最近、睡眠時間が本当に短い、又もやその影響で、まる一日ぶっとうしで寝ていた。。。 困ったものです。色々と忙しく動き回っているので本当に疲れてしまった。
此の間、友人から、カントの「アンチノミー」と埴谷雄高の「自同律の不快」の概念は似ているのかと訊かれ・・・ 何だかな…全然違うだろうにと思って、一応説明をしたのだけども、アンチノミー(二律背反)とは相互に 矛盾し対立する二つの命題が、同じ権利を持って主張される事で、自同律の不快とは普通の人は決して矛盾を 感じないであろう単純な命題「AはAである」と云うのが自同律であり、その事に不快感を持った埴谷氏が構築した 概念であって、氏に寄ると、「自分自身に対する払いのけがたい、異様な違和感が本当に小さな子供の時からある、 何か持ちきれない、自分が自分であるのは変だという感じが、重苦しい気配として感覚的にあってそれが論理的に整理された物」だそうだ。まあ、ある意味、アイデンティティーの喪失感から来た物だと云う事でしょうか・・・
アイデンティティーと云えば、日本の音楽文化、特に日本人のフリージャズを考えた場合、若松孝二とその周辺の監督たち(足立正生とか大和屋笠たち)のアングラ映画に触れなければならないと思う、60年代末期から80年代前後まで高樫雅彦や佐藤允彦や山下洋輔や阿部薫などが次々に公開されるアングラ映画(前衛ピンク映画をも含む)の 音楽を担当したことからフリージャズの認知ないし普及が広まり、特に若松監督の映画とフリージャズのセットは前衛ジャズの普及に貢献しましたね、ちなみに大和屋笠は、あの、ルパン三世のテレビシリーズで大隅正秋、宮崎駿・高畑勲の演出下で脚本を担当していましたし、以前にこのblogでも紹介した、手塚治虫の虫プロが制作したアニメラマ・シリーズの最終作 「哀しみのべラドンナ」では佐藤允彦が印象的なプログレッシヴ・ロックの味付けの音楽を担当し、出崎 統監督の 「あしたのジョー」の主題歌の作詞は寺山修司だし、ロック界に目を向けてもカルメン・マキ&OZとかね、、カルメン・マキを見出したのは「天井桟敷」と云う演劇集団を主謀していた寺山修司だしね、、、、
その後も、若松監督、原田芳雄主演作「われに撃つ用意あり」「キスより簡単」若松監督の弟子筋にあたる沖浦勲の「出張」、黒木和雄の「泪橋」とか、ムーブメントとしてアングラは切っても切れない存在でしたよね。
最近、日本の若い人達のロックを聴くたびにグランジだとかビジュアル系だとかしか無いのかと思って聴いていたのだけども、、此の間、ケーブル放送で深夜にロック・フェスティバルの模様をやっていて、観て居たら可也、本格的なプログレの バンドとかも居たので、正直、ホットしたと云うか、、まあ、Bluesは良いバンドが新旧織り交ぜて居るので安心なのだけども、jazzの方も若手で有能なミュージシャンが居るので良いのだけども、Rockは大丈夫なのか?と思って居たものだから、、
それから、押井守監督作の実写映画の「紅い眼鏡」を久々に観て見たのだけども、宮崎駿が昔、庵野秀明の実写映画「式日」の方が映画に成って居るとこっけなしていたけど、あの、世界観と云うか、薀蓄とギャグのあらしの演出は何時観ても好きですね。 嗚呼、早く、押井 守監督の新作が観たい今日、此の頃です。。。。
カルメン・マキ 2011 Lilly was gone...
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