がんばれ!邑久高野球部

野球が大好きな父ちゃんのひとりごと

僕が初めてマウンドに上がった時

2008-06-11 22:12:01 | つぶやき
今でこそこんなに歳を食ってしまったが、こんな僕も初めてマウンドに上がった時がある。

上がったことだけはかろうじて覚えている。
今思い出せることは、ストライクが取れなかったということと三振を一つ取ったことだけ。

試合の勝敗さえ覚えていない。

覚えているのは、極度に緊張していたことだ。

僕は、内野でデビューしたが、鉄砲肩(そう監督に言われただけで、自信はありません)をかわれ、いろんなポジションを守りました。考えれば便利屋かも。

しかし、あの場所は少し違っていました。
天保山とどちらが高いかはわかりませんが、マウンドは特別な場所でした。

確かにブルペンでいい球はいっている。

バッターが立つとブルペンと同じ球がいかない。
なぜなのかわからない。
パニックに陥った。

こんな僕でもそのチームの選手登録で「投手」として登録してもらえるようになれた。理由を考えた。

その時のまでの僕は、ストライクを入れようと考えていたように思う。
もちろん、自分のことで精一杯だ。
守ってくれていた人も嫌だったと思う。

ある日、先輩が僕に言った。
「マウンドに上がったら、ミットを見るだけ見て、投げずにボール持っとけ!」

訳がわからない。

続けて、「ずっと持っとったら、バッターはいらいらするから」と言われた。
その日は、そのことに集中した。

しばらくして、「ええかげんに投げえ」と言われた。
そりゃそうじゃな。今思えばあほじゃな。
でも、バッターがいらいらしていたのはなんとなくわかったんよ。

僕が投げんと試合は進まんのんじゃな

そこで僕が試したのは、「一定のリズム」
どんな状況になろうが「リズム」を意識した。
何もできない僕は、同じリズムを刻んだ。
ストライクが入るようになった。

不器用な僕は、頭で考えるより、心地よい体のリズムを探しに行ったのだ。

まず、ストライクが取れる自信が、駆け引きの幅を広げるのではないかと今では思ったりする。いろんな考え方はあると思うが、こう投げればここに行くという自分の感覚を得たのは、非常に大きかった。

余計なことは考えない。
体の幹に任せる。

小手先とはよく言ったものだなーと今では思う。
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