シップ写真スタジオの運営する写真教室の雑記

管理人の運営する写真教室の記録

料理写真撮影の撮り方

2025-01-06 14:46:56 | 写真



撮影技術  立体感のある写真

料理写真に限らず被写体を立体的に表現する照明技術は写真家には必須の技術です。
適切に照明され立体感がうまく表現された料理写真こそ、目指す目標でもあります。
被写体に陰影をつけるだけでは料理撮影は成り立ちません。
単に陰影をつけるのではなく、その陰影が連続的で滑らかなことが重要です。
また影をつける事は、色の再現について問題が出る場合がありますので注意が必要です。

撮影技術  写真のコントラスト

写真の明るい部分と暗い部分の差または明暗比をコントラストといいます。
コントラストがうまくコントロールされていない料理写真が多く見受けられます。
なぜ、プロカメラマンは多灯するのでしょうか?
補助光を用いて暗部を少し持ち上げたりしてコントラストの調整をするためにも多灯します。
人の目とは違い、カメラではコントラストが非常に高い状態の写真の場合、
シャドー・ハイライトのグラデーションが急激に変化し見辛い写真になっています。
人の目は勝手にコントラストを補正・調整してものを見ています。


撮影技術  シズル感(照り)

食物・料理のシズル感をいかに表現するかは、料理を撮影する写真家にとっては常に考えなければいけないことです。
シズル感を表現するにあたって、照り部分の質感描写は非常に重要です。
料理のテカリ・照りの表現ではハイライトから中間調そしてシャドー部へと微妙に連続的に変化する適切なグラデーションでの質感描写が必要です。
ネット上では、照明機材としてボックスライトを使用して料理撮影している物も紹介されていますが
ボックスライトでは微妙に連続的に変化する適切なグラデーションでの質感描写ができません。
私の料理撮影・商品撮影では、ボックスライトは使用しません。
モデル撮影でも自作の大きなボックスライトは使いますが市販の小さなボックスライトは使用しません。

 

撮影技術  色彩

料理を美味しそうに見せるには、色の鮮やかさも重要な要素です。
料理写真は色彩の豊かさをうまく使う必要があります。
色の転び、濁りを無くし、、鮮やかな料理写真を創る必要があります。
デジタルの画像処理で鮮やかさの問題は彩度だけなら比較的簡単にクリアできます。
しかし、画像処理だけでは難しいこともあります。
鮮やかに見せるためには、色の濁りを極力なくし、より鮮度を強調してやる必要があります。
これには撮影時のライティングがものを言います。
ホワイトバランスを調整して、シャドー部の濁りを減らし、適正に撮影することが大事です。
ラィティング技術についておいおい書いていきます。


撮影技術Point6  シズル感の演出

広告の料理写真では、温かい料理から立ち上る湯気、鍋料理などの泡立ち、冷えたドリンクの水滴など演出するものもの多くあります。
広告の料理写真は人為的に強調されて表現されています。
湯気を例に挙げますと、普通にとっても写りにくいので撮影時、背景を暗くする事は当然ですが
器に細工をしたりして人工的にスチームを送り込んで湯気を強調したりします。
予算の少ない撮影では手持ちの湯気の画像を使い、画像処理で湯気を付け加えたりもしますが、やはり実写には負けます。

出来立ての美味しそうに盛られた料理をそのままに撮影したのでは、シズル感が不十分であることも多いのです。
”シズル感”を演出するノウハウを持つことはプロとして当然のことですので勉強してください。

ここまで、シズル感の演出について述べてきましたが、一番重要なのはシズル感の演出にはライティングが大切という事です。
料理撮影においてはさまざまなノウハウが必要ですが、
せっかくの美味しい料理を生かすも殺すも照明技術・ライティングであるとゆうこと念頭に料理撮影を学んでみてください。

 

ここからは当社の宣伝です。
シップ写真教室の料理撮影コース
大阪の広告写真スタジオとして36年
大手通販会社の料理撮影、百貨店のギフト用の料理撮影、チェーン展開する企業などで多くの料理撮影・店舗撮影を行ってきました。
料理撮影を学びたいとお考えの皆様がいらっしゃいましたら、是非当社をご検討ください。

