一条きらら 近況

【 近況&身辺雑記 】

青汁ドリンク

2022年04月10日 | 私の健康法
 最近、青汁ドリンクを飲むようになった。
 きっかけは、野菜不足のような気がしたからだった。
 決して野菜嫌いではなく、毎日の食事で何種類かの野菜は食べている。
 ただし、野菜サラダはあまり好きではないので作らない。トマトやキュウリなど少しの野菜以外は、すべて加熱した料理。一番多いのが炒め物、次に炒め煮、次に煮物や和え物。
 天ぷらなどの揚げ物も作りたいが、調理後の油の処理が面倒で作らなくなってしまった。揚げ物が食べたい時は、デパートのレストラン街に美味しい専門店があるので、何かの用事の後に食べて来る。特に伊勢丹会館『串の坊』の串カツは、最高に美味しい店。
 自宅で野菜サラダは作って食べないので、加熱しない野菜をほとんど食べていないことにも気づいた。
 野菜の〈酵素〉は生(なま)でなければ取れないと知っていた。〈酵素〉が身体にどう良い成分なのか知らないが、栄養成分であることには違いない。
 毎日、料理を作りながら、
(私って、結構、好き嫌いがあったんだわ)
 そう気づいた。食材や料理に、あまり好き嫌いはないと思い込んでいたのである。
 たとえばニンジンはカレーやきんぴらゴボウに欠かせなくて美味しいが、煮物や生のニンジンは嫌い。
 玉ネギはハンバーグやミートボールを作る時のみじん切りは欠かせないし美味しいが、刻んで肉じゃがなど煮物に入れたのは嫌い。
 他にも気づいてみると、いろいろある。キャベツは炒め物やギョウザのタネやみじん切りショウガ&スライスきゅうりと混ぜた浅漬けなどは好きだが、ロールキャベツなど煮たのは嫌い。
 また、あまり好きではない野菜も多い。レシピを見て作る料理によっては食べるが、あまり好きではないのが、ピーマン、レタス、オクラ、大根、エリンギ、しめじ、ニラ、もやし、えのきだけ、ゴーヤ、パクチー、ズッキーニ、らっきょうなどで、他にもある。
 同じ品種でも、ブロッコリーは好きだが、カリフラワーは嫌い。大和芋は好きだが、長芋と山芋は嫌い。グリーンアスパラは好きだが、ホワイトアスパラは嫌い。ちりめんじゃこは好きだが、しらすは嫌い。 
(食べる野菜の種類も少ないし、食べ方が偏っているから、野菜の摂取量が少ないみたい)
 薄々、そう感じていた。
 肉料理が好きだから野菜も食べなくては身体に悪いとわかっている。
 ネット記事の広告で時々眼にする〈青汁〉の文字。以前は、一瞬、見て、
(興味ないわ、青汁なんて)
 いつも、そう思っていた。
 青汁の名前がつくドリンクは、さまざまなメーカーから販売されていて、キャッチコピーはどれも野菜不足が補えるという文章。
 初めて青汁という商品が開発され販売されるようになったのは20年か30年前だと思う。当時、親しい知人が毎朝、青汁を飲んでいると聞いたことがある。健康オタクの人で、豚カツや天ぷらは箸で衣をはずして中身だけ食べるとか、ご飯は玄米を食べているとか聞いた時は、
「すごいですね。それだけ気をつけてるから健康体なんですね」
 と、感心してみせたが、内心、
(青汁なんて不味そう!)(豚カツや天ぷらは衣と一緒に食べるから美味しいのに!)(玄米なんて不味そう! ごはんは精白米のほうが美味しいわ!)
 そう思ったものである。
 ――健康に良くても不味い物は食べたり飲んだりしない。健康に悪いと言われるものでも好きな物は食べたり飲んだりする。――
 それが私の長年の信条。
 そんな私が、野菜不足を意識するようになったため、
(青汁って本当に野菜不足を補えるのかしら)
 と、ネット広告のキャッチコピーがチラチラ浮かぶようになり、スーパーで1本買ってみた。
 青汁の粉末を水で溶かして飲むのもあるようだが、サプリみたいで毎日飲まなくてはとストレスになりそう。サプリは飲むのが面倒で嫌い。
 それでドリンクになっている350ccの『ごくごく飲める 毎日1杯の青汁』を1本買ってみた。
 青汁は不味そうというイメージと先入観が消えないまま、試しに飲んでみたら――。
(あら、結構、美味しい)
 きっと、青汁という商品が開発されたばかりのころは不味くて、進化したから美味しく作れるようになったのかもしれないと思った。
 スーパーへ行くたび数本ずつ買って、毎日のように飲んだが、
(これで生野菜の酵素が取れるのかしら)
 どんな効果があるのかよくわからなかったけれど、私の胃と腸は相変わらず良好だから、何も変わったことはなかったものの、野菜不足が解消されているに違いないという心理で、料理する時の迷いが消えた。
 飲むのは午後3時頃。一時期、昼食後のスイーツはやめて、午後3時のおやつに食べていたが、数か月で元の習慣に戻した。シュークリームとかどら焼きとかパウンドケーキとか砂糖が少ない物だけにしたが、やはり昼食後のほうが糖分の吸収が少なそうだし、美味しいしと思ったからだった。
 一日のメリハリの午後3時のおやつには甘い物は食べないで、チーズ1切れだけにした。飲み物はその日の気分でいろいろ。その飲み物を青汁ドリンクに変えて飲むようになった。
 1か月後に、『ごくごく飲める 毎日1杯の青汁』の成分をあらためて確認したら、抹茶が多く入っていて、本当に野菜不足が補えるのか気になった。
 ネットで探して、別の青汁ドリンクに変えた。商品名は同じだが、成分が少し違い、紙パックで200cc。スーパーになかったので、通販で商品を見て箱買いしたが、〈無糖〉という字を見落としていて少し不満だった。
 すべての食品の〈減塩〉とか〈無糖〉とか〈糖分カット〉というのは嫌いで、買わない。〈減塩〉や〈無糖〉に加工してあると不味いという経験がある。〈減塩〉トマトジュースも〈減塩〉梅干しも不味いし、〈減塩〉しょうゆや〈減塩〉味噌は、買わない。不味いだけでなく、塩分が健康に悪いとはどうしても信じられないからだ。
『ごくごく飲める 毎日1杯の青汁』の紙パックのとペットボトルのどちらも同じような味だが、美味しく飲める。
 メーカーは、以前、ブルーベリー・ジュースを箱買いして毎日のように飲んでいた時と同じ〈伊藤園〉で、好きなメーカーである。ブルーベリー・ジュースが製造されなくなったのは売れなかったのだろうか。
 ともあれ、キッチンで料理しながら、食べる野菜に偏りがあるとか野菜不足かもと感じることがなくなり、精神衛生にとてもいいので満足している。


