「ちょっと、助けてやってくれませんか？」
「んっ？」
聞いたら、下校中の中学生がチャリでふらついて、荷台に積んでいた通学カバンをうちの前の川に落としたらしい。この川は、結構深いし水面までの距離もだいぶある。
見に行ったら、川の真ん中辺りでカバンが浮いてる。
すぐさま、幟のポールを持っていって引き上げようとしたが、届かない。
ちょうど近所のご主人が出てこられたんで、僕の手を引っ張って貰ってポールを精一杯伸ばした。
しかし、もうちょっとのとこで、届かない・・・。
ちょっとした騒ぎに、いろんな人が集まってきた。
そしたら、散歩で通りがかったおじいちゃんが、
「よし、うちから長い棒ば持って来てやるけん、この自転車ば貸せっ！」
って言われた。
「じゃ、うちの車でお宅まで載せていきます。」
って、また近所のご主人が車を出して、おじいちゃんを載っけていった。
ちょうど、その時、お店にお客様がご来店されたんで、僕は一旦お店の中へ。
お店から見てたら、おじいちゃんが持ってきた棒で３人がかりで手を繋ぎ、やっとカバンを引き上げたらしい。
隣のご主人が「とれましたよ！」って言いながら、ポールを持ってきてくれた。
こんな、ご近所同士の連携って・・・・・・・『いいね！』
●木家珈琲倶楽部
熊本県宇城市松橋町きらら３－３－８
（ウイングまつばせ横）
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