シップ写真教室の『料理撮影・商品撮影を学ぶことができる』プロフェッショナルコースのホームページはこちら

 

 

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記念写真を撮るフォトスタジオ(写真スタジオ)の開業を考える皆さん。

2024-12-20 14:50:02 | 写真

記念写真を撮るフォトスタジオ(写真スタジオ)の開業を考える皆さん。

写真教室メインのブログなので少しフォトスタジオ(写真スタジオ)開業について書きます。

私の教室に通う生徒さんにもフォトスタジオ(写真スタジオ)の開業を目指す方が多くいますが簡単ではありません。

撮影技術について

学んだ少ない撮影方法で撮影すれば良いと考えるのは間違いです。

お客さんの希望に合わせ、お客さんの姿を見て、最適な記念写真が撮れるようになる必要があります。

ちょこっと撮影を学んだからといって『売る写真』は撮れません。

プロの写真撮影を甘く考えないでください。

フォトスタジオ(写真スタジオ)の開業を目指すなら一生写真撮影を学ぶ覚悟で取り組んでください。

適当な技術でフォトスタジオ(写真スタジオ)を開業されると、写真の業界にとって迷惑になります。

片手間ではフォトスタジオ(写真スタジオ)はしないで下さい。

貸衣装がある、宣伝が派手、ホームページに良いことがたくさん書くなど

宣伝だけに力を入れた写真スタジオは詐欺と一緒だと思っています。

まずは、写真撮影がプロレベルに達するまで努力してください。

大阪には写真撮影の下手な記念写真を撮るフォトスタジオ(写真スタジオ)が多すぎます。

私の写真教室でプロの撮影を学ぶ生徒さん
社会人で私の写真教室で学ぶ皆さん。
あなたたちはかなりの努力が必要です。
多くのカメラマンを目指す者は、専門学校や写真の大学で数年間勉強した上で写真関係に就職して写真を学びます。
その人たちと戦い勝たないと写真では生きていけません。
専門学生が2年で学ぶことを6ヶ月で習得するつもりで学んでください。

フォトスタジオ(写真スタジオ)

ある程度、写真撮影を学んだ方ならどんな撮影をメインにするかで、どの程度の撮影空間が必要か理解できていると思います。

集客メインで証明写真や個人の撮影をメインにするなら、理想とは少し異なりますが繁華街の少し狭いスペースでも良いかも知れません。

家族写真(集合写真)を撮るなら、やはり広さは捨てれませんので繁華街から離れた家賃の安い場所が良いでしょう。

高い家賃を出せないのに集客のことだけを考えて、無理やり繁華街で狭いマンションなどでフォトスタジオ(写真スタジオ)を

開業することはお客さんに良い写真を提供しにくく、大変失礼ですのでおやめください。

機材

カメラだけではフォトスタジオ(写真スタジオ)はできません。

たまに見かけますが、『カメラを〇〇カメラを使用』とか、

恥ずかしいのでフォトスタジオ(写真スタジオ)のホームページで書くのはやめましょう。

あなたは、カメラに写真を撮ってもらっているのですか?

それなら、その写真撮影あなたで無くとも良いのでは無いですか?

もちろん、良いカメラで撮るのは当たり前です。

できれば、撮影に合わせていろんな種類のカメラを使い分ける程度のことは行ってください。

 

照明機材もクリップオンストロボだけでは撮影はできません。

撮影に合わせ、ソフトボックスもいるでしょうし、光の質を変える必要があるかも知れません。

こちらの準備の方がカメラより大切です。

極端な話ですが、市販の1眼カメラならどのカメラでも大差なく綺麗な写真が撮れるはずです。

細かくは書きませんが、フォトスタジオ(写真スタジオ)の機材・設備にはそれなりの投資が必要です。

フォトスタジオ(写真スタジオ)の開業資金

大雑把ではありますがフォトスタジオ(写真スタジオ)の開業にあたってのお金について記します。

どういった撮影をメインにするかによりフォトスタジオ(写真スタジオ)の開業資金は大きく変わります。

安くつく開業からそこそこの資金が必要な場合まで実例を挙げて記したいと思います。

自宅開業、出張写真撮影がメインの場合

出張写真撮影のメリット
スタジオを構える必要が無く、コスト的にはお安く始めれます。
撮影に自信がある方は、出張記念写真撮影から始めるのも良いかも知れません。

出張写真撮影のリスク
・カメラ、機材を持ち込まないといけないので破損のリスクがあります。
・自然光を活かした撮影が必要になる場合があるので天候に左右されやすく、撮影が難しい。
・時間も短く、撮影料金が安いものが多く、アシスタントなしでの撮影になり撮影が難しい。

