pot-pourri ―ポプリ―

雑多なものの寄せ集め
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DVDで映画鑑賞

2010年01月17日 | 映画・DVD
お正月休みに某レンタルでDVDを借りて映画鑑賞しましたw
どの作品もなかなか興味深く観ることができたので、記憶が薄れてしまわないうちに感想upしよ!と思ったものの…時がかなり経過してしまった(;^∇^A
でも、印象的な部分はしっかり残っているのものなんですよネ^^

借りたDVD。チョイスは…
『少林少女』『どろろ』『隠し砦の三悪人』
ちなみに、主人『ロンメル軍団を叩け』。娘『テイルズ オブ シンフォニア』1~3。
あはは☆趣味は皆ばらばらで~す←(っていうか、私、3本は借りすぎ;)
チョイス理由は、3本とも予告や前宣伝などでチラ見した時に「この映画、観に行きたい!」と、思った作品だから(←でも結局行けてないという;)

※注 以下の私的感想は、ばりばりネタばれしてます☆お気をつけ下さい!
 そして、とっても長いですよ~(;´∀`A

まず最初に観たのが『隠し砦の三悪人』
こちら、黒澤明監督作品のリメイク版だということを観たあとで知りました(…不勉強なもので;)
なので先入観がなく、脳内がまっさらな状態で観れました。これはとても幸運だったと思います♪
そして面白かった~!ついつい二度見してしまいましたよw
難解な箇所もほとんど無かったのではないでしょうか。
最初のところ。砦にて。タケゾーとシンパチを利用しようとする秋月・六郎太(阿部寛)側の視点と、ゆき姫(長澤まさみ)の本来の姿を知らない小悪人・タケゾー(松本潤)とシンパチ(宮川大輔)側の視点の整理が物語の進行に追いつかなくて、少し混乱した程度。
関所の役人を出し抜く場面と、その後の侍とのイザコザのあたりですね。
タケゾーとシンパチにしてみたら「なにィ?女!?」→「へ?かみさん!?」→「はいい?姫さまぁ!?」
…って感じでしょうか(*^^*)
観ている側は、全て判ってるものだから、このあたり可笑しくもあり^^(おかげでタケゾー、ぐれましたw)
でも終盤では六郎太も観ている側さえも知らなかった事柄が明らかになったりして…。ここのあたりは、ヤラレタと思いましたね☆

個人的に見ドコロと感じたのは、関所でのエピソード。
ヒヤヒヤ;ドキドキ;
ゆき姫の『にやり』も、ステキでしたw
で…結局、少年好きなお侍のおかげで、セーフってとこが何とも(^^;
あと、馬上対決!凄かった~!ゆき姫も六郎太も!
ゆき姫が相手に向かって弓を射るのを躊躇うところも興味深し。
そう。物語のヒロインである、ゆき姫の成長と揺れる心情・変化というのも見ドコロでしたね。
にしても、皆さんよくぞご無事で…。
六郎太なんて、ラスボスの気が一時変わっていなかったら命を落としていましたよ~。刀を弾き飛ばされた時は、もうダメかと思いました。
阿部ちゃん、ハマり役でしたね!チャンバラはため息ものでした^^眼光の鋭さもピカイチです☆
あ♪ハマり役といえば、シンパチ役の宮川大輔。
やばいくらいハマりすぎ~(*^∇^*)それに、めちゃくちゃ楽しい♪
投石もグッジョブ☆三度目のそれの場面は気持ちよかった~!痛快!そしていい奴!
ゆき姫の長澤まさみも、凛々しく前向きな姫様を好演。かっこよかったです^^
そしてそして。タケゾー役の松本潤。
いきなり、驚きました。
あの松潤が唾を…「ペッ!」
冒頭の場面でいきなり唾をヤケクソ気味に「ペッ!」と吐きましたよーーー。松潤がっ!
いやしかし、髪の毛がボサボサでも。顔が泥にまみれていても。ぼろぼろの服を着てても。どこかオシャレに見えてしまう彼。
そう。どこか品があるんですよね。
小賢しくてしたたかな小悪人なのに、紳士っぽさがにじみ出ている。
鼻をくしゅっと擦る仕草が妙にキマってて…ドキ☆
刀をふるう場面は皆無に等しかったけど、かっこいい。
そう。彼の攻撃は、ケリ、ど突き、木切れw
ゆき姫との絡み具合も…甘さちょうどヨシ♪
旅の途中に薬草?をむしり取ってゆき姫に差し出す場面は個人的に好きだなぁ^^
「裏切り御免!」
ラストの引き際も、しっかりわきまえててグッジョブ(o^-’)b☆
黒澤監督の方も気になるけど、私は『ラストプリンセス』で満足しちゃってます^^

