べったら市 今宵は温(ぬく)き 月明り
べったら市は、江戸時代中期に大伝馬町・宝田恵比寿神社例祭の市に、百姓さんが飴と糀で漬けた大根を浅漬と称して売り始めたのが最初です。 その時代の若者は買った浅漬大根を縄でしばり振り回しながら、参詣の着飾った娘たちに「べったらだー、べったらだー」と囃したて、 戯れ、追いかけたことから、「べったら漬」の呼名になったと伝えられております。独特の香りと味わいがもてはやされ、第15代将軍徳川慶喜公も好んで食べたというお漬物です。きものサローネの初日、ちょうど20日は、江戸名物の「べったら市」が日本橋の宝田恵比寿神社とその周辺で開かれます。宝田恵比寿神は、江戸時代以降、商業の神様として商人の厚い信仰を受けており、日本橋七福神の恵比寿像が祀られています。商売繁盛、家族繁栄、火防の守護神として崇敬者は広く関東一円に及び、秋のべったら市、今年は10月19日・20日。当日は、たくさんのべったら漬の屋台はじめ縁日に欠かせない様々な屋台が並び、夜は提灯が灯り、さらにお祭りムードに。19日はお神輿も出て“江戸”の粋な祭りを盛り上げ、例年大変なにぎわいとなります。きものサローネの会場から徒歩で約15分、江戸バス「COREDO室町」バス停からバスで5分です。
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