出張記念写真撮影はスタジオの撮影よりリスクも高く、太陽も意識しないといけない難しい撮影です。

カメラ2台、レンズ複数、ストロボ、ストロボ周りのアクセサリー(ソフトボックス・ライトスタンドなど)
パソコン・ソフト関係の費用
自社フォトスタジオ(写真スタジオ)のホームページ関係の費用
その他、必要になる撮影機材  
約200万円程度あればなんとかなると思われます。

自宅開業、自宅簡易スタジオ写真撮影がメインの場合

自宅簡易スタジオでの記念写真撮影のメリット
スタジオの家賃が無く、コスト的にはお安く始めれます。
ある程度、事前に撮影準備ができるので、一定レベルの記念写真撮影が撮りやすい。

自宅簡易スタジオでの記念写真撮影のリスク
・自宅簡易スタジオでの撮影の為、お客様に撮影料金への理解が得にくい。
・スタジオの為に作られた空間では無いので、高品質な記念写真撮影が行いにくい

出張記念写真撮影よりリスクは低いが集客は難しい。

カメラ2台、レンズ複数、ストロボ、ストロボ周りのアクセサリー(ソフトボックス・ライトスタンドなど)
パソコン・ソフト関係の費用
自社フォトスタジオ(写真スタジオ)のホームページ関係の費用
その他、必要になる撮影機材  
約200万円程度あればなんとかなると思われます。

賃貸物件で開業、記念写真撮影がメインの場合

賃貸物件で店舗としてフォトスタジオ(写真スタジオ)の記念写真撮影を行う場合のメリット
店舗としてスタジオを構えているので信用度も上がり集客には役立ちます。
撮影で生きたい方は、スタジオを構えて記念写真撮影を行うことをお勧めします。

賃貸物件で店舗としてフォトスタジオ(写真スタジオ)の記念写真撮影を行う場合のリスク
・家賃が必要。
・賃貸物件をスタジオに改造するための費用が必要。

スタジオの撮影は失敗のリスクは少ない、家賃分余分に売り上げるだけの集客が必要。

カメラ2台、レンズ複数、ストロボ、ストロボ周りのアクセサリー(ソフトボックス・ライトスタンドなど)
パソコン・ソフト関係の費用
自社フォトスタジオ(写真スタジオ)のホームページ関係の費用
その他、必要になる撮影機材  
スタジオの改造のための費用
どれだけのスタジオの改造をするかにより金額は大きく変わります。
例えば、シップ写真スタジオでは白ホリとスカイライトと電動のバックペーパーの巻き上げ機だけでも数百万円掛かりました。
またスタジオが広い場合、エアコンが業務用になりますのでこれも大きな金額になります。
約1000万円程度あればなんとかなると思われます。

 

写真撮影の仕事は、簡単でちょっと勉強したら誰でもできる仕事だと、誤解している人が多いように感じます。
学ぶことも多く、実はお金も掛かる上に見返りも少ない仕事です。
はっきり言ってお金儲けをしたいなら他の仕事をお勧めしたいぐらいです。
それでも、写真が好きで写真で食べていきたいと思っているなら頑張ってください。
シップ写真教室のプロフェッショナルコースではそんな写真を仕事にしたいと考える皆さんのために頑張ります。

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記念撮影ならどこがいい?フォトスタジオ

2024-12-19 17:57:00 | 写真

記念撮影ならどこがいい?とよく聞かれます。
人によって良い写真スタジオは異なると思います。
私の周りで記念写真を撮るプロフォトスタジオ(写真スタジオ)が信頼される撮影の場に成っていない現状も踏まえ
写真スタジオで撮影するメリットやそうでも無いことを記していきたいと思います。

お子さんの七五三や入園・入学をはじめとする記念日には、
ご家庭で撮影するよりもフォトスタジオに足を運び、
プロのカメラマンに依頼した方が思い出に残る写真が撮れると言われています。
ご家庭での撮影と比べて具体的にはメリットがあるのでしょうか?

