少人数で、快適なバスを使って、市内観光をしてきました。
ガウディ建築とモデルニスモ建築を堪能。
グエル公園
100年前に、雨を溜める施設をもった田園住宅街構想をもとに建設された場所。
今なら引き合い多数で、抽選というところでしょうか。
当時は、人気がなくて、2戸しか売れず、失敗した計画。
ガウディさんのアイディア、その色彩感覚、建築観の斬新さ、景観や自然、環境や建築材料への深い理解などどれをとっても100年前の構想とは、思えませんでした。
生まれてくるのが、早すぎたのですね。
現代でも、最先端の計画といわれる内容でした。
おかげで、バルセロナ市民、いえ、スペインの国民宝になり、毎日世界中から訪れる人が絶えない観光施設となるとは、お墓の中で、にやりとしている姿が見えるようです。
広場から望む市内の景観、公園内の樹木と市民によって放たれ野鳥となった大きなインコたちの鳴き声と羽音、テラスの破砕タイルのベンチなど、初めて実物を見て、大感激でした。
画像は帰国してから追加します。
カサミラ
まずは、エレベーターで屋上へ。
すごい屋上!煙突や通気孔まで、実用を越えて、デザインされていました。
当時からここに住んでいた人々もこの景色をに見たのですね。
波打つように広がる屋上を一巡り。不思議な感覚を味わいました。
直線がない!柔らかな壁の色、再現された当時の人々の部屋。
ガウディさんの発想、隅々まで考えられた造り、現在建築を目指している人
建築士さん、設計士さんが見たら、どのように感じられるのでしょう?
時を越えても、その新しさに、ため息が。
カサ・バトリョ
並びました。時間がかかると聞いていたのですが、タイミングがよかったようで、
あまり待たずになかに入ることができました。
海の青さ、生き物たち、波。ガウディさんの色彩感覚に脱帽です。
日本人の家に対する考え方をくつがえす、細部までこだわった建築物でした。
今にもつながる、リフォーム住宅。100年前から考えていたのですね。
居住性を高める工夫に声もでませんでした。美しい、不思議な空間のある建物でした。
サグラダファミリア
ガウディさんの計画を2026年に完成させようと急ピッチで進められる教会建築を口を開けて見てきました。
大きい内部。東北の大震災のために捧げられたというミサのことを聞きました。
祈りの場所。信仰の場が、ときには、500年もかかって造られる、キリスト教施設。
信者さんたちの思いを実現する建物なのですね。
ただ、修復しつつ、新築する。ときに応じた最高の最新の感覚、技術を予想して
計画をたてたガウディさんの信仰心を想像しました。
でも、鉄筋を使って進められる工事。どんどん造られていっていますが、
現在の建築技術は、時を越えて存在する力があるのでしょうか。
白い新しい部分が、なぜか、きゃしゃに見えました。
また、新しい受難のファサードの彫刻など、もし、ガウディさんが生き返ったら
何と言われるのでしょう。ここまで、予想されていたのでしょうか。
同時代のサン・パウ病院
バルセロナに花開いた建築物。当時の人々の生きざま、考え方など
現代人に語りかけるものが多く、圧倒された1日でした。
まだ、まだ、見所満載のバルセロナに、また、ゆっくり来たいです。
今回の滞在ホテルは、それぞれの建物が近く、徒歩にて観光(午後のフリータイム)。
もっと、時間がほしかったです。
明日は、次の観光地に国内線を使って移動します。
最新の画像もっと見る
最近の「エッセイ」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2019年
2018年
2015年
人気記事