「黄色い涙」

ネタバレです。




てことで、今回はレイコと横浜に観に行ってきましたー★
てのは、あたしが行きたかったから。うちらの住んでる辺りだと、グローブ座か恵比寿か横浜かなんだけど、グローブ座はなんか狭い（映画はゆっくり観たくて…）、恵比寿は飲食禁止（グローブ座もだけど）てのがちょっと…で横浜。
でもここ最近、個人的に横浜とか湘南方面がスキなんです★なんか雰囲気。それだけだけど。



で、肝心の内容★


最初なんかイキナリぽんぽん話が進んじゃってちょっと置いてきぼりになる。
医者は…偽だよね？？？アレ？もう別れ？てことはこれから回想？？？とか…
でもその後は落ち着いて話が進んでいく感じ。すぐに引き込まれましたー★

あたし的には、５人でアパートに集まって“生活立て直し“の決意をする所からが好き。
章ちゃん【相葉ちゃん】が「自炊しなきゃダメだ！」みたく言うとこが個人的に超ヒット！そうそう！貧乏人の基本は自炊ですよ！！！さらに、カレー爆発後の「あぁぁー３日いけると思ったのにぃぃぃー(TOT)」（by章ちゃん）にも個人的に激しく同意！あたしもカレー作るときは３日間カレーのつもりで作るわぁー！！！

話がズレたけど

“立て直し決意“をするまでの４人ってほーんと駄目×100って感じ。
章ちゃんが「質入れしてるよりバイトした方がいい」って言うんだけど、竜三【翔ぴん】が「芸術家が働いて稼いでどうする！」て怒るんだよね。まぁそれが彼の美学なんだけど、でも今の感覚ではありえない感じだと思った。
なんかそこまで純粋に夢夢夢！って、今の人はきっとできないよなって。絶対お金のこと・生活のこと考えちゃうもん。
まぁこれも時代背景みたいなんだけどね。パンフを読んで納得した部分かな。つまり、竜三達がしてる貧乏って、本当に切羽詰まってるわけじゃなくて、望んでしている貧乏だってこと。まぁ先にも書いた“美学“なんだよね。だからあんなにのんきでいられて、働いてもない身分で平気で店にツケとかしちゃって…
ここは時代の差を感じたな。現代はすすんで貧乏するなんて無いと思うもん。夢を追いつつバイトって。絶対バイトを考えると思う。

うーん…この辺りの記述アツイね。

でもね、全体的にはすごく納得できたの。共感ドコロもいっぱいあった！
ときえちゃん【香椎由宇】の若気の至り（とあたしはとらえた。平凡過ぎる日常に一瞬魔がさしたんだよね、あのワルそうな男との出会いはさ。）とか、下川さん【大ちゃん】の世間知らずで騙されちゃうのとか、みんな口ではいくらでもおっきい夢語れるのに現実は伴わないとことか…

そういうのって、今のあたし達も変わらない。

特に、あたしの年だと、今まで夢追ってた人達が追いきれなくなって地道に歩き出してたりとか、反対に、栄介【にのにの】のようにどんなに厳しくてもやっぱり夢にこだわる人もいたりとか、そういうのをリアルに見てるからより共感できて。

でも、どっちも負けてないんだよね。

どっちもちゃんと歩いてるの。自暴自棄になってないのね。
下川さんが栄介のアパートを出るときに渡した手紙に「自分達はただ普通の人間だったということ」みたく書いてあるんだけど、これは決して諦めじゃなくて、下川さん、竜三、章ちゃんの新たな第一歩なんだよね。それがすごく表れてる感じがしてスキだなーって思った★

なんか、みんなダメなんだけど前向きだし、ちゃんと自分を正面から見つめてるから。

だからあんなに切なく感じたり、ほほえましく感じたり、可愛く見えたりしたんだろうなぁー。

祐ちゃん【潤サマ】は１人だけ地道に働いてるけど、それでもとってもキラキラしてたのは、４人をうらやんでいたからじゃなく、４人に心から感動して応援してたからなんだなって思う。

で、最後にはしっかり“安定“を選んだときえちゃんバンザイ。やっぱ女ってこうなのよねー。



いやー、ほんっとコレは嵐でしかできなかった作品なのではないでしょうかー！！！他のキャストでは考えられないね！嵐がノリにノってるのが証明される作品です！！！
で、パンフでニノが言ってるんだけど、確かにピカ☆ンチと役回りが似てるんだよねー。いや、悪い意味じゃなくて！そんなのもおもしろいなって思った！あぁにのにのはまた片親で最後には親は死んじゃうのねーとか、下川さんとハルのバカ純粋なとことか、翔ぴんは個性派で、相葉ちゃんはムードメーカーで、潤サマはちょっと離れた所から４人と関わってて…これはあたしも映画観ながら感じててなんかおもしろかった。

いやーしかし、あのほんわかさたまんないなぁー★☆★あたしもいい意味でもっとのんきに純粋に生きたいなぁって思った。
でもときえちゃんのちゃっかりさはもっと見習わないと！！！