経験豊富なプロのカメラマンが撮影すること
フォトスタジオを訪れて撮影するメリットの一つには、
経験豊富なプロのカメラマンに依頼できるという点が大きな魅力とも言えますが
全てのフォトスタジオのカメラマンが経験豊富なプロとは限らないことが大阪のフォトスタジオの大きな問題です。
経験豊富なプロのカメラマンはそう多くは存在しません。
経験豊富なプロのカメラマンを探すためには、フォトスタジオの記念写真などのスタジオ写真を見て判断する必要があります。
見本写真を見ても上手なカメラマンか判断できないなら、
あなたがフォトスタジオの記念写真などのスタジオ写真の見本を見て気に入った所はいかがでしょうか。

ご両親がお子さんの記念写真を撮る場合は、光の調整などなかなか素人では技術的に難しいところがある一方、
ご両親だからこそ写せる表情の記念写真もあると思います。
経験豊富なプロのカメラマンに可愛らしいお子さんの素敵な写真を撮ってもらうか、
ご両親が撮るかは欲しい写真によって変わると考えます。
フォーマル・オーソドックスな撮影ならフォトスタジオに任せる、日常の一環としてならご両親がお子さんを撮影する方が良いかも知れません。
ご両親だからこそ、お子さんのさまざまな表情を引き出し、満足度の高い一枚が残せることもあると思いますから。

フォトスタジオでは高性能の撮影設備が揃っていますので、お子さんの晴れやかな姿をクオリティの高い画質で写真に収めることができます。
しかし、高性能の撮影設備が揃っていてもプロの技術が無くては、良い写真は撮れません。
要は、フォトスタジオにはプロの技術があるカメラマンが居る所でないと頼んでも無駄ということをご理解ください。

ご家族全員が入った記念写真が撮れること
ご家族の記念写真を家族だけで撮る場合、タイマーを使ったり無線でシャッターを切ったりとファインダーを見ずに撮影しますので、
全員の表情を確認しながら撮れないデメリットがあります。
フォトスタジオに頼むメリットはその部分もあり、フォトスタジオに足を運んで撮影を依頼すれば、
家族全員の表情を見ながら撮影してもらえますので素敵な家族写真を撮ることができる事です。
だだし、それは経験豊富なプロのカメラマンのいるフォトスタジオの場合のみです。
また、小さなフォトスタジオではカメラがご家族から離れて撮影することができないので、
焦点距離の短いレンズでしか撮影できないので端に映るご家族の顔が歪むなどの現象が起き家族写真としてはお勧めできたものにはなりません。
それは経験豊富なプロのカメラマンのいるフォトスタジオでも同じで、レンズの物理的性能から周辺が歪まない家族写真を撮ることは難しいのです。
私どもシップ写真スタジオは奥行き30メーターありますがそれでも家族写真を撮る最低限の奥行きだと考えています。
要は広いフォトスタジオでないと歪みの少ない家族写真撮影はできないのです。
家族写真撮影をメインにするフォトスタジオを歌っているにも関わらず、小さなスペースのフォトスタジオと言うのはあり得ないと考えます。
それほど、フォトスタジオの広さは・天井の高さじゃ家族写真の出来に影響します。

私どもシップ写真スタジオではたくさん撮影してご家族全員の表情の良い写真を作る努力をしますが、
ご家族の人数が多い場合はたくさん撮影した写真の中から顔を合成して全員の表情の良い家族写真を作る時もありますし
スケジュールの加減でご家族が全員集まれない時や複数の家族を別の日に撮影してなどでも1枚の家族写真にすることもできます。

