奇乃堂

設定の生え方、共感する え、元からあった?

 「アストリッドとラファエル」のシーズン4をわくわく、どきどき、はらはらして見ている。
 なんというか、シーズン1や2から比べると、「3」の後半から「犯人が捕まっておしまい=終盤10分」って感じでない。だから、犯人わかったあと「何があるのか」という状況に置かれる……。

 それはそれとして、アストリッドの人間関係や成長、ラファエルの恋愛問題(だよね……)が並行して描かれる……平たく言うと。

 別にストーリーについての話じゃない。
 検死担当フルニエ先生……シーズン4、結構出てくるし、キーパーソンとなっている部分が多い。
 もちろん、検死するからキーは握っているのだけれども。

 シーズン3から設定が生えてくる。
 医師としてどこにいたか、がまずそれだろう。

 シーズン4では――なんか、生えてくる。
 ネタばれOK? え、ネタ……として重要かどうかというと、フルニエ先生に奥行きができるってことではネタバレ?

 そう、設定が生える感覚。
 制作段階で設定があったかもしれないし、あんまり出てくることがないとみなして作ってなくて意外と話題になって人間性を高めるために増えているかもしれない。
 そんなの制作者じゃないと分からない。
 私はただの一般視聴者。

 とはいえ、私の中では腑に落ちるし、ありえそうとか色々感じる。

 もし、最初からなかったとしたら、設定の増え方には共感する。
 キャラクター作って最初っから全部できていることはない。一応、方向性や性格などがあっても、物語の流れによっては意外なところに着地することもある。
 その間に、設定が固まってくる部分もある。
 そして、私のなかではそのキャラクターらしさは確立される。

 もちろん、他人がどうとらえているかわからない。共感する人もいれば、もっと違う方に進むと思う人もいるだろう。
 すべての人に共感されることは難しいとはいえ、腑に落ちる流れ、設定は作りたいものだ。

 フルニエ先生みたいなキャラクターは作りたいと思うので精進はしよう。
 とはいえ、「アストリッドとラファエル」はどのキャラも魅力的だと思っているし、その人たちがいるから、全員が輝くのかもしれない――かっこよくいってまとめよう。

今後ともよろしくでございます。

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