本日、世間は華やかな日なのですが ちょっと暗い話を書きます。。
往診に行っていた患者さんの一人が“亡くなった”という報告書が届きました。
たしか、先月末辺りに本人の希望があり 病院への入院をした患者さんです。
うちの診療所が病院に宛てた紹介状には
「入院をし、加療すれば改善するかもしれない・・と希望を持っているようです」
というような内容が書かれてありました。
亡くなったのは今日ではないのですが、入院し、約1週間で他界してしまったのです。
いつも往診前に、この患者さんの自宅に電話をし
「今から先生が往診に伺いますね!!」とかけていて、何度も声を聞いていたのに
こんなに “死” というのはあっという間なのか・・・と思ってしまいました。
案外、ヒトって簡単に死なないんだよ。
と、先生から何度か聞いたことがあり、余命を告げられたからも長く生き延びた患者さんも多かった。
その分、思ってもいないショックだった。
レセコンの病名の転帰の欄 を “死亡” にするのですが、この文字がなんとも苦しい・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/1c/af157b0157c1f20c076fabc921247f57.jpg)
しかも入院して、一週間でとは…。
なんとも切なくなるようなお話です。
“案外、人って簡単に死なないんだよ”
この言葉、意味深いですよね。考えさせられます。
今は夜のお仕事(夜間授業担当です)なのでちょっと疲れました。
ところで、人って簡単に死なないんだよ、と私も思っていたのですが、去年と今年の2月に、息子のお友達が亡くなりました。
まだ長男が高校3年、次男が中学3年の時になりますね。
お二人とも白血病です。
次男のお友達は慢性リンパ性白血病で、小学校5年に発病し、ずっと学校と病院の往復でした。
そして秋に、「もう頑張れない」と筆談で書いたのを最後にそれっきりでした。
長男の友達の方は3年前に急性骨髄性白血病になり、幸いお兄さんと一致したので骨髄移植を受けました。
それから結構入院したり退院したりして仲良かったのに、今年の2月、みんなが大学受験の真っ只中の時になくなりました。
それぞれ、15歳と18歳でした。
骨髄移植した友達は、自分でも病気の事はしっかりと理解していたらしいけど、再発が3度目だったらしいです。本人もわかっていて、それでもすごく明るくて。
東京に受験に行ってた息子はお通夜にもお葬式にもいけずに、同じサッカー部仲間だったし私が行きましたが、子どものお葬式程つらいのはないですね。
先日の本田美奈子さんもそうですが、やっぱり信じて治療して、頑張ってもよくならなかったって事あるんだなと思いました。
長くなってごめんなさいね
耳鼻科の場合 死亡というのは使いませんので きみちゃんのような経験はないのですけど 「亡くなりましたので」って家族の方がご挨拶にみえると はぁ・・・って気持ちになります
特養の配置医師をしていますし、高齢の方が多いので・・・でも、苦しまずに、眠るようになくなられる方が多いので「寿命だったんだね」と思うことにしています。
うちは死亡でも転帰欄はそのままです^^;
驚きました。まだ若い人だったので・・・
いつもの常連さんの患者さんが来なくなると
心配するようになったりして。。。
本人は、生きたいと信じていたのでしょうね。
その事を考えると切ないです
人の命ってこんなにアッという間なのかなぁ・・って思ってしまいました。
akiさんへ
あぁぁ
切ない話です。
白血病は恐いですよね。
治療も苦しいし、どうにかして良い治療法見つけてほしいです。
本田美奈子さんの事、私もショックでした。
それこそ、「人はこんなにあっという間に死んでしまうのか」
と考えさせられました。
病気にはなりたくないですね。。。
ああしゃんへ
分かります。
そうですよね。ご家族の方が挨拶に来られると、なんと声をかけていいのか・・・・。
そうか、耳鼻科で『死亡』はなさそうですよね
Mihoさんへ
Mihoさんの所は多そうですよね(多かったらツライことですが・・・)
転帰の欄、うちもそのままにしておきたいなぁ・・。
たまに、治癒を入れたいのに、間違って死亡の番号を入れたときは少し焦ります
みのわさんへ
息子さんとは!!それは驚くし、ショックでしょうね。
やっぱりこの仕事をしていると、『死』を見ることありますよね。
常連の患者さん・・・そうそう、とくに規則正しく来ていた人が来なくなると、どうしたんだろう・・・って思いますよね