ステップ台エクササイズ

2022年03月06日 | 私の健康法
 健康グッズは今までいろいろ買っては試してみた。
 品物が届いて、使い始める時は、いつもワクワク気分。
(これを使って、もっと健康になっちゃうもンね!)
 けれど、毎日使ってしばらくすると、飽きてしまったり、嫌になったり、面倒になったりしてやめてしまう。
 使わなくなった健康グッズは、捨ててしまうこともあるが、
(いつか、また使おうっと)
 そう思い、クロゼットや押し入れにしまい込んでおく。
 それらを断捨離の時に見つけて、
(こんな物があった。どうしようかな)
 と、捨てるのを迷うことも。いつか気が向いて使うようになるかもしれないと、なかなか捨てられない時もある。
 現在は、半年前から続けているステップ台を使っている。
〈ステップ台エクササイズ〉は、階段の上り下りのような、一種の有酸素運動である。
 ステップ台の上へ、右足から上がって左足も上がり、右足から降りて左足も降りる。それをリズミカルな動きで繰り返す。先に右足から上がるのが10回、先に左足から上がるのが10回、というふうに、やる前に決める。
 昔、フィットネス・クラブへ通っていたころ、エアロビクスの1つのプログラムでステップ台エクササイズをした経験がある。音楽とインストラクターの指導&かけ声に合わせ、階段の上り下りのようなエクササイズの他に、ステップ台をまたぐとか後ろ向きとか、片脚はステップ台に乗せたまま、もう片脚を曲げて膝を床に近づけるなどのエクササイズもあった。
 シンプルな運動なので、エアロビクスの他のプログラムでスタジオの広いフロアの端から端まで移動する〈エアロビクス・ダンス〉のほうが楽しかった。
 現在、週に1、2回行うエアロビクスは自宅用DVDを見ながらで、フィットネス・クラブの時に比べると、運動というより体操に近い動きが多い。
 ステップ台エクササイズを始めてみる気になったのは、全身の中で足が一番大事かもと思ったからだった。老化は足からという言葉もある。いくら気が若くても外見が若くても、身体の筋肉は確実に加齢現象を起こしていくことを自覚もしている。
 ステップ台を通販で買う時は、いろいろな商品の写真を見て調べた。これをリビングに置いたら目障りになるとか、これはフィットネス・クラブの本格的なエクササイズ用とかの他に、台の高さにも迷った。
 フィットネス・クラブで使っていたのは何㎝だったか不明だが、クラブのスタジオでエアロビクス・シューズを履いて行うのと、自宅でシューズなしでのエクササイズは違うとわかっている。
 それにDVDを見ながらのエアロビクスの時は、エアロビ・シューズを履くが、毎日行うステップ台エクササイズはシューズを履かないほうが続けられると思った。
 通販の商品は台の高さを調節できるのもある。ステップ台の写真とサイズを見て、物差しを出し、14㎝はこのくらい、20㎝はこのくらいと台のイメージ測定をしてみる。
(エアロビ・シューズを履くなら20㎝でいいけど、履かないなら低いほうがいいわ)
 それで、買うことに決めたのが、幅39.5×奥行28×高さ14(cm) カラー:グリーン 耐荷重:約100kg サンカというメーカーの商品。
 半年以上、毎日、続けているので、今までで一番長く使用している健康グッズである。
 毎日続けられる理由に、1日何回とか、1日20分とか決めず、一気にやらないことである。その時の気分や、隙間時間に、リズミカルに上がったり降りたりを繰り返すだけ。確実に脚が鍛えられている実感が湧き、精神衛生にもいいのである。
 最初はリビングの隅に置いてみたが、何となく目障りなので、和室の隅に変更した。リビングの隣の和室は、整理箪笥や押し入れ箪笥が置いてある。着替えをしたり、洗濯の衣類の出し入れや、押し入れの開け閉めや、交換のタオルを取りに行ったり、箪笥の上に日用雑貨の箱なども置いてあるため、一番出入りの多い部屋だからだ。
 部屋へ入った時ではなく、出る時に、右足から先と左足から先に10回ずつ行うことが多い。急いでいる時は5回ずつか、しないこともあるが、右足から先と左足から先それぞれを1日に100回ずつ以上で合計200回以上になる。
 1日に右足からと左足からを、それぞれ100回ずつ一気にやると決めると、単調なエクササイズに飽きたり、面倒になったりしてやめてしまうに決まっているが、和室に出入りする時だけ少ない回数ずつだから続けられるのである。大事なのはリズミカルな動きを意識すること。かつてフィットネス・クラブのインストラクターから、エクササイズ中に、「意識して」「集中して」という言葉を何度も聞いたことを記憶している。
