京の紅葉2020 (8) 一乗寺界隈
詩仙堂
夏の詩仙堂は何回か来ているが、紅葉の詩仙堂は今回が初めてである。入口の小さな門「小有洞(しょうゆうどう)」をくぐり、石段を登ったところの中門「老梅関」をくぐっても色づいた木は見当たらず、建物の中に入って初めて庭を見ることができるのだが、丸く刈り込んだつつじの先にあるモミジはほとんど葉を落としてしまっていた。残念。
それでも色づいた葉が残っている所を探して写真に残してみたが、この季節に丁度見頃の紅葉に出くわすのは至難の業である。モミジは枯葉色になってしまったが、千両と万両の真っ赤な実が、さみしい庭に初冬らしさを演出していた。
詩仙堂の入口の横には江戸時代からあるような小さな土産物店が店を出しているのだが、以前に来た時は修学院の双鳩堂の出店だったのが、いつの間にか経営者が変わって一乗寺の中谷の出店になっていた。どちらも「でっち羊羹」で有名な店だが、どういう経緯で経営者が変わったのか知りたいところだ。
圓光寺
圓光寺は詩仙堂のすぐ近くにあるお寺であるが、京都の紅葉スポットとしては5本の指に数えられる所である。
ここのモミジもまだ色のついた葉が少し残っているといった状態であったが、たくさんの観光客が訪れていた。
一乗寺に来た時には必ず立ち寄る「和菓子どころ一乗寺中谷」で、今回も京風白みそ雑煮とおばんざいの「いろどりごはん」をいただいて帰途についた。
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