第一部「口語短歌・水曜サロンの会」(その172) 短歌の投稿を歓迎します!!
☆☆☆ 楽しく、和やかな短歌の交流広場を目指したいと思います。
☆☆☆ 短歌の投稿と共に、投稿歌の歌評、感想、ご意見等もお寄せください。
☆☆☆ 「水曜サロン」は以下の通り第一部、第二部構成に区分して運営致して
いますので、それぞれに詠歌、返歌を出詠願います。
第一部 「口語短歌・水曜サロンの会」:従来通り三首まで出詠願います。
第二部 「ネット短歌」 :返歌専用です。
「口語短歌・水曜サロンの会」は、このブログにお立ちより頂いている皆様の
詠まれた短歌を、毎週水曜日に掲載し、その作品の鑑賞を行うサロンです。
短歌の初心者の方から、ベテランの方まで、所属する短歌会等を越えて、自由に
短歌を投稿し鑑賞しあえる「賑わいのあるサロン」を目指したいと思っています。
皆様の短歌の投稿と、歌評、ご意見、ご提案等をお寄せ頂ければ幸いです。

「咲き初める 富士桜」
「ブログ友の投稿短歌 交流コーナー」
【短歌説明】浅間山明鏡止水さんご自身の説明です。
「光る君へ」は昨年12月15日を持って終了致しました。昨年1年間
源氏物語贈答歌の返歌をやって来ましたが、まだ「明石の帖」まで
しか到達していません。旬を過ぎて行くテーマに、続けるかどうか
悩みましたが最後の帖まで続けようと思いました。
「27.玉鬘(たまかずら)」
源氏は夕顔のことが忘れられない。その夕顔にかつて仕えていた
右近は紫の上の侍女となっていた。夕顔と内大臣(頭の中将)の
娘(玉鬘)は、夕顔の死後、その乳母の縁者を頼りに筑紫に
下っていた。美しく成長した玉鬘は、田舎風情の豪族からの強引な
求婚に苦慮していた。思い悩んだ乳母はすべてを捨てて玉鬘と
ともに上京する。都であてのない生活を続けていた玉鬘一行は、
開運祈願のため長谷を詣でた。するとそこで同じく長谷に詣でて
いた右近と邂逅する。奇跡の再会を果たした右近はこのことを
源氏に伝える。源氏はすぐさま六条院に玉鬘を引き取り、花散里に
託した。田舎育ちにもかかわらず、美しく聡明な玉鬘に源氏は
満足する。若干の好き心が首をもたげるが、六条院を訪れる
男たちの玉鬘に対しての様子を見てみようと計画する。新年が
近づき源氏は六条院に住む女性たちの衣裳を誂える。玉鬘には
とりわけ鮮やかな衣裳が仕立てられ、紫の上は複雑な胸中を
覗かせる。
〇知らずとも 尋ねて知らむ 三島江に
生ふる三稜の 筋は耐えじを 光源氏
今はご存知なくとも聞けばおわかりになるでしょう、三島江に
生えている三稜(みくり)のように私とあなたは縁が
深いのですから
〇数ならぬ 三稜や何の 筋なれば
憂きにしもかく 根をとどめけむ 玉鬘
数にも入らないこの身はどうしてこの世に生まれて来た
のでしょう
(返歌)
☆長年の 願いが叶う 心地すら 成長された 姫君思う
☆筆跡に 若々しさと 上品さ 源氏の君も 安心なさる
浅間山明鏡止水さん
【解説】
「玉鬘」の巻の物語は、作者の説明にもありますように、夕顔の忘れ形見、
玉鬘のサクセスストーリーとなっています。この後、「初音」の新春から
「胡蝶」の三月まで、物語は花開くように「玉鬘物語」が展開されていきます。
源氏物語に登場する女人の中で、身分は低いけれど自分の力で等身大の幸せを
つかみ取る女人は少なく、玉鬘は少ない一人と考えます。さらに、若い女人に
ありがちな表面のきらびやかさに惹かれず、ひげ黒の大将の「表には出さない
本当の優しさ」を見抜いた方でもあります。自分の居場所を自らの手でつかみ
取る凛とした芯の強さと、逆境にもめげない明るさが際立っている女人と感じ
ました。このような背景を踏まえながら作者の返歌を鑑賞致しました。
一首目の歌は、光源氏の立場から夕顔の忘れ形見、玉鬘に寄せて詠んでいます。
光源氏は玉鬘に「若干の好き心が首をもたげる」ものの養女とし、その後の
シンデレラストーリーを後押ししました。
二首目の歌は、夕顔譲りの玉鬘の筆跡や容姿の品格を、光源氏が認めている
様子を「安心なさる」と感慨を込めて詠んでいます。今回もそれぞれの歌への
想いを詠んでみました。二首目は「養父として見守ってね」との想いを…。
【ご参考】
★深き濃き えにしのゆえに まみえたる 君のまとうは母のおもかげ
★みくりにて結ぶえにしの君ゆえに 守りて欲しき吾のゆくすえ