 だから、テレビの通販番組のように、これならテレビを見ながらできますね、というようなエクササイズはNG!! 人にもよるけれど、私はテレビは集中して見たい番組だけ見るから、画面の内容を見ながらエクササイズしても効果は半減と信じている。ソファから立ってテレビ画面に顔を向けたまま、軽いストレッチぐらいならいいけれど。ステップ台エクササイズは有酸素運動。効果半減ではやる意味がないし、もったいない。「意識して」「集中して」が絶対大事と信じている。
 YouTubeでインストラクターのエクササイズを見ると、両腕を大きく振っていたり、エクササイズ・シューズも履き、フィットネス・クラブでのやり方のような動画が多い。
(あんな本格的なやり方じゃ、私は続かないわ。せいぜい1か月でやめちゃうわ)
 15年ぐらい前に〈ステッパー〉という健康グッズを使っていた。ただの足踏み器具ではない。右足、左足と、交互に力を入れて下まで踏み込むようにして足踏みをする。踏み込みの力を入れる強さは、何段階かあって、調整できる。
 そのステッパーは、心肺機能が鍛えられるというキャッチ・コピーに惹かれて買ったのだが、届いた商品を見てビックリ。
 通販サイトページで器具のサイズも見たつもりだったが、何と予想の倍ぐらいの大きさだったのである。フィットネス・クラブに置いてあったのと同じような大きさなのだった。
 強さを調節してリビングの隅に置き、エアロビ・シューズを履いてやっていたが、1か月も続かずにやめてしまった。いちいち紐を結ぶシューズを履くのも面倒、大きい器具で部屋の目障り、単調な動きで飽きる――というのが、やめた理由だった。ステッパーは2万円近くしたし、いつかまた使うつもりで、廊下に面したクロゼットの一番奥にしまっておいた。
 そのステッパーと比べて、ステップ台エクササイズは、ずっと気軽にできる。
(うふ、私って賢い! 飽きっぽい自分の性格をちゃんと知ってるし、過去の経験を学んでるってことだわ!)
 と、自画自賛。
 ステップ台エクササイズを続けた結果、思いがけない効果があった。
 新型コロナ以降は駅のエレベーターを利用する人が減り、私も何となくエレベーターを避けて階段を上り下りするが、帰りに駅の階段を上がりきった時、いつもは、
「ああ、疲れたア」
 と、足が痛くなる直前のような疲れを感じたが、それがなくなったのである。 
 また、私は片足立ちで靴下やストッキングを履く習慣がある。椅子に座らず、立ったまま靴下やストッキングを履くことが、脚の筋肉とバランス力を鍛えるために良いと、フィットネス・クラブの女性インストラクターとの雑談の時に聞いて以来、脳にイン・プットされてしまったからである。
 今思えば、フィットネス・クラブ通いの6年間は楽しかっただけでなく、男女インストラクターから有酸素運動の知識や健康法もいろいろ教わって役に立っていると、つくづく感じる。
 けれど――。片足立ちで靴下やストッキングを履く時に、たまにグラつくことがあった。
(変だわ、どうしてかしら)
 すぐ原因究明癖のある私。加齢現象か、それとも〈踵上げ下げ〉や廊下の〈爪先立ち歩き〉のストレッチ不足かもと思った。もう20年ぐらい前から続けている踵上げ下げや廊下の爪先立ち歩きストレッチは、たとえば歯磨きの時とか、調理前に食材をレンジでチンする数分間とか、かけ直すと言った相手の電話を待つ時など、隙間時間に行うが、それよりステップ台エクササイズのほうが楽しくて、あまりやらなくなっていた。
(きっと、そうだわ! 踵上げ下げや廊下の爪先立ち歩きのストレッチも、ちゃんとやらなくちゃ)
 原因究明して、スッキリ。
 ところが、踵上げ下げや廊下の爪先立ち歩きのストレッチも少ししていたが、楽しくなったばかりのステップ台エクササイズのほうを多く続けていたら、片足立ちで靴下やストッキングを履く時にグラつくことがなくなったのである。
 駅の階段を上がりきった時、足に疲れを感じなくなったことと、片足立ちで靴下やストッキングを履く時に、たまにでもグラつくことがなくなったこと。
 思いがけないそれらの効果に、ピョンピョン飛び跳ねたいくらい、うれしくなった。
(ステップ台エクササイズ始めて良かった! これからも毎日続けようっと!)
 そう決めた。

