近くて遠い国の人々の貧困と生活の苦しさを思うと胸が痛くなります。かの国の為政者の理念はどこにあるのでしょう。人として授かる命は、生まれた国や周囲の環境にかかわらずみな等しく尊いものです。北の人々が人権を保障され、よりよい生を送ることができる日が1日でも早く来るように、わたしたち日本人やアジアの国々の人々ができることを真剣に考えなくてはいけません。
今日付の読売新聞新潟版に国際理解を考えさせられる記事が掲載されていました。
タイトルは「忘れない 日本人の思いやり」
初来日した今はロシアに住む中国人の男性(61歳)が新潟空港近くで言葉が通じなくて困っていたところ、警察官の方に親身に対応してもらい、それまでもっていた日本人に対する印象が大きく変わったことが書かれていました。
「初めての日本旅行で、この警察官の人をはじめとして100回以上道行く人に尋ねたけれど老若男女を問わず、皆熱心に対応してくれた。・・・わたしが見た事実を中国人やロシア人に伝えたが、だれも信じてくれない。『日本ファシスト』のイメージは今も人々の心の中にある。・・・わたしとわたしの家族はこの恩をずっと忘れない。あなたたちがしてくれたことを世界に広めたい。」
届いたエアメールに書かれていたそうです。
この夏、勤務先の同僚が日本と中国、韓国との歴史認識のすり合わせの会に毎年参加していることを知りました。「毎年、日本の教育現場で歴史を教えるとき、日本のアジアへの侵略戦争のことを教えていると伝えるのだけれど、全く信じようとしないんだよ。」と話していました。
中国や韓国の対日批判は、政治的に利用され、偏った教育という形で戦後60年間続けられていることも事実だと思います。日本では、歴史教育の中で事実を教えている教師は大勢います。でも、あまり理解せず、教えなければならないと思わない教師がいることも事実です。
今年は初めて3国が一堂に会して学習する場がもたれ、各マスコミに紹介したけれど、どこも取材に来なかったということも・・・
また、今日の読売新聞の経済面に「韓国人の日本旅行200万人突破」の記事もありました。日本を訪れる外国からの旅行者に恥ずかしがらずにみんなで親切にしていきたいですね。日本を訪れた人々の『百聞は一見にしかず』が国際理解の第1歩になると思うのです。
わたしの学級の子どもたちは、恥ずかしがり屋が多いです。物怖じせずに人と接することができることが、国際人の第1歩でしょうか。
アジアの人々に信頼される日本人になってほしいです。
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