「浅間山明鏡止水」あさまやま めいきょうしすい

2022年度版・薔薇の花「パープル・ロッジ」~モネの色彩と「Rose Library」(41)

2022年度版・薔薇の花「パープル・ロッジ」~モネの色彩と「Rose Library」(41)
モネの色彩「軽井沢レイクガーデン」2022年6月28日現在
四季折々に語りかけるナチュラルガーデン
イングリッシュローズ、フレンチローズ中心に約400種類のバラと宿根草約300種類を植栽


「フレンチローズガーデン」
フレンチローズを中心とし、クレマチスとバラのバーゴラが魅力のエリア
「ラビリンスローズガーデン」
宿根草とバラの競演が楽しめる、石に囲まれたウッドランド内のエリア
「フレグランスローズパス」
日本最大級の長さを誇るバラの小径で香り豊かなバラを存分に楽しめるエリア
「イングリッシュローズガーデン」
イングリッシュローズを中心に160種600株の英国系バラが楽しめるエリア


クロード・モネ(Claude Monet, 1840年11月14日 - 1926年12月5日)
印象派を代表するフランスの画家。
1840年フランス生まれの印象派、クロード・モネ。彼は「印象派」を生み出すきっかけとなった作品「印象・日の出」を描いた人物である。17歳のときパリに出て風景画制作に没頭していた時、ルノアールやセザンヌ等と出会い、1874年に彼らとともに開催した展覧会に彼が出品した作品「印象・日の出」によって、印象派が確立された。モネは「光のモネ」と言われるだけあって、同じ題材でも、1日のうちに光の加減などで見え方、写り方が違ってくるため光の効果を永延と研究し、描き続けた画家としても有名。

「日本にあるモネの作品一覧」

「道(サン=シメオン農園の前)」


1864年の夏から秋にかけてモネは、ブーダン、ヨンキント、バジールらと共にノルマンディー地方のオンフルールで制作した。現存する数少ない初期作品の一つであるこの《並木道》は、その際に、オンフルールとトルーヴィルとを結ぶ街道筋にあるサン=シメオン農場の付近を描いたものである。画面左手奥には、農場の建物が見える。暗く沈んだ茶色、緑、青などで賦彩され、落ち着いた雰囲気をもつ画面には、17世紀オランダ風景画や、バルビゾン派の画家たちから受けた影響が看取される。更に、木立の黒々としたシルエット、道の上に戯れる光の筆触の粘っこさなどには、クールベやディアズと同質のマティエールを見出すことができる。
ウィルデンシュタイン作品番号 w. 25
制作年1864年
技法・素材 油彩・キャンパス
サイズ縦×37cm×22cm
所蔵先 日本テレビ放送網
参照
https://collection.nmwa.go.jp/P.1959-0147.html

※ウィルデンシュタイン作品番号(英語: Wildenstein Index Number)は、ダニエル・ウィルデンシュタインおよびその一族・会社が編纂したクロード・モネ、エドゥアール・マネ、ポール・ゴーギャンといった画家のカタログ・レゾネ(総作品目録)において付された作品番号。作品の真贋査定に使われることが多い。

「パープル・ロッジ」2022年6月28日撮影
口語短歌
「赤い薔薇 際立つ香り 柑橘系 秋楽しみな 大人の花色」




オラール社のパープル ロッジです。このバラは、香りがとても強いです。際立つ濃い香りです。正確には、柑橘系にラブベリーが混ざる強い香りということです。写真の花は、夏の花ですが、形は花弁がギュッと詰まって型崩れなし、という印象です。最後まで散るというよりも、この形のまま花弁が退色してパサパサになって花が見ごろを終えていくようです。色は実際は夏でももっと濃い赤紫です。秋が楽しみな大人の花色です。

品種名 パープル・ロッジ
分類と系統 シュラブ
原名  Purple Lodge
咲く時期 繰り返し咲き
花形 ロゼッタ
花色 赤
花径 中輪
香り 強香
作出年2007年 作出者オラール作出国フランス

参照
https://zukan.com/rose/internal19838

コメント一覧

knsw0805
@shou1192_2010 Shouさん、こんばんは。
出征の時間が迫りくる中、後5分、後10分と絵画に向かい描く気持ちは万感胸に迫るものがあります。自分でも不思議ですが、映画を見ながらスラスラと出て来ました。
shou1192_2010
Kenさん こんにちは。
「オラール社のパープル ロッジ」。このバラは際立つ濃い香りとのこと。
フランスで作出される薔薇は容姿もさることながら、香りも良いものが多いですね。
行雲さんの好みそうな良い色合いですね。

なお、いつも早々に「水曜サロン」へ出詠頂きありがとうございます。

今回の詠歌は、いずれもKenさんの感動と、想いが溢れ、引き締まった歌となっていると感じました。

無言館の館主、窪島誠一郎氏が開館の日に詠んだ詩の一節に
  「遠い見知らぬ異国で死んだ画学生よ
   私はあなたを知らない
   知っているのはあなたが遺したたった一枚の絵だ
   その絵に刻きざまれたかけがえのないあなたの生命の時間だけだ」
と・・・、詠っていました。

私たちも、「その絵に刻きざまれたかけがえのないあなたの生命」と、
その想いを引き継いでいかねばとの想いにさせられます。
特に、ウクライナ、台湾をめぐる緊迫とした情勢の中で…。

これからも宜しくお願い致します。
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