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な~なじらね

伝統食について考えること

当地では、1日で20万人が繰り出す
梅雨時の風物詩「えんま市」が終わりました。
今年は、14日の日曜日の人出が一番多かったのですが、
15日の昼間は、小学生・保育園・幼稚園の子ども達で
にぎわいました。

ふるさと学習をしている3年生。
複数校の「えんま市」調べがあったからです。
子ども達の課題もさまざまで
・お店の傾向調べ
・お店屋さんへのインタビュー
(てきやさんの屋台のお店が中心なのでムムム・・・)
(小さい閻魔堂のための露天市なのですが、
 全国から来る露天商が約600もの店を並べる様子は壮観です。)
・市の歴史調べインタビュー
・お客さん調べ
などなどです。

この頃は、
笹が大きくなるので、
小学校では、食協の方や祖父母ボランティアの方々を
講師に、笹団子作りや三角ちまき作りの体験も盛んです。
画像の「ちまき」は、3年生からの頂き物です。
我が家のとは異なり、二等辺三角形の形です。
(我が家は、正三角形)

昨今は、家庭で笹団子や三角ちまきを作る方が少なくなっています。
我が家でもここ数年は、手間がかかるので笹団子は作っていません。
それでも、毎年三角ちまきだけは作ります。
ですが、私は母から免許皆伝をもらうことができず、
この年になっても、補助的作業しかさせてもらえません。
母も老化防止にと・・・あえてちまきを巻くことはしてきませんでした(!?)。
でも、母も高齢です。
今年は意を決して(おおげさ!!)、
三角ちまきの巻き方を教わりました。

どの家庭でも、祖父母が若くなり
(私の年齢に近いおじいさん、おばあさんもいられます。)
ちまき作りをできる方は少ないのが現状です。
子ども達の祖々父母のみなさんでしたら
作ることができるのでしょうが。
伝統食を継承していく心意気を、
私たち世代がもたなければ、
早晩にも、
伝統の家庭の笹団子、三角ちまきは
無くなっていってしまうのではないでしょうか。


学校によっては、菓子店から地域の先生を招いているかもしれません。
それにしても、昔の人々の知恵と季節感には、
改めて尊敬の念を抱きました。

農家の農作業が終わり一息つく頃
農作業のための力
馬市が立ち
鍬や鋤きなどの仕事や生活に必要な道具を売る商人が集まり
人々でにぎわっていた「えんま市」
このころ育つ笹と
春先に取っておいたよもぎを使って笹団子を作り
すげを使って三角ちまきを巻く。
食べ物の腐敗を防ぐ笹の力も活用していたのですから。

今年も鎌倉に住む伯母にちまきを50個送ることができました。
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