熱中症予防

2018年08月31日 | 私の健康法
 ようやく、夏が終わる。9月も猛暑日が続くらしいが、長い夏が過ぎたと思えば、少しは救われるような気がする。
 熱中症という言葉を、今年ほど見聞きした年は、なかった。テレビのワイドショーの特集で、熱中症とその予防について、医師の説明を中心に、何度見たかわからない。
(また、熱中症予防……)
 と、うんざりするくらい。健康番組はあまり見ないから、ワイドショーの特集ならいいかもという気分で、つい見てしまう。
 水分補給とかエアコンとか食事とか、予防法に共通点があるものの、医師によって異なる説明があったりするのが、面白い。
 少しは参考になることもあるけれど、私には当てはまらないアドバイスが多い。そんな時、
(それって、机上の空論よ)
(そういう考え方もあるでしょうけど)
(私の身体には、私のやり方のほうが向いてるもンね)
 などと呟くことに。
 たとえば、医師の説明で、就寝時にエアコンを25℃の設定にして、長袖パジャマを着て、掛け布団をかけて寝ることが熱中症予防になると聞いた時は、ビックリ仰天した。それこそ、私は、医師独特の机上の空論と感じさせられてしまうのだが、その医師が実行している夏の就寝時の習慣だと言う。
 私は一年中、パジャマを着て寝る夜はない。長袖や半袖のパジャマは、入浴後に着て肌と髪の手入れや片付けやテレビを見て過ごし、ベッドに入る時には裾短かネグリジェか肌着1枚だけ。全裸で寝るのが一番気持ちいいと思うが、シーツを毎日替えることになるので、汗を吸い取る綿100%のグンゼ日本製の袖なし肌着を着て寝るのが、夏は一番気持ちいい。
 エアコンを25℃の設定というのも、超驚きである。日中でも28℃で充分涼しいのにと、もう、超がいくつも付く驚愕この上ない。涼しいどころか、そんな寒くしたら、掛け布団をかけるのは当然と笑ってしまったほど。
 医師独特の机上の空論と感じられる、その就寝方法を周囲の人たちに話したら、私と同じように就寝時はエアコンのスイッチを切る、パジャマでなく半袖Tシャツとか、お腹にかけるのはタオルケットとか、ほぼ同じような就寝時習慣である。冷房をつけて寝るなど考えられない、夏に長袖パジャマ着て掛け布団なんて、あり得ないと、私と同感の人ばかりだった。
 ところが、その医師のアドバイスが熱中症予防&猛暑対策健康法として流布されたかのように、今年の夏は、長袖パジャマと掛け布団とエアコンの売れ行きが急増したと、新聞サイトの記事で読んで驚いた。私が見た番組に出演した医師の他の医師も別番組や健康番組で、その就寝方法を説明しているのかもしれない。消費低迷時代だから、多くの消費者がジャンジャン物を買うのは喜ばしいこと。私にとっては、長々と時間をかけて説明していた医師独特の机上の空論的アドバイスは、意味のないこと。
 寝苦しいほど暑い夜は、氷を舐めると、たちまち身体が涼しく気持ちよくなる。ベッドとキッチンを数回往復して、氷を1個ずつ舐めていると、確実に涼しくなって眠れる。私が寝つけないのは、神経が昂ぶっている時。頭の芯が冴えて神経が昂ぶったままダブルベッドの上で2時間も3時間も4時間も、悶々として寝つけない夜に較べたら、氷を舐めて涼しくなる寝苦しい夜のほうが、はるかにマシである。
 毎年、夏になると、夏バテしないように気をつけるが、夏バテの重症化の熱中症だなんて生涯、無縁のことと思っていた。
 けれど、異常気象の猛暑の今年は、テレビでもネットでも肉親・友人・知人とのお喋りでも、熱中症という言葉が氾濫していると、まるで洗脳されてしまったみたいに、脳内にイン・プットされているような気もしてくる。
 とは言え、現実に異常な猛暑日を過ごしていると、例年の〈夏バテ〉という言葉より、〈熱中症〉という言葉がかすめてしまうのは無理もないこと。何しろ、長年、私は自他共に認める〈晴れ女〉だったのに、今年は〈猛暑女〉になってしまったかのよう。7月から8月にかけての外出日に限って、気温が35度以上の猛暑日なのである。気象庁の注意呼びかけがあるほどの猛暑日に、近所のスーパーなら1日2日延ばせるけれど、以前から決まっている電車に乗っての外出、共に出かける人や目的地に相手がいる予定された外出日で、気温が35度以下の日がほとんどなく、36度、37度の超猛暑日ばかり。うれしい〈晴れ女〉から、しんどい〈猛暑女〉に変身してしまったのである。
