Cube3で走るオーストラリアの旅2012

シドニー、メルボルン、アデレードそしてタスマニアを訪れ、夫婦のんびり旅行のエピソードや楽しみ方を伝えたいと思います。

Cube3で走るオーストラリアの旅 2012 Salamanca Place の朝市 in Hobart 第1編

2012年08月23日 | 旅行
Cube3で走るオーストラリアの旅 2012  Salamanca Place の朝市 in Hobart 第1編

2月25日(土)
とても爽やかな朝だ。川面は朝陽を受けかがやき、山の向こうに見える空は青くすみわたっている。川から吹く風を胸いっぱい吸い込みながら朝バナナの朝食をとった。
となりでキャンプしていたおじさんが私の方に歩いてくると「Did you have a good sleep?」と聞いて来た。「Yes I Did ,did you」とたずねると彼は「No」と首を横に振りながら言った。
彼は膝を私に見せ、30センチ程の手術の後を指さしながらいきさつを話しだした。
それは20年前にバイクでの事故で大手術をした。その後、同じ個所を仕事で事故にあい同じような手術をしたと言っている。要はバンタイプの車では寝るときに彼の身長から想像するときっと足が伸ばせなかったのだろう。しかし、不思議にも彼の車の横には大きなテントがしっかり張られていた。彼はCube3の車内をのぞきこむと天井の高さが充分あり、コンビニエンスな車だと言い褒めてくれた。
そして、私を自分の車まで連れて行き車内が狭い不満をぶつぶつ言っていた。
 私達は11時にCaravan Parkを出発してSalamanca Placeで毎週土曜日に開かれている朝市に行くことにした。市場は町の中心にある公園で多くの店が出展されていた。観光客や地元の買い物客と思われる人たちであたりはビッシリ埋め尽くされていた。定番のパフォーマンスはスコットランドのバグパイプの演奏、その向かいでは日本人がバンジョーを弾きながら日本の歌を歌っていた。ここで日本の歌を聴く事が出来るとは思わなかったが彼はすでに60歳は過ぎていると思われる。その歌は私には聞いた事がない歌だった。彼のオリジナルの歌だったのだろうか。
余談であるがAustraliaに来て初めて見るパーキングメーターに出会った。Salamanca Placeに行く為に駐車し、コインを入れようとしたが使い方が良く分からなかったが$1コインを3枚程入れておけばよいと思い投入すると、希望の駐車時間が表示されそれを選択する事が出来る。1時間を選択し、路面の駐車スペース記されたナンバーを入力するとその先の指示はなく、作業は終了した。
一通りお店を見て、ヘアバンド等購入し1時間程で戻ってみるとCube3の前後の車のフロントガラスには駐車違反のカードが張られていた。幸いCube3には何もなく安心したが、初めHobartを訪れる観光ドラーバーにはちょっと使い方が分かりにくいかもしれない。観光都市であるならばもっと分かりやすい使い方表示が必要ですよね・・・・。
違反者はきっとペナルティーで$150程度請求されるかもしれませんね
第二編につづく

Cube3で走るオーストラリアの旅 2012 HobartのCascade BreweryとMt Wellington。

2012年08月20日 | 旅行
2月24日(金)HobartのCascade BreweryとMt Wellington。
Lewishamで一夜をあかした。昨夜、12時頃、空を見上げた時、今まで見た星の様子と異なり一つ一つが大きく輝いていた。湾の先端にいた釣り人の灯りは、すでにそこにはなく星の光で水面がゆれているのが分かった。
 私達は7時に起床した。湾を隔た反対側に半島が見える。今日の目的地のHobartは、さらにその向こうにありここから約40kmのドライブになる。
 Hobartの郊外にあるCaravan Parkに早めに入りその後、町に出かけることにした。ナビゲーターで川のほとりにあるParkをみつけたが、データが更新されていない為、到着まで若干時間を要した。そこはすでに多くのCamper達の車でにぎわっていた。私達は水辺の近い所に駐車し、早々にテーブルをCube3から降ろし、水辺の近い場所に置く。空気、風、そして見える景色をおやつにしながらのんびり一杯のコーヒーを口にして疲れを癒した。
私はこの町を訪れるのは2回目になるので地域の様子はおおよそ分かっていた。Hobartは1830年頃、捕鯨の基地として栄えた港であるが当然、今はその面影はない。日本の捕鯨に反対しているオーストラリアもその昔は、捕鯨は盛んに行われていたのですネ。以前、港にはレストランを兼ねた多数のヨットが停泊してたことを覚えていたので、今日こそ幸子さんと牡蠣でも食べたいと思っていたのです。ところが港についてみるとその様な船を見ることができませんでした。私達は、港の近くにあるinfoを訪ね、見どころを教えてもらった。それは当地で古くから町の人に愛されているCascade ビール工場とMt Wellingtonへ行ってみる。Cascade Breweryは港から15分ほど山に向かった丘にあり、工場は意外に小さくて古い建物だった。入口には創立1824年と書かれたボードが掛けられている。工場の向かいにある建物ではCascadeブランドのビールをTasteできるので、私は、幸子に運転を頼み、昼ビールにトライした。真っ青に晴れた空の下、冷たいビール(PREMIUM LAGER)を一口だけ含むとビールのにがみ味が口の中に広がり、胃の中にゆっくり流れていく感触がわかった。あいにく幸子さんは、このすっきりした気分は理解できないだろうが、私はいたって満足である。この旅行で昼にビールを口にするのは最初で最後かもしれない。さらにもう一杯飲みたい気持ちだったが後ろ髪をひかれながら私達は、Mt Wellingtonへ向かった。
Mt Wellingtonは1270MでHobartで一番高い山である。山を登っていくと少しづつ道は狭くなり対向車とすれ違う時は、下界の景色が気にかかるほど私の視界に入ってくる。
きっと冬の季節は運転が危険な場所もあるかもしれないと思った。
頂上は、想像していた通り冷たい風が吹いていた。360°の視界はHobartの町は勿論、遥か彼方の峰を望む事ができ、広い、平坦なスペースには大小、数多くの岩が散在していた。そしていくつかのWalking のルートもあるが、勿論、私達は2時間程歩くつもりは全く持っていなかった。展望台から昨夜を過ごしたLewishham,や水と緑に色どられてたPort Arthur、ドライブして来た道を目で追ってみた。
 Caravan Parkに戻ると幸子が夕食の準備を始める。私は、幸子さんが作ってくれた野菜サラダとサラミそして又、遠くの景色をつまみにしてCASCADE PREMIUM LAGERを飲む。
7時を過ぎても陽は高かった。しかし吹く風は少し冷たくなってきたようだ。川の流れる音が快く耳をくすぐってくれる。
今日のCube3の走行は136km。