4月10日松本城に桜見物に行って来ました。駐車場に滑り込んだ瞬間安心しました。どちらを向いても満開でした。素晴らしかったです。但し松本城・本丸庭園には長蛇の列で入れませんでした。内堀で撮影した後、外堀と1周しましたが快晴で最高のお花見となりました。
松本城は、長野県松本市にあり、世界の名城としてもランキングされ、その名を馳せています。安土桃山時代末期-江戸時代初期に建造された天守は国宝に指定されました。城跡は国の史跡に指定され、天守が国宝指定された5城のうちの一つであります(他は姫路城・犬山城・彦根城・松江城)。
1590年(天正18年)の豊臣秀吉による小田原征伐の結果、徳川家の関東移封が行われ当時の松本城主小笠原秀政の代わりに石川数正が入城し、石川数正とその子康長が、天守を始め、城郭・城下町の整備を行いました。
現在天守の建物を残す城は12しかありません。そのうち五重の天守は松本城と姫路城の2城だけです。
写真の下に松本城の特徴を書いていますが、「口語短歌と写真」との関係は必ずしも一致しませんのでご了解願います。なお写真は2022年4月10日に撮影しました。
口語短歌
「雄大な 北アルプスを 借景に 堀に姿を 映す天守も」
現存の12城の多くは平山城ですが、松本城は平城で、天守を囲んで三重の水堀が巡っています。バックに北アルプスの山々を借景として、堀に姿を写す天守は、他の城ではみられない絶景です。
口語短歌
「白黒の 天守建物 威厳あり 華麗な姿 惹きつけられる」
天守建物は、壁面の上部を白漆喰、下部を黒漆塗りの下見板で覆っています。この漆喰の白と漆塗りの黒の対比が絶妙な美しさを醸し出しています。
口語短歌
「武士道は 桜花爛漫 春の日に 城愛でて 盃交わす」
戦国末にあげられた天守に、世の中が落ち着いた寛永年代に増設された月見櫓がついています。月見櫓は舞良戸(まいらこ)で三方を開放し朱塗りの刎高欄(はねこうらん)がまわりをめぐるという優雅なまったく武備がない建築物です。天守の建物に月見櫓が接続しているという造りは松本城だけです。
口語短歌
「外堀の お堀に写す 桜の木 辺り一面 花吹雪も」
外観は層塔型のように下から上に向かって細くなっていっていますが、内部には三階に屋根裏部屋のように外から見えない階ができています。これは乾小天守でも同様で、外観三重ですが内部は四階になっています。この外側から見えない階ができるのは、望楼型と呼ばれる天守に共通することで、松本城は、構造は望楼型でありながら、外見は層塔型のように見える天守になっています。
口語短歌
「公園に 春風受けて 咲く桜 結婚記念に 寄り添う二人」
この桜の側のベンチに腰かけて夫婦でお弁当を食べていましたら、結婚の記念用か次から次へと着飾ったカップルとカメラマンがやって来て記念撮影をします。お付の両親たちがこちらをちらちら見たりもします。考えて見ますと「フレッシュなカップル」に「黄昏の老夫婦のお弁当姿」の「ミスマッチ」さが、可笑しくて二人で思わず笑いころげてしまいました。
参照
https://www.matsumoto-castle.jp/value
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