 自宅を出る前の玄関で靴を履いたりバッグの中を確認したり室内に戻ったりしていると、もう噴き出す汗を拭きまくり、炎天下の道路を日傘をさして歩いても汗を拭きまくり、最寄り駅に着いた時はハンカチがぐっしょり濡れている。
 夕方か夜に帰宅するとグッタリ疲れ果て、入浴後は録画のビデオも少ししか見る気力も体力もない。心身の疲労感は、翌日まで続き――。
(熱中症にはならなかったもンね)
 ホッとする。その繰り返し。けれど、熱中症は炎天下の屋外でとは限らず、部屋の中でも多いらしい。エアコンの冷房の涼しい室内で、何故、熱中症になるのか、よくわからないが、あちこちのテレビ局のワイドショー特集では、室内の熱中症予防を説明していることが少なくない。エアコンの温度や入浴時や就寝時など。それらに関する医師の説明やアドバイスが、私には、ほとんど当てはまらず、自覚している口癖で、
(それって、机上の空論よ)
(私の身体には、私のやり方のほうが向いてるもンね)
 などと呟くことに。概して、大半の医師はデータ至上主義で机上の空論を述べることが多いというのが、テレビ出演の医師の説明を聞いた私の感想であり、偏見であり、思い込みである。
 室内での私の熱中症予防は、
 ――身体に気持ちいいことをする――
 この一言に尽きる。入浴やベッドの上にあお向けで四肢を投げ出すのは、もちろん夏に限らず気持ちいいが、昼食後はソファではなくベッドで快い微睡(まどろ)みに身をゆだねる。洗髪後のドライヤーは温風で乾かした後に冷風を少し当てるが、扇風機に顔と髪を一緒に当てると気持ちがいい。掃除や料理の後は、汗を拭くより冷水シャワーを浴びると、気持ちがいい。さらに、飲みたい物を飲み、食べたい物を食べること。ワイドショーの特集で医師が説明している熱中症予防の数々の飲食物の、半分ぐらいは当てはまるが、半分は当てはまらない。健康的な飲食物でも美味しくない物は身体が喜ばない。好きな飲食物、欲している飲食物こそ、身体にとっても気持ちのいいこと。
 ところが医師は、夏の食べ物のトマトについて、普通サイズのトマトよりミニ・トマトをすすめる。理由はリコピンが多いから。私はトマトは好きで毎日食べるが、絶対、普通サイズのトマト。リコピンが多く健康に良いからというが、ミニ・トマトなんてトマトを食べた気がしない。ビジュアル的には可愛くて美味しそうだから、買う目的は、飾り。滅多に買わない。普通サイズのトマトをカットして食べるほうが、はるかに美味しい。リコピンリコピンリコピンと、それもまた医師のデータ至上主義&机上の空論に感じられる。食べるという意味は美味しく食べる、の同義語。健康のために食べるならサプリと変わらない。医師が二言目には口にする減塩飲食物も、塩や醤油の代わりに酢やオリーブオイルをかけるなんて、塩味醤油味大好き人間の私には美味しくなさそうな食べ方に思える。たまに食べる麺類は、おつゆを、ほぼ全部飲んでしまうし、梅干しは塩分25%以上の紫蘇漬け梅干しが美味しいし、夏は特に塩分過剰摂取しないと気力体力が出ない、というのが私の体質だから。
 好きな飲み物と言えば、今年の夏は冷えた炭酸飲料を、外出先だけでなく室内でも、よく飲んだ。私の好きなレモンジーナが、今年は売っていないのが残念だった。通販だと2ダースもストックするスペースが、食品棚にはない。数本ずつ買いたいのに、スーパーにもコンビニにも、いつ行っても、ないのである。ついに、店員さんに聞いた。販売中止とか売り切れというわけでなく、今年の夏は異常気象で欠品の飲料が結構あるということだった。異常気象と飲料の欠品がどう関係あるのか知らないが、レモンジーナの代わりに、三ツ矢サイダーばかり買うことに。
 ある夜、梅酒に冷えたサイダーと氷を入れて飲んだら、超美味しかった。毎晩ではなく、
(今日はお疲れ様、よく頑張って、心身共に疲れ果てて、事故にも遭わず、無事に帰って来たわね)
 と、自分で自分を褒めたくなるような日を過ごした夜だけ、飲むことにしている。
 というわけで、長時間の外出の翌日は夏バテ気味になっても、重症化の熱中症にはならずに秋を迎えることになりそうである。


