23年7月17日軽井沢レイクガーデンに行って来ました。そこは4つのローズガーデンより分かれていますが今回はフレンチローズガーデンを撮影しました。フレンチローズとエコルド・パリとは何の因果関係はありませんが、最初の1枚目撮影したのがモーリス・ユトリロでした、彼は後期印象派の後のエコルド・パリ派と呼ばれています。そこでエコルド・パリとフレンチローズを掲載・解説してみたいと思います。
「エコルド・パリ」とは~
1928年、パリのある画廊で開催された「エコール・ド・パリ展」が語源だといわれています。印象派のようにグループ展を開いたり、キュビスムのようにある芸術理論を掲げて制作したわけではなく、「パリ派」とはいっても、一般に言う「流派」「画派」ではありません。ピカソとマティスは、パリ派の双子のリーダーと形容されました。キース・ヴァン・ドンゲン、マリー・ローランサン、モーリス・ユトリロ、アメデオ・モディリアーニ、レオナール・フジタ、マルク・シャガール等がいます。
「モーリス・ユトリロ」1883年~1955年
ユトリロは、エコール・ド・パリの画家のなかでは珍しく生粋のフランス人でした。彼の作品のほとんどは風景画、それも、小路、教会、運河などの身近なパリの風景を描きました。ありふれた街の風景を描きながら、その画面は不思議な詩情と静謐さに満ちています。特に、壁などの色に用いられた独特の白が印象的です。第二次世界大戦後まで余命を保ちますが、作品は、後に「白の時代」といわれています。
「モーリス・ユトリロ」
「風景は不思議な詩情静謐さ 独特の白印象的も」
「モンマルトルのノルヴァン通り」1910年
参照
https://www.artpedia.asia/maurice-utrillo/
23年7月17日撮影
フレンチローズ「モーリス・ユトリロ」
ローズ赤に絞りが特徴の、波状弁咲き、中大輪房咲きの花。ティの微香。四季咲き性。樹勢は普通で耐病性も普通、木立樹形のバラ。切り花向き。トゲは多い。うどんこ病に強いが黒星病は普通。ときどきの薬剤散布で良く育つ丈夫なバラ。月に2度の適切な薬剤散布を行えば一年を通して綺麗な株姿を維持できる。葉を落としたとしても、樹勢により枝葉を伸ばしなおし、繰り返し咲く。樹高は平均的、ガーデンなら前方から半ばに。名前の由来は、パリの風景をたくさん描いたフランス近代画家にちなむ。
品種名 モーリスユトリロ
咲き方 四季咲き
花色 赤・朱
香り 微香・ティ
作出年 2003年
作出者 Delbard
作出国 フランス
参照
https://www.flowerpark.or.jp/flower/rose-book/198/
コメント一覧
最新の画像もっと見る
最近の「Rose Library」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事