輝くは省略されて使われることが多いですが、
市の復興スローガンです。
電、水、ガスのライフラインが復旧し、
ようやく人心地がついたような気がします。
先日、中越地震で大きな被害を受けた知人を電話で話したのですが、
ライフラインがそろったとき、生活への不安感が解消されたとのこと、
我が家でも同じように感じました。
家の土台や落ちた壁、がたついたサッシなどは
まだ、修理の目処がたっていません。
(出入りの工務店は、我が家より深刻な被害を被った方の住宅を優先しているため)
それでも、ガスが通ったとき、これで安心と感じたものです。
全国の警察からの災害支援の方が役目を終えてそれぞれの任務地へ戻られ、
水道の応援隊が復旧作業を終えて、
あと数日で、ガスの応援隊の皆さんも復旧作業を終えられることでしょう。
震災直後の混乱は徐々に治まりつつあります。
でも、決して、災害の復旧が成しえたわけではありません。
ほとんどの電柱は傾いたまま。
(中には引き込み線が垂れ下がった状態のものもあります。)
少々隆起したり陥没したりした下水道のマンホール。
うねったままの道路。
ブロックが隆起し、外れたままの歩道。
土砂崩れしたままの崖や山の斜面。
建物が傾いたままの産大の寮。
校舎とその脇のアスファルトの駐車場との段差が
10cm近くある小学校や中学校の建物。
市の財政で、力で、これらの復旧はできるのでしょうか?
中越地震で被災した長岡に実家がある同僚の話では、
3年たとうとしている今でも、「段差はそのままだよ。」
とのこと。通勤の行き帰りに目にする光景に、
これからの生活への不安がつのります。
近所の商店の話ですが、
倉庫が倒壊した場合、住宅とつながってないので
解体して出た建物の残骸の運搬費用と処分費用は全て自前だそうです。
住宅とつながっていれば、市から負担してもらえるのですが…
築100年以上の倉庫を解体し100万円強の費用がかかったので
市に相談に行ったのだが、救済の方法はないと言われたとのこと。
ただでさえ、大型店との競争に何とか耐えている状態なのに。
震災で新たな負担が…
どうやって、これからの道をさぐっていけばいいのでしょう。
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