次に観たのが『少林少女』
こちら、全体的に物語が分かりづらく、ストンと落ちにくかったのが残念。
ラスト(エンディング)は非常に気持ちが良かったのですが。
ちょっと伏線が弱いかなぁ、と。
リン(柴咲コウ)と学長(仲村トオル)との過去の関係が、も少し描かれていたらよかったかな。
中華料理屋のマスター(江口洋介)が、前半、何故あんなにもリンを邪険に扱うのか?というのも。ねたばれ後も「そうだったのか」という爽快感が今ひとつ。鈍いのかな?私って。
でも!リンが皆の中にとけ合っていく様子の時間経過の場面はよかった!すんごくよかった(*^o^*)お気に入りです♪
あとミンミン。
彼女よかった~(´∇`*)♪すごくいい子!
是非ともうちの嫁に欲しいっ(うちには息子はいないけど;)
ラストではリンと学長のことよりも、私はミンミンの安否の方が気になってました!無事で良かった~!
アクションシーンは、やはり映画館の大画面で観ないと!ですね~。
テレビ画面では迫力に欠けます。見応えは十分でしたけどねっ^^
アクションシーンは鳥肌立つまではいかず…でしたが、教務員さん?(岡村隆史)の実は……が判明する回想シーンにはゾワッとしました。これにはヤラレました。

なんだかんだ言っても、事前にあれこれ知っていない・先入観があまり無いというのが映画を面白く観るコツですかねw
そういった意味では『少林少女』も『隠し砦…』も当たり☆
あ!あと忘れちゃいけないのが富野由悠季さん。
なんとリンのお祖父さん役で写真のみのご出演っ!これには驚きました!

最後は『どろろ』
実はコレが本命だったりします(*^^*)
※『少林少女』は、どろろ役の柴咲コウがどんな風に活躍するのかが気になってチョイスしたのです♪
手塚治虫さんの原作漫画も過去に読んであり。アニメも見てあります(最終話のみ。ようつべでv)よって先入観も予備知識もあり。

と、ここで映画『どろろ』に対して、鑑賞前に抱いていた疑問を3つあげてみますね。

疑問その一
どろろ役の柴咲コウは、既に…大人の女性です。よね。どう見ても少女ではない。なので、一見男の子?と間違えられる展開というのはかなり無理がある…一体どうすんの?もしかしてゴリ押し?

疑問その二
どろろの背中の地図の描写はあるのだろうか?

疑問その三
終盤、どろろが女の子であることを百鬼丸によって明かされる時。すなわち百鬼丸がどろろを女の子だと「知ってた」と、言う時。
どんな風になるんだろう?

物語は冒頭からおどろおどろしくて…百鬼丸の生い立ちも、驚愕させられてしまう。さらに魔物を倒す度に体の一部が取り戻されるという設定とか。
その辺の諸々の事を大雑把に娘に話したら「キモイ!!」って言われた;(ま。そりゃそうだけどさ;)
赤ちゃん百鬼丸のあたりはドキドキしましたね。
育ての父によって徐々に体の一部がつくられていく場面も。
でも襲ってくる魔物は…。
うううーん。どうも(^^;
仮面ライダーの悪役?みたいな(←古ッ)
格闘シーンが長々しく感じてしまって、少しダレました。

全体的には静かに淡々と進行していったように思います。おとなしめ?というか。

どろろの境遇のくだりは、原作漫画の方がかなり辛かったので、ちょっとあっさり目に感じました。
原作での母親とのお別れの場面、胸が潰れそうになるくらいに悲しかったです;;
映画では…父親の壮絶な最期には思わず目を覆いました。
そうか。母親にあのように言われて…だったんですね。「女じゃない」発言は。
「涙を見せていいのは、本当にお前をまもってくれる者が現れてからだ」…。
そうか~。それで、なんですね。
なので疑問その一は…あとをつけてくるどろろに向かって百鬼丸が放った一言。

「女か」

で、あっさり解決。
…って、えーーー最初っからわかってるじゃん!!そんな展開ありィ!?
で、対するどろろはというと。

「女なんかじゃねえやいッ!!」

…なんか、可愛い^^かわいいよ~♪どろろ~。

疑問その二
背中の地図の存在自体が無かったことになっていた。
そうだよね。物語が膨らみすぎてしまうかも。
それに、場面としたらすごくいやらしくなってしまうと思うし。原作でのそれは…児童虐待かも。
ってことで、これには少しホッとしました。

