これまで2日おきに糖度を調べ、18度以上になったものから収穫をすることにしています。
8月10日夕方に調べたところ、
ナガノパープル16~19度、シャインマスカット16~18度、マスカサーティーン16.5~18度、ピオーネ16~20度、昭平紅13~15度、BKシードレス16~17.5度、マニキュアフィンガー14~14.5度、クイーンニーナ16~17度という結果でした。
いよいよ明日から、ナガノパープル、シャインマスカット、マスカサーティーンの3品種が収穫できそうです。
<ナガノパープル>
果軸の根元まで黒いものは、食べても酸味がなくなってきたきました。糖度も十分です。
皮ごと食べれて、独特の風味があります。人によって渋みが強めに感じるかもしれませんが、ポリフェノールの渋みなので体にはいいと思いますよ(笑)・・私は好きです。
ただ、皮が薄いため、房によってはひび割れている粒もあります。

<シャインマスカット>
もう知らない人はいないと思われるほど、一気にメジャーになりました。
マスカットの香りと皮ごと食べられ、酸味が少ないことで子供から大人まで大人気です。
私としては、黄色くなった糖度の高いシャインがおすすめ。明日から収穫始めますが、来週にはぐんと糖度が上がってくると思っています。
今年は、完全種無しになっておらず、時たま種があるので食べるときに注意が必要です。
また、房の中に、ほかの粒より小さく青みがあるものがあることがあります。それは酸っぱく硬いので食べないように。

<マスカサーティーン>
山梨県 植原葡萄研究所がシャインマスカットを親にして作った品種です。
シャインマスカットに比べ、皮が薄く皮ごと食べても違和感がない。シャインよりマスカットの香りが薄いけど上品な甘みが特徴です。
私は個人的にシャインよりおいしいと思ってます。まだ、若木なので粒が小さいですが、これから年々大きくなってくると思っています。
これもシャイン同様、完全種無しになっていません。また、房の中に、ほかの粒より小さく青みがあるものがあることがあります。

<ピオーネ>
皆さんが知っている品種ですね。品種登録されてほぼ50年ですが、今でもその香りと甘み、食感は多くの人に好まれていると思います。
ただ、温暖化が進む今日、赤いまま(赤熟れといいます)で黒くならなくなり、作りにくくなっている品種でもあります。
うちの農園でも、ほとんどの房が色づいても赤紫色でこれ以上黒くなりません。ただ、糖度は20度近くまで上がり、食味はとっても良好です。もはや違う名前を付けた方がいいかも。
↓(8/10ではこの程度で収穫は来週以降になります)

<BKシードレス>
九州大学が巨峰とベリーAを交配して作った3倍体品種です。3倍体ということは元々種ができないということで、わざわざ種無し処理をしなくていということです。が粒を大きくするためにジベレリン処理を行っています。
巨峰やピオーネより色が黒くなりやすいのも特徴です。
8/10現在の糖度はまだ低いので、収穫は来週以降になると思います。

昭平紅、クイーンニーナ、マニキュアフィンガーの収穫は、今のところ20日以降になりそうです。