仕事で必要な物を経費で買う。
誰もが行っていることです。
一方で、様々な事情で自腹を切る羽目になってしまうことも、あるでしょう。
今日は、教員を目指している大学生には知っておいて欲しい、学校の予算執行と教師の自腹切りについてのお話です。
なお、この記事における学校とは、公立の小中学校を指します。
学校は税金でまかなわれている部分が大きいです。
公金とも呼びますね。
もちろん、全額ではありません。
例えば、修学旅行費、集金されるでしょう?
つまり、修学旅行の費用は、税金ではありません。
まぁ、この話は今日の本題では無いので、この程度にしておきます。
やはり、公金を動かすのは、表現は悪いですが、面倒です。
それに学校の総予算は少ないですからね。
精選する必要があるのです。
「これが必要だから、いくら使わせてくれ!」と申請してから、OKが出るまで、結構時間がかかります。
これが、予算が潤沢だったら、ポンポンOKが出るのかも知れませんが……そんな学校、無いと思います。
自分たちの不幸自慢みたいになってしまうかも知れませんが
最近、メディアとかでよく取り上げられていますが
部活動指導が終わって、なんやかんややっていたらもう18時半。
そこから色々な事務仕事や学級のこと、等々やっていると、どうしても、授業の準備は直前とかになってしまいます。
例えば、私は理科教師ですが
明日の実験で、アルミホイルが必要だとしましょう。
アルミホイルくらいあるだろう、そう思っていて
色々忙しくて、その確認が、前日の夜になってしまった。
そして、前日夜にアルミホイルが十分でないことに気がついてしまった……
完全に、自腹コースです。
自分の財布でとりあえず立て替えて、領収書を提出して後から請求する……
これ、無理です。
正規のプロセスだと
何かを買いたいと思う
→見積もりを出す
→見積もりを元に、検討の後、決済をもらう
→市役所が指定または推奨する業者を通して、購入する
(これは、そうでない地域もあるでしょう)
となります。
それに、この正規のプロセスを踏んだ場合、OKがもらえるか?という問題も生じます。
というわけで、そうゆう少額の物は、ポンポン自腹を切っていく感じになります。
これは、全国どこの学校も同じなのでは無いでしょうか?
以下は完全に私の思い出話ですが
私が新任の時、色々と忙しく、明日の実験で使う備品の確認が夜の9時くらいになってしまった。
それから、アルミホイルが無いことに気づき、夜の23時くらいにコンビニへ。
ドラックストアとかはもう閉まっていて、コンビニが最初で最後の砦。
コンビニに行くと、無い……
棚に物は無くても、値段の表示はある。
裏に在庫は無いか、とオーナー店長さんに聞いてみると
「無いけど、先生大変そうだから、これやるよ、もって行きな」
(いつも使っているコンビニだったから、この人は私が教師だと知っている)
と、ホットスナック調理用の、アルミホイルを1つ丸ごと渡してくれたあの優しさ。心にしみました。
例えば、1年あたり数千円でいいから、事後請求が許される、授業者の自由な裁量で動かせる予算が欲しいです。
でも、それが実現することはないだろうなぁ。
こうゆう状況が健全だとは思いませんけれど、現実でもあります。
今日の話を聞いて、これを受け入れられない学生さんは、教師目指すのたぶんやめた方が良いです。
学校とは保守的な職場です。そう簡単には変わらないですから。
誰もが行っていることです。
一方で、様々な事情で自腹を切る羽目になってしまうことも、あるでしょう。
今日は、教員を目指している大学生には知っておいて欲しい、学校の予算執行と教師の自腹切りについてのお話です。
なお、この記事における学校とは、公立の小中学校を指します。
学校は税金でまかなわれている部分が大きいです。
公金とも呼びますね。
もちろん、全額ではありません。
例えば、修学旅行費、集金されるでしょう?
つまり、修学旅行の費用は、税金ではありません。
まぁ、この話は今日の本題では無いので、この程度にしておきます。
やはり、公金を動かすのは、表現は悪いですが、面倒です。
それに学校の総予算は少ないですからね。
精選する必要があるのです。
「これが必要だから、いくら使わせてくれ!」と申請してから、OKが出るまで、結構時間がかかります。
これが、予算が潤沢だったら、ポンポンOKが出るのかも知れませんが……そんな学校、無いと思います。
自分たちの不幸自慢みたいになってしまうかも知れませんが
最近、メディアとかでよく取り上げられていますが
部活動指導が終わって、なんやかんややっていたらもう18時半。
そこから色々な事務仕事や学級のこと、等々やっていると、どうしても、授業の準備は直前とかになってしまいます。
例えば、私は理科教師ですが
明日の実験で、アルミホイルが必要だとしましょう。
アルミホイルくらいあるだろう、そう思っていて
色々忙しくて、その確認が、前日の夜になってしまった。
そして、前日夜にアルミホイルが十分でないことに気がついてしまった……
完全に、自腹コースです。
自分の財布でとりあえず立て替えて、領収書を提出して後から請求する……
これ、無理です。
正規のプロセスだと
何かを買いたいと思う
→見積もりを出す
→見積もりを元に、検討の後、決済をもらう
→市役所が指定または推奨する業者を通して、購入する
(これは、そうでない地域もあるでしょう)
となります。
それに、この正規のプロセスを踏んだ場合、OKがもらえるか?という問題も生じます。
というわけで、そうゆう少額の物は、ポンポン自腹を切っていく感じになります。
これは、全国どこの学校も同じなのでは無いでしょうか?
以下は完全に私の思い出話ですが
私が新任の時、色々と忙しく、明日の実験で使う備品の確認が夜の9時くらいになってしまった。
それから、アルミホイルが無いことに気づき、夜の23時くらいにコンビニへ。
ドラックストアとかはもう閉まっていて、コンビニが最初で最後の砦。
コンビニに行くと、無い……
棚に物は無くても、値段の表示はある。
裏に在庫は無いか、とオーナー店長さんに聞いてみると
「無いけど、先生大変そうだから、これやるよ、もって行きな」
(いつも使っているコンビニだったから、この人は私が教師だと知っている)
と、ホットスナック調理用の、アルミホイルを1つ丸ごと渡してくれたあの優しさ。心にしみました。
例えば、1年あたり数千円でいいから、事後請求が許される、授業者の自由な裁量で動かせる予算が欲しいです。
でも、それが実現することはないだろうなぁ。
こうゆう状況が健全だとは思いませんけれど、現実でもあります。
今日の話を聞いて、これを受け入れられない学生さんは、教師目指すのたぶんやめた方が良いです。
学校とは保守的な職場です。そう簡単には変わらないですから。