<夢のない話ですが・・>
大阪の今の現役フォトグラファーは大変です。
三十数年前は仕事も多様で出版はほぼ無いに等しかったが流通系の撮影も多く、多くのカタログ撮影がありました。
私みたいに人間関係を築くのが苦手な者でも、撮影の腕があれば営業しなくとも仕事をくれるスポンサーも多く存在していました。
現在の大阪は撮影の仕事も激減し、撮影料金も三十年前よりかなり下がり苦しい状況にあります。
撮影案件で知り合う30代・40代のフォトグラファーは苦しいながらも撮影の仕事をしているようです。
『仕事が少ない、ギャラが安い、拘束時間が長い』の三重苦とよく聞きます。
ギャラが安くなったため、スタジオを所有するフォトグラファーも減少しています。
以上のことからも、写真がうまくても稼げなくなっているのがわかると思います。
生涯の仕事として考えるなら大阪でフォトグラファーになることはお勧めできません。
写真が好きで写真撮影で生きたいのなら東京や大阪以外の地方の方が可能性はあると感じています。
でも、まだ私も現役で撮影のお仕事をして生きていますので、
やり方次第では大阪でもなんとかやっていけるかもと本心では思っています。
写真専門学生に
広告の写真撮影は大変です。
撮影を簡単に考える人もいますが、ノウハウも含めて大変難しいものです。
私など40年近く商品撮影を行っていますが、いまだに完璧な商品撮影をできた感覚はありません。
写真で食べたいなら、まずは写真が上手くなる事が大切です。
いい加減な撮影技術で生涯写真で生活できるなんて有り得ませんので。
写真スタジオやカメラアシスタントとして就職を考えている皆さん。
当たり前のことですが、写真スタジオ・フォトグラファーは皆おなじでは有りません。
就職を考える際にはその会社があなたのの将来に役立つノウハウを学べるスタジオかをよく考えてください。
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