23年7月17日軽井沢レイクガーデンに行って来ました。そこは4つのローズガーデンより分かれていますが今回はフレンチローズガーデンを撮影しました。フレンチローズとエコルド・パリとは何の因果関係もありませんが、最初の1枚目撮影したのがモーリスユトリロでした、彼は後期印象派の後のエコルド・パリ派と呼ばれています。そこでエコルド・パリとフレンチローズを掲載・解説してみたいと思います。
「エコルド・パリ」とは~
1928年、パリのある画廊で開催された「エコール・ド・パリ展」が語源だといわれています。印象派のようにグループ展を開いたり、キュビスムのようにある芸術理論を掲げて制作したわけではなく、「パリ派」とはいっても、一般に言う「流派」「画派」ではありません。ピカソとマティスは、パリ派の双子のリーダーと形容されました。キース・ヴァン・ドンゲン、マリー・ローランサン、モーリス・ユトリロ、アメデオ・モディリアーニ、レオナール・フジタ、マルク・シャガール等がいます。
「キース・ヴァン・ドンゲン」1877年 – 1968年オランダ
ロッテルダムの美術アカデミーで学んでいたヴァン・ドンゲンは、20歳の頃に初めてパリに滞在、2年後にモンマルトルに移住して、アトリエを構えました。オランダ時代から力強い筆致の作品を描いていたヴァン・ドンゲンは、すぐに新印象派に関心を抱き、やがて濃密で表情豊かな色彩でフォーヴィスム(野獣派)の画家たちの一員となります。華麗でありながら内的な表情を感じさせる色使い、画面に現れる女性の身体の優美さや官能性、それらはやがてヴァン・ドンゲンの代名詞となりました。
「キース・ヴァン・ドンゲン」
「華麗かつ退廃的なパリ美人 優美さの中官能的も」
「楽しみ」1914年
ヴァン・ドンゲンが多く描いたのは、ファッショナブルでモダンな女性たちです。シンプルだが繊細に対象の内面を表現していく描線、乳白色の肌を引き立たせるビビッドな色遣い。パリという大都会で生きる女性たちの心の内側を照らし出すような、猥雑な街の空気を映し出すような、独特の雰囲気を醸し出しています。
参照
https://artexhibition.jp/topics/news/20220713-AEJ890415/
23年7月17日撮影
フレンチローズ「ソレイユデュモンド」
「黄色、丸弁咲き、小中輪房咲きの花。ティの超微香。四季咲き性。樹勢が強く耐病性も強い、木立樹形のバラ。切り花向き。トゲは少ない。うどんこ病に強く黒星病にも強い。無農薬でも育つとても丈夫なバラ。月に一度の薬剤散布を行えば、一年を通して綺麗な株姿を維持できる。また葉を落としたとしても何事もなかったかのように枝葉を伸ばしなおし、繰り返し咲く。樹高がやや高め、ガーデンなら半ばから後方に配置してください。
品種名 ソレイユ・デュ・モンド
咲き方 四季咲き
花色 黄、オレンジ
香り ほとんどなし
作出年 2007年
作出者 Dellbard
作出国 フランス
参照
https://zukan.com/rose/internal11181
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