元祖・東京きっぷる堂 (gooブログ版)

あっしは、kippleってぇケチな野郎っす! 基本、自作小説と、Twitterまとめ投稿っす!

「げんしろう」:kipple

2011-08-22 10:55:00 | kipple小説

げんしろう


げんしぃ~ろ~ しんきぃ~ろ~ 原子炉の~ 蜃気楼~

しんきぃ~ろ~ げんしぃ~ろ~ 蜃気楼の~ 原子炉~

しんきろぉ~う げんしろぉ~う あの蜃気楼は~ あの原子炉~

砂丘から見える 蜃気楼~ 砂丘から見える 原子炉~

あの蜃気楼はぁ~ あの原子炉ぉ~

鳥取砂丘から見えちゃった あの原子炉~

でも あの原子炉は 蜃気楼~ あのしんきろうは~ あのげんしろぉ~

鳥取砂丘から げんしろう が見えるんだ~

げんしぃ~ろ~ しんきぃ~ろ~ 原子炉の~ 蜃気楼~

しんきぃ~ろ~ げんしぃ~ろ~ 蜃気楼の~ 原子炉~

しんきろぉ~う げんしろぉ~う 

ゴビ砂漠から見えちゃった あの原子炉~

でも あの原子炉は 蜃気楼~

ゴビ砂漠から げんしろう が見えるんだ~

げんしぃ~ろ~ しんきぃ~ろ~

原子炉の~ 蜃気楼~ しんきぃ~ろ~ げんしぃ~ろ~

蜃気楼の~ 原子炉~ しんきろぉ~う げんしろぉ~う

サハラ砂漠から見えちゃった あの原子炉~

でも あの原子炉は 蜃気楼~

サハラ砂漠から げんしろう が見えるんだ~

げんしぃ~ろ~ しんきぃ~ろ~ 原子炉の~ 蜃気楼~

しんきぃ~ろ~ げんしぃ~ろ~ 蜃気楼の~ 原子炉~

しんきろぉ~う げんしろぉ~う

シベリア抑留地から見えちゃった あの原子炉~

でも あの原子炉は 蜃気楼~

シベリア抑留地から げんしろう が見えるんだ~

げんしぃ~ろ~ しんきぃ~ろ~ 原子炉の~ 蜃気楼~

しんきぃ~ろ~ げんしぃ~ろ~ 蜃気楼の~ 原子炉~

しんきろぉ~う げんしろぉ~う

南極基地から見えちゃった あの原子炉~ ・・・

(以下、延々と続き・・・)


福島浜通りから見えちゃった あの原子炉~

でも あの原子炉は げげ! 本物~!

げんしぃ~ろ~ しんきぃ~ろ~ 原子炉の~ 蜃気楼~

しんきぃ~ろ~ げんしぃ~ろ~ 蜃気楼の~ 原子炉~

しんきろぉ~う げんしろぉ~う


どっちが しんきろぉ~う どっちが げんしろぉ~う




                   おしまい


This novel was written by kipple
(これは小説なり。フィクションなり。妄想なり。)


「オンボロ馬車と原子力発電所」:kipple

2011-08-12 23:47:00 | kipple小説

「オンボロ馬車と原子力発電所」


オンボロ馬車 オンボロ馬車 ガタコトピッシャン ゆれ~るよ

オンボロ馬車 オンボロ馬車 ガタコトピッシャン ゆく~よ

大きな広い荒野を ガタコトピッシャン 走ってく

オンボロ馬車 オンボロ馬車 走れば走れば ますますオンボロ

オンボロ馬車 オンボロ馬車 もともとオンボロだったのか

オンボロ馬車 オンボロ馬車 走れば走れば ますますオンボロ

オンボロ馬車 オンボロ馬車 はじめはピカピカだったのか

そんなの知らない とにかく走れ ガタコトガタコトピッシャンシャン

オンボロ馬車 オンボロ馬車 ガタコトピッシャン ゆれ~るよ

オンボロ馬車 オンボロ馬車 ガタコトピッシャン ゆく~よ

大きな広い荒野を ガタコトピッシャン 大丈夫?

大きなお空の端から端を お日様とお月様は幾千万回まわったの?

車輪はガタガタ 今にも外れそう 幌はペシャンコ 穴だらけ

オンボロ馬車 オンボロ馬車 それでも走るよ ガタコトピッシャン

オンボロ馬車 オンボロ馬車 走るしかないの ガタコトピッシャン

日照りの中を 雨の中を 風の中を 雪の中を

暑さに焼け ドシャ降りに沈み 空に飛ばされ 零下に凍え

オンボロ馬車 オンボロ馬車 ガタコトピッシャン ゆれ~るよ

オンボロ馬車 オンボロ馬車 ガタコトピッシャン ゆく~よ

大きな広い荒野を ガタコトピッシャン ひた走る

大きなお空の端から端を お日様とお月様は幾千万回まわったの?

オンボロ馬車 オンボロ馬車 ガタコトピッシャン ゆれ~るよ

オンボロ馬車 オンボロ馬車 ガタコトピッシャン ゆく~よ


ある時

とっくの昔に自分が死んでる事に 馬が気づいたので

オンボロ馬車は倒れてバラバラになり灰になって消えました

御者も幌の中の乗客もおりませんでした

それどころか

オンボロ馬車が走っていた 大きな広い荒野には

生き物はいませんでした

ずっと ずっと 幾千万年も前からです

じゃあ

オンボロ馬車をひいてたのは

なに?

オンボロ馬車が走っていた 大きな広い荒野を

幾千万年も前から 私たちはずっと 見ています

幾千万年も前に 私たちはとっくに 死んでます

それでも ぐつぐつ煮立って

ゆっくりと 瞬きしながら 見ています



 


                   おしまい


This novel was written by kipple
(これは小説なり。フィクションなり。妄想なり。)