私はフォトスタジオに訪れるということ自体がご家族で楽しいイベントと考えています。
フォトスタジオで楽しく良い思い出を記念写真に残して欲しいと思います。

フォトスタジオで記念撮影ならどこがいい?
具体的なフォトスタジオ(写真スタジオ)名は出しませんが、お勧めできる最低条件だけ記しておきます。
・経験豊富なプロのカメラマンが在籍していること
年間〇〇〇人撮影などのキャッチコピーは当てになりません。
若いカメラマンが全部ダメでもありませんし、年の行ったベテランカメラマンが良いわけでもありません。
カメラマンがどんな撮影をどんな姿勢でおこなってきたかが大切です。
フォトスタジオ(写真スタジオ)の見本写真を見て、電話やメールで話してみて納得できるカメラマンが良いカメラマンです。
担当するカメラマンが撮ったの見本写真を見せてくれない、電話やメールでの相談に丁寧に答えてくれない、そんなフォトスタジオはダメです。
・フォトスタジオ(写真スタジオ)の規模
貸衣装がある、宣伝が派手、ホームページに良いことがたくさん書いている。
繁華街にあるからアクセスが便利。
この辺は、写真を撮る上手さには関係ありません。
どこにフォトスタジオ(写真スタジオ)があっても良いのですが、
フォトスタジオ(写真スタジオ)の撮影スペースの大きさは写真の仕上がりに影響します。
前記したように、奥行きの無いフォトスタジオ(写真スタジオ)では焦点距離の短いレンズでしか撮影できないので
端に映るご家族の顔が歪むなどの現象が起き家族写真としてはお勧めできたものにはなりません。
また、天井高の無いフォトスタジオ(写真スタジオ)ではトップライトが上手く入らず撮影方法に制限がかかります。
良いフォトスタジオ(写真スタジオ)は、必ずこれらの条件は満たしているはずです。
大阪でも良いフォトスタジオ(写真スタジオ)は、この条件を満たす為かなり努力しています。
例えば、見栄えは良くありませんが倉庫を借りてこの条件を満たすフォトスタジオ(写真スタジオ)にしたり、
撮影環境を整える為、繁華街から離れて家賃の安い所で条件を満たすフォトスタジオ(写真スタジオ)を作ったりしています。
繁華街のあるフォトスタジオ(写真スタジオ)でもマンションの天井を壊して天井高を稼いだりしているところもあります。
結論を書きますと、良いフォトスタジオ(写真スタジオ)の理想は高さ・広さがあるところです。
私どもシップ写真スタジオも独立して開業するときには、お金も無く大阪の端っこ、
生野区の家賃の安い木造の工場(約30坪)を家賃15万円で借りて写真スタジオを始めました。
繁華街にフォトスタジオ(写真スタジオ)を開業する方が営業的には有利なことも多いのですが、
良い写真を撮ることを優先し広い・天井の高い場所を選んだ私の選択でした。

大阪であなたのご家族に合うフォトスタジオ(写真スタジオ)を見つけることは難しく感じることと思います。
一生の思い出(記念)でもありますし、こちらに記した事も参考にして探してみてください。

 

次のブログでは、写真教室メインのブログなので少しフォトスタジオ(写真スタジオ)開業について書きます。

 

 



 

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大阪での商品撮影の現状。大阪で商品撮影で食べていける・・・

2024-12-17 16:00:12 | 写真

商品写真撮影を仕事に考えている生徒さんに、大阪での商品撮影の現状を質問されました。
私も最近はスタジオに籠りぱなしなので多くは知りませんが、私の周りから聞こえてくることを記したいと思います。

大阪の商品写真撮影で変わったことを箇条書きします。
1.ここ30年の間に家電メーカー・流通系の商品写真撮影が大幅に減りました。

2.印刷屋さんの商品写真撮影は不明です。
大阪のフォトグラファーは印刷屋さんの商品写真撮影も多く行っていましたが、
私は、いろんな意味で印刷屋さんの商品写真撮影はあまり受けたくない事もあり詳しくはありません。

3.商品写真撮影に関わるデザイン事務所も減った感じがします。
WEB系専門の事務所は商品写真撮影料金が安すぎてお付き合いがあまりないので不明です。

4.商品写真撮影の撮影単価は、かなり安くなっています。
物にもよりますが、商品写真撮影単価が30年前の1/2〜1/10まで下がっています。
特にEC用の商品写真撮影は1/10以下の撮影も多くあります。
5.商品写真撮影の腕前のあるフォトグラファーがここ30年でかなり減りました。
やはり、大阪の会社が東京に本社機能を移転させた事が大きく、一流の商品撮影の仕事が減ったことが影響しているのかも知れません。
フォトグラファーはやはりやる商品写真撮影の仕事で成長して上手くなると思いますから。

