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30周年特別番組 独占インタビュー 3つまとめて最終

2010年01月24日 | アニメ関連
機動戦士ガンダム30周年特別番組 独占インタビューより。
『30年前に演じたアムロを振りかえって』
古谷徹

「今、見ると、すごく…稚拙なお芝居だとは思うんだけど。アムロに関して言えば、すごくいいんですよ」

古谷さんは25歳でテレビシリーズのアムロを演じられました。
その後もいろんな役をされて行くなかで、人が聴きやすい喋り方や発声が磨かれていったと言います。そして、今の自分に繋がってきている。と。
しかし、反面、今、もしもアムロという15歳の少年を演じるとどうしても台詞の語尾まではっきりと喋ってしまうだろう。とも。

「考えてみると15歳の少年の日常的な台詞の中には語尾はどうでもよかったりする台詞もいっぱいあって。で、それが少年らしさっていう意味で言うと、とってもあってて。イキイキしてるんですよね。その部分っていうのは今、僕が演じようとすると真似になってしまって」

「当時の古谷にはかなわないな、って今思うんです」

以上で、古谷さんのインタビューまとめ終わり☆

私が一つ挙げさせていただきたい台詞があります。
第43話『脱出』での、アムロの最後の台詞です。
有名ですよネ。

「ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない」

「わかってくれるよね?ララァにはいつでも会いに行けるから」

この台詞。劇場版『めぐりあい宇宙』では、とても、美しいんです。
まるで詩のようで。
言葉もそう。声にも。うっとりです。
古谷さんが「磨かれていった」と言われてますが、テレビシリーズから映画版までに既にとても磨かれています。
そして古谷さん素晴らしい…と、感嘆の嵐です。
一方、テレビシリーズのそれは。アムロがすごく感極まってて、溢れる気持ちが抑えきれず…という感じでこちらにもグッとくるんです。

どちらのアムロがいい?
もちろん、両方(*^^*)
テレビシリーズの青くて語尾のはっきりしない^^?アムロも、劇場版での洗練されたアムロも両方好きです。

☆☆☆☆☆

機動戦士ガンダム30周年特別番組 独占インタビューより。
『ガンダムで印象的なシーンは?』
潘 恵子

「私は、やっぱりアムロと宇宙(そら)で戦闘しながら最後、散っていくまでの間、長いな~っと思ったんですけど…たったの6分しかなくって(笑)それはやっぱりすごく充実した6分間なのかなぁと思いました」

潘さんご自身もララァと同じ状況に置かれていたといいます。
この場面、声優というお仕事に入られた時のご自分と照らし合わせていたそうです。

「でもこうやって入ってきたからには、すすめて下さった方にやっぱり恩があって、その人のために私は頑張ろうと思っていたので「私を救ってくれた人の為に、私は戦っているわ」というあのひと言が、やっぱり今でも私の中の信念かなぁと思っているんです」

「その時に「守るものが無くて戦ってはいけないのか!?」というアムロの言う言葉がね…あそこらへんで、いやそれは人間の生きる為の真理よ!って言い返していくあたりが、自分の生き方を自分で認めようと思いながら、喋っていたとか、語っていた台詞なのかなと思いますね」

そうだったんですね。
なるほど「人の生きる為の真理」。考えさせられしまいました。

☆☆☆☆☆

はい!これで最後です。

機動戦士ガンダム30周年特別番組 独占インタビューより。
『監督として一番印象に残っている台詞は?』
富野由悠季

※聞き取ったまま貼り付けます☆あの富野節を脳内変換してお読みくださいw

「結局ガンダムをリアルにさせているのがモビルスーツ戦とか、メカの描写でないとすれば、という時の台詞?
…で言えば、アムロが結局最後に言った「僕には帰るところがあるんだ」っていう台詞。それに尽きますね。
で、それはどういうことなんですか?っていうと、人はそれこそ独りでは生きていられない。そして、目の前に待ってくれている人たちがいる。で、その場所があるってことがまさにリアルガンダムを支えていた、という風に僕は思っているので。
実を言うと、人との出会いの瞬間の台詞っていうのを作るのが一番苦労してたことは事実です。つまり、「自己紹介させてもらうよ」っていうような台詞はひと言もないんです。
ある事件でポッときて「え!?」「なに?」「はい」「こう」っていう台詞で入っていくのが基本だったように思います。
やっぱりその「劇」。劇映画のようにつくるということを本当に意識していたので、今はその台詞しか思い浮かびません。
ファンの方が期待しているような台詞は口がまがっても言いません(笑)」

以上です。
富野さん、お茶目に〆てくださいました(o^-^o)

私がこんなこと言うのもナンなのですが…。
テレビリーズ『ガンダム』を作り上げてきた方々に、敬意を表します。
番組としては結果、打ち切りとなりましたが、よくぞここまで創ってくださったと。
よくぞ、この作品を世に出してくださったと。
ありがとうございます!

以上で、インタビューのまとめを終わります☆


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