な~なじらね

マシュー・ボーンさんに再び

なんと、先回計測の体重-今朝の体重=-0.8㎏。すごいすごいとニンマリしながら、本日は、マシュー・ボーンさんの「愛と幻想のシルフィード(Highland Fling)」を観るために上京しました。朝7:50発の快速電車に乗り新幹線で東京、そして東京芸術劇場のある池袋まで。
先回はやっととれたフルオケの日の「白鳥の湖」を今年度になって日程変更をして初の土曜開催となった学習参観・PTA総会・学年懇談会のために泣く泣く人に譲ってしまったので、大きな期待を胸に出掛けました。
当日にしか発表されないキャスティング。残念ながら期待していたバンパイヤのウィル・ケンプさんのジェームズではありませんでしたが、さすがにマシュー・ボーンさん、素晴らしい作品でした。期待通り!!古典を現在に置き換えて作品を演出するマシュー・ボーンさんらしい作り、とても複雑なダンス(バレエ?)のステップ、音が少しやかましいかなと思いましたが、あっという間の1時間半の公演でした。まだ、ご覧になっていない方、必見です。
私は、基本的にハッピーエンドの作品が好きです。でも昨年観たPlay Without Wordsも今回のHighland Flingも悲劇なんですよね。Englandと言えばかの偉大なShakespeareの人間の内面を表現した演劇作品も悲劇が多く、有名ですよね。やっぱり人の心を揺り動かすのは悲劇の方なのでしょうか。揺れ動く愛、ドラッグの場面、愛する人への所有欲、それゆえ悲劇的な結末。様々なことを思い考えさせられた作品でした。最後の場面はあんまり好きではありませんでした。挙式後のお祝いのパーティの最中にシルフィードに惹かれて森に行ってしまうジェームズ。悲劇の後に(多分ジェームズ自身がシルフィードになってしまっていたように思うのだけれど)目にしたのは、エフィと自分の代わりにエフィと結婚した Gurnのくつろぐ姿。悲劇的な失望感。喪失感。ジェームズってなんなのさっ!愚か者と言ってしまうと作品世界を狭めた見方になってしまうのですが、ハッピーエンド好きな私にとっては最後は重い終わり方でした。(古典自体がそうなのだから当然ですが・・・)
ところで、Englandの若者の中にはあんなにドラッグが日常化しているのでしょうか。教師である私にとっては何ともいや~な場面から始まります。金八先生でもドラッグを扱った重いシリーズでしたよね。EUやUSAの社会では本当にそこまで行っているのでしょうか。そして日本もそこに向かっているのでしょうか。マシューさんはなぜ、ドラッグの場面をよく登場させるのでしょう。無理だけど聞いてみたいと思いました。
また、SEX場面の扱い方も日本人にはまだまだできないことですよね。映画や演劇、バレエやダンスなどの表現ではやはり欧米人と思いました。(人間の本質や精神世界に迫ろうとするとSEXを取り上げるのは当然のことなのでしょうか。“これもマシューさんに聞いてみたいことです。”)・・・これではまるで下手な小学生の作文のようですね。
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