 

大阪で商品撮影で生き抜くために!
大阪の商品写真撮影をするフォトグラファーの現状から
30年前から比べて商品写真撮影で生計を立てていくのは大変厳しくなっていると感じます。
ですのでより一層、商品写真を撮影する技術を磨く必要があります。
いくら、口先の営業で商品写真撮影の仕事を取っても、腕がなければその仕事は長続きしません。
仕事が長続きしないと言うことは、生涯に渡り写真の撮影で生きるのは無理ということです。

インターネットで商品写真撮影 大阪と検索してみると
この中で10年残っている写真スタジオが何軒あるのでしょうか?
生き残るのは、大変なことです。
私も2000年ごろからホームページを作りいろいろ試して失敗を繰り返しました。
失敗例を記します。
<他社につられて撮影料金を設定。>
実は、これが私を大いに苦しめました。
例えば、グレーバック単品撮影2000円〜
これを見たお客さんはグレーバック単品撮影2000円で撮れると錯覚するようで大変困りました。
グレーバック単品撮影でも、お客様のご要望や商品の特徴で撮影方法は何通りもありほとんどの場合2000円では撮影できませんでした。

<EC商品写真撮影  500円>
EC商品写真撮影だから手加減して撮影することは、私にはできませんでした。
EC商品写真撮影も印刷用の商品撮影と何も変わりません。
手加減して撮影するなんて不可能でした。
あるEC商品写真撮影の時、1つのゴルフクラブの商品写真撮影が終了するのに、丸一日かったこともあります。
それでも、撮影料金は500円です。
大赤字です。
それでも、信用が大切なのでお受けした仕事の手を抜くことはできませんでした。
EC商品写真撮影でもかかる時間と労力は一緒です。
それからは、他社が安い撮影金額を提示していても、お客様に他社のホームページは安いよと言われても
私どもでは、私が納得して納品できる商品写真をできるだけ低価格で提供していると伝えて
私どものEC商品写真撮影を納得いただけるお客様だけに提供することに努めています。

一番言いたいことは、商品写真撮影は価格競争で取るなです。
商品撮影を撮るフォトグラファーはサービス業でもあります。
お客様に寄り添い、お客様の役にたつ、そんな商品撮影はどうすれば良いか考え、
最善の撮影を最善のコスパで行う事を想定して商品写真撮影の金額を考えてください。
お客様も人間です、商品写真撮影に必要な費用なら支払ってくれるはずです。

<ホームページに載せる商品写真撮影の見本は奇抜な写真を使わない>
商品写真撮影の見本にどんな写真を使うべきか・・・
難しいですよね。
目立つ商品イメージの写真を載せていませんか?
私も、初めの頃は商品イメージの写真を載せていました。
火・煙・水・氷・湯気、合成などなどパッと見は派手で良いと思いますよね。
でも、そんな商品イメージの写真を見たお客様はそんな商品写真を求めているのでしょうか。
ほとんどのお客様の扱う商品撮影とは乖離しています。
ですので、私は最近お客様に見せる商品写真はイメージ商品撮影のものではなく、
単純に商品だけが写っている商品写真にしています。
商品の質感・色・立体感が表現されている当たり前の商品写真をお客様には見せています。
本当に商品写真撮影が上手いフォトグラファーは何にも無いような商品写真を本当に美しく撮影します。
最近は、商品写真をシビアに見るお客様も増えてきましたので、白バック・グレーバック・切り抜き撮影を
正確に撮った商品写真を見せるのもお勧めです。

大阪での商品撮影で食べていくのは、大変難しい。
それでも商品撮影で食べていくなら最低限、次のことをしてみましょう。
1.大阪の写真スタジオで通用するレベルの商品撮影を身につける。
特に、何か得意分野の商品撮影を持ってください。
モデル撮影でも製品撮影でも料理撮影でもなんでも良いので他のフォトグラファーに負けない撮影ジャンルを持ってください。
2.大阪でも最近は写真スタジオを持たないフォトグラファーも増えてきましたが
写真スタジオを持ってください。
大阪では基本、レンタルスタジオ代は出ませんので。
3.どこか1社、定期的な撮影をいただける印刷屋・代理店・デザイン事務所を持ってください。
頑張って営業しましょう。

