住吉大社
関東で初詣客の一番多い神社は明治神宮であり、関西では住吉大社が最も多いという。折角関西に住むようになったのだから、松の内は過ぎたが、住吉大社に初詣することにした。阪急電車で烏丸駅9:21発梅田行きに乗り淡路駅で阪急千里線に乗り換え、更に天下茶屋で南海電車に乗り換えて住吉大社駅着10:36。改札口を出て矢印の通りに歩いて行くとすぐに鳥居が見えてくる。鳥居をくぐり太鼓橋とも呼ばれる有名な「反橋(そりばし)」を渡ると「住吉神社」の額のかかった鳥居がある。
この「住吉鳥居」は柱が四角柱の大変珍しい鳥居である。境内には第一本宮から第四本宮までの四つの本宮がある。一番手前の第三本宮から第四本宮、第二本宮、第一本宮の順にお参りをして、
更に初辰参りの楠珺社(なんくんしゃ)や住吉のえべっさんの市戎大黒社(いちえびすだいこくしゃ)にも参拝した。市戎大黒社の例大祭は前日に終わってしまったらしく、後片付けをしていた。
今宮戎神社
京都から住吉大社に来る途中に恵美須町駅があり、ひょっとすると前日に調べた日本三大ゑびす神社の一つがあるのではないかとスマホで調べたら、間違いなくその通りの今宮戎神社がある町だということが分かった。しかも今宮戎の期間は9日から11日までの3日間ということなので、これは行かずばなるまいということで、住吉大社から京都に戻る途中に恵美須町駅で途中下車。駅から神社までの参道は京都ゑびす神社以上の賑わいである。
ここでは何もついていない吉兆笹が無料で配られ、それに思い思いの吉兆をつけていくというシステムのようだ。吉兆を売っている巫女さんたちは皆若くて美人を揃えている。
境内を出て周辺を歩いてみると、駅からの参道ばかりでなく、神社周辺の道という道すべてに露天商が店を出している。その範囲は神社を中心に半径100mより広い範囲ではなかろうか、すごい数である。明治神宮や川崎大師に元朝参りをしたことがあるが、こんなに多くの露天商が並ぶお祭りを見たことがない。
戎橋
今宮戎神社を後にして恵美須町駅から地下鉄に乗り、京都に戻るにはまだ日が高い時刻だったので、恵美須町駅の隣の日本橋駅で途中下車し、道頓堀あたりをぶらついてみることにした。
かの有名なグリコの看板の見える橋は道頓堀橋だと思っていたが、正しくは戎橋という名前であり、今宮戎神社へ参詣の道筋に架けられた橋で、江戸時代には十日戎に行く人たちでごった返していたという。この時期には戎舞台が仮設されたという古例を復興した舞台で芸能が奉納されていた。
今日は住吉大社に初詣のつもりで大阪に来たが、それに加えて関西で正月以上に盛り上がるという十日ゑびすを堪能した一日であった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます