんし、いじめの放置もあってはならないことですが

教員の多忙化がこれほど話題になり、教員のオーバーワークをどうにかせにゃならんという流れになってきているのに

それを解決する前に、さらに教員の仕事の難易度を上げようっていうのですか？と言いたいですね。


例えば、部活動を教員の指導から切り離し、よりいじめや学級指導に力を入れられるような環境を作るとか

事務職員を増員して、授業準備により多くの時間を割けるようにするとか

そういうことをした上で、「いじめ放置は許さない」とこのような法案を提出いただきたい。

というのが一人の現場教師としての意見。

現実は、部活動問題は抜本的解決には至れそうもない「ガイドライン」が示されたり、外部コーチが少し導入される程度であり

事務職員や教員は増えず「地域人材の活用」という名の無償労働でどうにかしようという残念さ。

これではより「教員なんてやってられるか」となり、良い人材が教員を目指さなくなるでしょう。



こんな多忙な状況で、いじめを放置したら懲戒処分を受ける……

どの程度で「放置」と認定されるのか、この新聞記事ではなんとも言えませんが

今後のいじめ指導は、生徒指導ではなくて

いじめを認知したら、被害生徒の親にすぐに連絡して

「被害届を提出して下さい」

になる気がしてならないです。

悲観的すぎでしょうか。



みなさんは、この法案に賛成ですか？反対ですか？あなたの意見を教えて下さい。



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