〈夏の飲み物〉



  (毎日飲む麦茶)   (時々飲むサイダー)  
  (時々飲む甘酒)   (好きなレモンジーナ)  


〈1年中の飲み物〉


(起床時のコーヒー)(朝食時の紅茶)   
(午睡後)(朝と夕)(蜂蜜入り)   


夏バテ予防法

2015年09月01日 | 私の健康法
 ようやく、猛暑の夏が終わった。日中はまだ時々エアコンを付けるが、夜の就寝時にタオルケットをかけながら、そろそろ夏掛け布団を出さなくちゃと思う。
 今年も夏バテしそうなギリギリの感じで何とか猛暑の日々を過ごした。
 夏バテしそうと自覚したのは、エアコンを付けていても午前からグッタリしてしまうような時。朝の家事を終えてパソコンに向かうが、ほんの1~2時間で集中力と根気が失せ、リビングのソファに横になってビデオのリモコンを手にしてしまう時。長時間の外出でもなく、近所のスーパーへ行って来ただけで疲れ果ててしまう時。
 そんなある日、ヤフー・サイトの『夏バテ危険度チェック』をしてみたら、
 ――夏バテ危険度:安心レベル――
 という結果が出た。
 続けて、『熱中症危険度チェック』をしてみたら、
 ――熱中症危険度:低 まずは安心。引き続き予防を。
 という結果が出て、安堵した。
 夏という季節が嫌いではないけれど、暑さには弱い。エアコンの涼気に包まれながらビデオの映画を観ている時だけは、猛暑であることを忘れていられるが、1日中そうしているわけにはいかない。
 外出すると、汗噴き&汗拭きストレスが蓄積され累積ストレスで体調不良になりそう――と思ったからである。
 けれど、汗が出るのは、いいことだという健康情報を知った。汗が出ることで、身体にこもる熱が冷やされ、体温を下げるという仕組みらしい。私はずっと、汗かき体質の人は太りやすい人、汗をかかない人は痩せ気味の人と思い込んでいた。だいぶ以前だが、テレビの健康番組で専門家がそう説明していたので、それ以来、頭にインプットされていた。
 そのため、現在は標準体重で太っていないのに、太りやすい体質というだけで、こんなに汗が出るなんて不運な体質と思い込んでいたのである。
 そうではなかったのだ。体温を下げて夏バテしないよう、汗が出るということである。そう思えば、汗噴き&汗拭きストレスも少しは緩和されるような気がした。健康情報はクルクル変わるが、その情報を知った時は、それならそうと早く誰か教えてよと言いたい気分だった。
 毎年、夏に弱い私が意識して守っている夏バテ予防法は、次の3つ。
(1)汗で流れ出るから食事で塩分を多めに摂取する。たとえばトマトとキュウリとブロッコリーのサラダにドレッシングではなく塩を振りかけるとか、ハンバーグの肉と玉ねぎと調味料を混ぜ合わせる時、塩を多めに入れるとか。料理の味付けであまり塩辛くすると美味しくないから、美味しさを損なわない程度に塩を入れられる料理だけ。夏は塩分を多く取るほうが、絶対、元気が出る。汗で失われた塩分を補給するからだと思う。テレビの健康番組などでは、塩分が血圧を上げるとか説明しているが、あれは迷信ではないかと思う。塩分を控える健康法なんて信じないし、第一、私自身が塩分を多く取って、血圧が上がったことは1度もない。最近は測定していないから、わからないけれど。2年前、新宿駅西口広場イベントコーナーで都民計量のひろば実行委員会の血圧担当者に測定してもらった時、上が116、下が68だった。自宅にある家庭用自動血圧計で測るより少し高めの数値だが、塩分過剰摂取の食事のせいではなく、外出して歩き続けた後、すぐ測定したからである。
 ともかく、夏は特に塩分摂取が大事と信じている。それに、午前からグッタリして夏バテしそうだった時、塩分不足を直感した。8時間の睡眠中に汗を多くかいて脱水状態からの塩分不足である。そこで、昼食時に、ご飯に塩を振りかけ、味噌汁に塩を振りかけ、野菜炒めに塩を振りかけ、唐揚げに塩を振りかけ、ポテトサラダに塩を振りかけ、トマトとキュウリに塩を振りかけ、漬け物に塩を振りかけた。パラパラパラという感じだから、合計しても小さじ1ぐらいで、不味いほど塩辛くはない。
 直感どおり、午後は気力体力が出てパソコン操作も長時間できたし、いろいろな家事も疲れずにこなせた。ただ、喉の渇きがいつもより頻繁になって、冷たい麦茶をたくさん飲んだけれど、多めの塩分のせいではなく動き過ぎて汗が多く出たせいだと思う。夏バテしそうになったら塩分をさらに多く摂るという健康法を、医療の専門家が何故教えてくれないのか不思議である。
 後日、ご飯に塩を振りかけ、味噌汁に塩を振りかけ、野菜炒めに塩を振りかけ、唐揚げに塩を振りかけ、ポテトサラダに塩を振りかけ、トマトとキュウリに塩を振りかけ、漬け物に塩を振りかけて食べたことを周囲の人たちに話したら、途中から眉をひそめるような顰蹙(ひんしゅく)に近い表情を浮かべるので、驚いた。どうしてそんな顔するのと、キョトンとした眼になったほどだった。せっかく即効性のある夏バテ回復法を教えてあげたのに、今度試してみると、誰も言わないのである。健康法には個人差がある、自分の健康は自分で守る、ということをつくづく感じた。
(2)汗をかくとエネルギーが消耗するから、長時間の外出前は、カロリーの高い食事をする。ふだんはやはり太らないようにという意識で腹八分か腹九分ぐらいだが、長時間外出していれば間違いなくカロリー消費するし、外出先で何時に食べられるかわからないから、腹十分か腹十一分の食事。ちょっと食べ過ぎたみたい、という程度が、ちょうどいい。
(3)身体にストレスの暑さを和らげるため、冷たい物を飲食する。冷えた麦茶や炭酸飲料はもちろん、冷やし中華や冷うどんを時々。外出先と運動後と入浴後の冷たい飲み物は、喉ごしがいいだけでなく身体が涼しくなって暑さストレスが一瞬にして消える。冷たい飲み物や食べ物は身体に良くないという健康法を私は信じない。身体が欲する物を飲んだり食べたりするのが一番いいと私は思う。健康のためとか言って我慢しない。美味しいこと、身体が快適であること。それらが最良だと信じている。
 その3つを今年も意識しながら過ごしたので、夏バテしそうなギリギリの感じになっても何とか夏バテしないで猛暑を乗りきったと言えるような気がする。






