昨日の記事の『ななめの音楽』の小口がちょっとおもしろかったので、
小口について語ってみますヨ。
『ななめの音楽』の小口は3方ほぼ黒い作り。
![Img_0691 Img_0691](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/ab/75acef7dc128102de3fb03db8317ff34.jpg)
![Img_0696 Img_0696](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/60/ebba64ef30c8880ad458db36968ce5d8.jpg)
ページをめくろうと小口をななめにずらすと、より黒くなります。縞模様も見えます。
これは原稿の断切り部分をべたで塗りつぶしておくというワザ。
本文を見ると3方黒くなっているワケです。
![Img_0695 Img_0695](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/95/a60a6593d36419c18d69e44b44f3a7ff.jpg)
任意のページだけを塗りつぶさないでおくとそこだけ白いラインが現れます。
これを利用してもっと複雑な絵柄を描く事も可能です。
漫画では『もやしもん』がこのワザを使っていることで有名。関連記事
昔、この小口を真っ黒にするというワザを少女漫画の装丁デザインのお仕事の時、
やろうとして断念したことがアリマス…。
少女漫画だと絵柄に断切り(小口までいっぱいいっぱい絵がある状態)部分が多すぎて
3方ベタで塗りつぶすことが出来ないのです。
本文の絵柄に関係なく小口に色をつける方法もあるのですが、コスト面で断念。
この「本文の絵柄に関係なく小口に色をつける方法」とは小口塗装。
こんな感じデス。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/downwardleft.gif)
![Img_0688 Img_0688](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/18/e5c0e1b37d65e66ed203e1d770dbe9c5.jpg)
これは製本した後に染料をスプレーのように吹き付けて作ります。
基本的にどんな色でもOK。(金・銀・白など特殊な色は出来ない)
これだと本文に影響はほとんどない。(紙質によっては多少にじみが出る)
![Img_0689 Img_0689](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/f0/634f1987e9c50d977b0ded5800d90ef9.jpg)
このワザを初めて目にしたのは多分、大友克洋さんの『AKIRA』。
アメコミみたいで、カッコよくて、衝撃的なデザインだったナ~。
いつか使ってみたいあこがれのワザです。
ちなみに、ハードカバーの立派な本で小口が金のものがありますが。
あれはまた別のワザで天金加工といいます。
金箔を小口に箔押しして作るので、非常に輝きが美しく、豪華な仕上がりになるワザですねー。
小口について語ってみますヨ。
『ななめの音楽』の小口は3方ほぼ黒い作り。
![Img_0691 Img_0691](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/ab/75acef7dc128102de3fb03db8317ff34.jpg)
![Img_0696 Img_0696](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/60/ebba64ef30c8880ad458db36968ce5d8.jpg)
ページをめくろうと小口をななめにずらすと、より黒くなります。縞模様も見えます。
これは原稿の断切り部分をべたで塗りつぶしておくというワザ。
本文を見ると3方黒くなっているワケです。
![Img_0695 Img_0695](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/95/a60a6593d36419c18d69e44b44f3a7ff.jpg)
任意のページだけを塗りつぶさないでおくとそこだけ白いラインが現れます。
これを利用してもっと複雑な絵柄を描く事も可能です。
漫画では『もやしもん』がこのワザを使っていることで有名。関連記事
昔、この小口を真っ黒にするというワザを少女漫画の装丁デザインのお仕事の時、
やろうとして断念したことがアリマス…。
少女漫画だと絵柄に断切り(小口までいっぱいいっぱい絵がある状態)部分が多すぎて
3方ベタで塗りつぶすことが出来ないのです。
本文の絵柄に関係なく小口に色をつける方法もあるのですが、コスト面で断念。
この「本文の絵柄に関係なく小口に色をつける方法」とは小口塗装。
こんな感じデス。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/downwardleft.gif)
![Img_0688 Img_0688](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/18/e5c0e1b37d65e66ed203e1d770dbe9c5.jpg)
これは製本した後に染料をスプレーのように吹き付けて作ります。
基本的にどんな色でもOK。(金・銀・白など特殊な色は出来ない)
これだと本文に影響はほとんどない。(紙質によっては多少にじみが出る)
![Img_0689 Img_0689](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/f0/634f1987e9c50d977b0ded5800d90ef9.jpg)
このワザを初めて目にしたのは多分、大友克洋さんの『AKIRA』。
アメコミみたいで、カッコよくて、衝撃的なデザインだったナ~。
いつか使ってみたいあこがれのワザです。
ちなみに、ハードカバーの立派な本で小口が金のものがありますが。
あれはまた別のワザで天金加工といいます。
金箔を小口に箔押しして作るので、非常に輝きが美しく、豪華な仕上がりになるワザですねー。