疑問その三
最初からどろろは女の子ってコトが分かっているので、原作やアニメのようなカミングアウト場面はなし。
でも、そのかわり。

「遅いぞ。どろろ」

な、なんと!?これはっ!。
もう私はこの時点で、私の中の妻夫木聡のカブが一気に上昇しました(*^^*)
そうか!コレのために最初から女の子って事を、あえて強調していたのか!
思えば、原作漫画もアニメもほろ苦いラストだったもん;;
映画では、このラストシーンを狙っていたんですねっ!

待っててくれた百鬼丸。
どろろは…

「オレはまだ女には戻んないからなっ!!」

もーここの場面、涙ボロボロ流してるんですよね~。ああ~これでお母さんから言われてたことが繋がるんだ。
そして百鬼丸は…

「いいぞ」(←「OK」ってこと)

くううっ(≧д≦*)☆
やるじゃないか!やるじゃないかああっ!!百鬼丸~♪
なんともあと味がよく、希望に満ちたラストでした♪もうこれだけで大満足。それまでの事はみんな帳消しになりましたよ(o^-^o)(←おい;)

百鬼丸の体を魔物に売った、鬼のような父とは結局和解となった形でしょうか。
弟を生き返らせるためにとった父の行動にはグッときます。しかし、百鬼丸の立場は?妻の立場は?
あと、どろろ。ラストのケリはいいとしても、仇!とばかりにグサッとやっちゃった時はショックだったよ~。
…と、色々思い残すことはあるけれど、百鬼丸とどろろ双方のドラマをうまく絡めてあったと思います。
でもあくまでもメインは百鬼丸^^タイトルは『どろろ』だけどさ。

ということで、結論☆
鑑賞したDVD3本の一言感想は以下の通り。

『どろろ』
終わり良ければ全てヨシなんだね。

『小林少女』
ミンミン最高!

『隠し砦の三悪人』
決して目当てではなかったけど、松潤にハマりそうな自分がいる;

以上、私的感想でした☆
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。
…いやはや久々に、ハンパない長さだね;こりゃ(^^;

※反省の追記 
お正月休みといえど、やはり1本に絞っておくんだった(^^;
返却期限もあって。余韻に浸る暇がなかったorz


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2 コメント

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邦画 (de-nory)
2010-01-23 14:45:06
樹乃枝さん。こんにちは。
3作品とも、DVDやTVで観てますね。
映画館では観なかった物ばかりです。
この頃、ほとんど私の注目は洋画で、邦画は皆無に近いものでした。
本当、ここ数年で多くなりましたが。

「どろろ」は、あの原作を今映像化したらこうなるだろうのイメージに非常に近いものでしたね。

だけど、原作。
手塚先生は、何であんな中途半端な終わり方にしてしまったのだろう。
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ストレスなく (樹乃枝)
2010-01-24 07:26:27
おはようございます!
de-noryさんは3本ともご覧になっていたんですね^^
私はもともと映画鑑賞ってあまり…?いえ、ほとんどしないんですよ(^^;極端に偏ったアニオタだし。子どもに付きあって毎年夏の『ポケモン』映画はお約束でした(さすがにもう卒業しましたが)
あ、ハリポタシリーズは欠かさず、です(^^ゞ

実に単純ですが…邦画って、当然のことながら言葉の壁がないので、ストレスを感じることなく観れる点がよいです^^
洋画はまず字幕と映像の両方を気にかけないといけない。吹き替え版はありがたいんですが、声のイメージが人物とかけはなれていたりすると、違和感…。なんですよね~。もちろん相性ばっちり☆の時もありますけど。
今回の3本。
観たかったもの選んだら、どれも邦画だった^^って感じです。
でもせめて1本。多くても2本にしておくんでした;余韻に浸るのも映画鑑賞の一部なんだ~と感じました;

『どろろ』
世界はとても良かったです♪
静かにとつとつと…時に厳粛に。そして不気味に…。という感じで『どろろ』の世界を醸していたと思います^^
手塚治虫さんの原作は、しばらく読んでいませんが、まだ半分と言うところで単身旅立ち…だったでしょうかネ。もやもやが残ったまま読み終えたような記憶があります。
まだ半分、の部分は映画も同じなのですが、映画の方が安心感ありますね。
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