大阪での商品撮影で食べるのは大変です。
副業でちょっと商品撮影もするや会社で商品撮影を任されたなどなら
私の写真教室で撮り方覚える事はお役に立つと思います。

もし、プロフォトグラファーになりたいのなら写真スタジオで修行をすることをお勧めします。
厳しい話ですが、写真学校を卒業して写真スタジオで修行しても30年以上プロフォトグラファーをしている人は一握りです。
それだけ食えない業種です。

この程度ではプロでは生きていけません。

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『写真館開業を目指す生徒との会話から』プロフィール写真の撮影方法について。

2024-12-11 17:40:53 | 写真

写真館開業を目指す生徒からプロフィール写真の撮影方法について聞かれました。
私の場合、プロフィール写真の撮影方法はお客さんの持つ雰囲気や目的により変えています。
出来るだけ、お客さんのお役に立つプロフィール写真にしたいからです。
ですが、いつも学んでいるスタジオポートレートの基本を大きく外れる撮影ではありません。
あとで図でも示しますが、トップライトとプレーンライトは基本になります。
教えているように、トップライトは重要です。
必要な場所に、的確にトップライトを入れてください。

見本のライティングで見本写真が撮れます。
プロフィール写真の撮影方法としてもOKだと思います。
ただこれは、一つの撮影例にしかすぎません。
色んな基本ライトの組み合わせでプロフィール写真を撮ります。
見本のライティングはトップライト、プレーンライト、レンブラントライトの組み合わせです。
ライトを分解して見てみましょう。
トップライト

トルソーを見てください。
縦に凹凸が入った立体感が出てます。
おでこ・鼻筋・ほっぺた・あごにハイライトが入り立体感が出てますね。
プロフィール写真を含む多くのスタジオポートレートではよく使うライトです。

プレーンライト

トルソーを見てください。
左右に凹凸が入った立体感が出てます。
プロフィール写真を含む多くのスタジオポートレートではよく使うライトです。

レンブラントライト

トルソーを見てください。
反逆光のライトです。
人物のエッジを立てています。
雰囲気を出すためによく使います。
プロフィール写真を含む多くのスタジオポートレートではよく使うライトです。

 

それ以外に被写体やお客さんのご希望に沿うため、サイドライトやフロントライトを使うこともよくあります。
例えば、プロフィール写真の顔の立体感をなくしたい場合はフロントライトが必要になります。

カメラの上から1灯入れて撮影した写真です。
このライトで撮影すれば、人物の立体感は無くせます。
女性のプロフィール写真では結構使うライトですね。

プロフィール写真写真を含むスタジオポートレートでは
トップライト、プレーンライト、レンブラントライト、サイドライトやフロントライトを
それぞれのライトの長所を混ぜてどう組み合わせるかにより、最適のライティングを作っていきます。

シップ写真教室のプロフェッショナルコースの生徒さんとはこんな話をいつもしています。
副業・本業として写真撮影で生計を立てたい生徒さんには、撮影の技術と共に私の写真スタジオの運営して気付いた事も教えていきたいと考えています。

↓↓ホームページはこちら↓↓

https://www.photo.cip-works.com

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シップ写真スタジオ『宣伝です』
大阪でプロフィール写真撮影の撮影はシップ写真スタジオへ!
検索サイト上位表示の写真スタジオや写真館のプロフィール写真撮影で満足できない皆様にお薦め!
コマーシャルフォトのライティングで貴方を撮影します。
『安心保証』
私どもでは、お客さまにプロフィール写真を撮影現場でご確認して頂いております。
プロフィール写真撮影の撮影が気に入らない場合は、撮影セットを変更しての再撮影が可能です。
お気に召すまで、フォトグラファーと撮影をおすすめください。

このプロフィール写真を印刷、コピーして持参ください。
プロフィール写真撮影を10%OFFでご提供します。
シップ写真スタジオ プロフィール写真撮影のページ
https://www.syasinkan.com/profile.html

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