風邪予防法

2015年03月09日 | 私の健康法
 昨年の春先に、親しい知人と久しぶりに会ったら、知人は風邪の治りかけだった。風邪を引かなかったかと聞かれたので、5年前に引いたと答えたら、
「5年前にひいた?! そんなに頑張らなくたって」
 と、呆れたような口調だったので、どんなリアクションすればいいのか、
「別に、頑張ってるわけじゃないんですけど」
 小さく笑って、そう言うしかなかった。
 私が何か特別のこととか、いろいろな努力して5年間、風邪を引かなかったと、知人がそんな考え方をするというのが、意外というより驚きだった。その知人にとっては、毎年、風邪を引く女のほうが可愛げがあるという感覚なのかもしれない。男の自分でさえ風邪を引くのに、女の私が引かないことが気に入らないようだった。
 あるタイプの男性たちは、風邪を引いたり体調を崩したりする身体の弱い女のほうが、父性本能を刺激されて好きなのだと思う。その意味では、私は可愛げのない女ということになる。
 この冬も風邪を引かなかったので、6年間、引いていないことになるが、知人が言ったような努力とか頑張りではなく、もしかしたら無意識のうちに風邪の予防をしているような冬の生活なのかもしれないと思い、自己分析してみた。
 思い当たるのは――。
 ずっと以前、風邪薬を買いに行った漢方薬局店で、店員の男性薬剤師から、
「風邪を引いたら、ビタミンCの果物をたくさん摂って、カロリーの高い食事をするといいですよ」
 そう教えられた。風邪のウィルスを撃退するのは、ビタミンCと高カロリーの食物ということかもしれない。
 それ以来、その薬剤師の言葉が、頭の中にイン・プットされている。
 風邪を引いた時は、そのアドバイスどおりにして、短期間で治った。風邪を引かない時も、冬になると、無意識のうちに風邪予防のため、毎食後にビタミンCの果物を食べ、比較的カロリーの高い食事をしているような気がする。
 また、風邪予防に欠かせないことは、外出先から帰宅した時の手洗いと、うがいをするのが常識と知っている。
 冬だけでなく、帰宅したら手を洗う習慣があるから、その点は風邪予防になっている。
 けれど、うがいは、面倒で、しない。
 そう言えば、以前、歯科クリーニングに行った時の、担当の歯科医師が風邪気味で、精巧そうな医療用マスクを指さして、
「これ付けてるから、うつらないと思うけど、帰宅したらイソジンでうがいして下さい」
 と言われたので、素直な私は、帰りに薬局店に寄って、イソジンを買った。
 帰宅して、いつものように手を洗った後、そのイソジンでうがいしたら、洗面台が真っ赤になった。水を流しても落ちないため、洗面台下の扉を開けて、スポンジとクレンザーを取り出し、洗面台に広がった真っ赤な部分をスポンジでこすり洗いして、水をジャージャー流すのを繰り返しながら、
(うがいって、何て面倒なのかしら)
 そう思い、買って来たイソジンは、その時しか使わなかった。いつか使う必要があるかもと、洗面台下の収納スペースの奥のほうに保存しておいたが、使用期限が切れているのに気づいて捨てた。
 イソジンを使うと洗面台の掃除が大変なことは、ずっと以前に経験して知っている。うがいは、水では駄目でイソジンを使わなくては効果がないらしいから、もうずっと前から、うがいをしない習慣がついていたのである。
 私が6年間、風邪を引いていないのは、昨年、知人から言われた、「そんなに頑張らなくたって。風邪ぐらい引きなさいよ」という言葉の、頑張っているわけではなくても、無意識のうちの風邪予防は、手洗い&うがいではなく、ずっと以前の薬剤師のアドバイスの、「ビタミンCの果物とカロリーの高い食事」という言葉が、脳にイン・プットされた冬の間の生活になるためのような気がする。
 もっとも、ビタミンCの果物とカロリーの高い食事というのは、私の好きな食べ物なので、知人が言った「そんなに頑張らなくたって」と、風邪予防のために嫌いな物を無理して食べているわけではなく、むしろ、好物を食べられるということである。
 というわけで、少々、冬太り、というほどでもないけれど、現在は48キロ台後半から49.3キロという結果に。標準体重の49.5キロはオーバーしてないが、夏に甘い飲み物や食べ物を控えて、せっかく48.5キロ前後にしたのに、またリバウンド気味。
 けれど、風邪の季節は終わったから、毎食後のたっぷりの果物やカロリーの高い食事を少し減らして、また48.5キロを目指している。





寝違い予防法

2015年03月07日 | 私の健康法
 ようやく冬が去って、一年で一番好きな季節の春になった。
 意欲的な気分に包まれ、テンションが上がってきた。
 外出テンションも上がってきた。
 文章を書くテンションも上がってきた。
 家事をするテンションも上がってきた。
 親しい人と会ったり、好きな映画を観たり、好きな本を読んだりするテンションも上がってきた。
 そこで、このブログの新しいカテゴリーの『私の健康法』を書くことにした。
 私の健康法で、真っ先に思い浮かぶのは、寝違いである。よく、肩こりとか腰痛は経験した人でないとわからないというが、寝違いも同じである。私は肩こり・腰痛は経験したことがないが、経験者の話によると、寝違いは肩こりよりずっと痛いということ。どんなに痛いか、経験した人でないとわからないと言えると思う。
 寝違いは、肩こりと違って頻繁に起こるわけではなく、数年に1度なので、いっそう辛いし、気分が落ち込んでしまうのである。
 初めて寝違いを経験した20代のころは、数時間経てば治った。
 30代のころは、半日で治った。
 40代のころは、一晩寝て治った。
 その後は、治るまでに、2日間か3日間、かかるようになった。
 寝違いを最初に経験した時から、治そうとする体力が若さを失っていくということだと思う。
 そこで――。
(寝違いの予防法ってないかしら)
 テレビの健康番組を、たまに録画するが、寝違いの予防法を紹介した健康番組を見たことがない。
 ネットで寝違いに関する情報を読んだりして、予防法を考えついた。
(1)入浴時に、浴槽の中で、息を吐きながら左右の肩をゆっくり上げて、1、2、3と数えたら、ストンと下ろすのを6回。息を吐きながら肩を上げるのは、息を吐く時に筋肉が緩むということを、以前、フィットネスクラブのインストラクターから教わったことだが、ストレッチの基本である。
(2)軽いテレビ番組を見ている時、息を吐きながら首を右と左に傾けて3秒ずつ静止するのと、ゆっくりグル-ッと首を回すのを、それぞれ2回ずつ行う。
(3)寝違いは秋と冬に起こりやすいが、首が冷えることが原因らしいので、11月初旬から2月末までの期間は、ガーゼタオルを首から鎖骨までフワッと乗せて就寝する。タオルやスカーフも試してみたが、首筋にまといつく感じが気になって駄目で、コットン100%のガーゼタオルが一番、感触がいい。
 首に巻き付けると、モゴモゴして気になるので、肌のあらわな鎖骨から首筋にかけてガーゼタオルを、密着させずにフワッと乗せると気持ちがいい。
 就寝中に寝返りを打つから、朝、目覚めた時、ガーゼタオルは首にはなく行方不明になっているが、すぐに見つかる。
(1)と(2)は、首の筋肉の血流を良くするストレッチ。(3)は、首回りを温かくして寝るため。ガーゼタオルは週2日ぐらい洗濯すれば、清潔感と感触の良さを保てる。
 この3つを実践してから、1度も寝違いをしていない。もっと早く、この予防法を考えついていたら良かったと思った。