【詞書】フレッツテレビを契約したことを詠まさせて頂きました。
☆我が家にてフレッツテレビ開通す 虎ジョの君へテレビ大阪
【詞書】月ヶ瀬の梅のニュースを見て詠ませて頂きました。
☆月ヶ瀬の梅がようやく咲き始む 一万本の花の共演
【詞書】福島第一原発を詠ませて頂きました。
☆廃炉作業 真夏も厚い防護服 従事者数は四千人超
西BOOさん
【解説】
一首目の歌、「フレッツ・テレビ」は一本の光回線を使って、映像と
インターネットを別々に伝送するもので、テレビ番組を視聴中でも、
インターネットの通信速度を落とさず快適に利用できるものと理解
しています。この開通により「虎ジョ」の奥様の為に、いつでも
快適に阪神戦のテレビ視聴ができる、その環境が整ったことの喜びが
歌にも溢れています。さりげなく詠まれながら「嬬恋」の想いが滲む
素敵な歌と思います。
二首目の歌、名張川が高山ダムにせき止められてつくられた月ヶ瀬の
湖岸から山腹にかけて赤や白、約1万本の梅の花が咲き継ぐ光景が
鮮やかに表現されています。下の句「一万本の花の共演」により、
甘酸っぱい香りで満たされる梅林の景観が鮮やかに浮かんできます。
三首目の歌、福島第一原子力発電所の事故から13年半が過ぎた昨年
11月、廃炉の出発点とも言える、「核燃料デブリ」0.7グラムの
試験的な取り出しが初めて行われました。これは、総量880トンと
されるデブリの12億分の1というわずかな量でもあります。
しかも、廃炉作業に携わる方は放射線から身を守るため厚く重い
防護服を身をまとわねばならず5,000人近い方がローテーションを
組んで作業にあたっています。その実態を詠っていますが、厳しい
環境の中で廃炉作業に当たっている、従事者の皆さんへの想いが
伝わる時事詠と感じます。また、遅々として進まない廃炉作業と、
それでも推進される原発政策への静かな批判も滲んでいます。
【詞書】エコーでお腹の中の赤ちゃんが日々大きくなるのが分かる
様子は感動的です。嬉しい誕生を待つ春の日を詠みました。
☆陽春の胎児のエコー 母の腹 蹴り成長のいのちの神秘
【詞書】受験生を見守る母の気持ちを詠みました。
☆団欒の椅子ひとつ空く受験子を見守るのみの母の茶断ちよ
【詞書】春月を見ながらポストまで歩いた夜を詠みました。
☆春月と共に歩かむポストまで 君への文を出すや迷ひつ
みっちっちさん
【解説】
一首目の歌、「陽春」という言葉が春の暖かさや新しい生命の息吹を感じ
させます。胎児のエコーが象徴する命の成長と春の訪れが重なり、希望と
喜びが伝わってきます。なお、「母の腹 蹴り成長」は、胎児の動きを
描写することで、生命の力強さと母親の愛情が感じられる一節です。
この表現では、母親と胎児の絆や成長する生命の神秘が強調されています。
結句の「いのちの神秘」というフレーズが、歌全体を締めくくり、命の
尊さや不可思議さを感じさせるまとめとなっています。この歌は育まれる
命の美しさや奇跡を描いた素敵な作品と感じます。
二首目の歌、「母の茶断ちよ」に凝縮される母の想いと覚悟。その様子が、
受験子との二人三脚で「受験戦争」を勝ち抜く想いを、詩情を押さえつつ
力強く詠われています。
三首目の歌、「春月」と共に歩む、浮き立つ季節。そのもとで紡がれる
物語性に満ちた歌と感じます。メールでなく「文」が良いですね。
【詞書】春浅い日の一日を詠みました。
☆ドア押せばカウベルのなるカフェあり プレート置かれた指定席見ゆ
☆卓の上(へ)に春をさきがけ菜の花が 誰を待つのかもう開きたり
☆窓の外北の空には七つ星 誰と話そう七つの神話
夕庵さん
【解説】
「春浅い日」のさりげない日常の一齣を、詩情豊かに三首の歌に
詠んで頂きました。
一首目の歌、最近は「カウベルのなるカフェ」のような情緒に満ちた
カフェが少なくなりましたが、そのような場所で一人静にコーヒー
など味わってみたいですね。そのようなお店は「指定席」を取らずに
ゆったりくつろげる席を確保するのが難しいのでしょうか。
二首目の歌、上の句で、菜の花が春にさきがけて咲いている様子が
「誰を待つのか」と擬人化して描かれ、「物語」が紡がれています。
なお、この歌は春の訪れや期待感、日常の中にあるささやかな喜びを
丁寧に捉え、自然と人間の営みが調和する瞬間を素敵に表現しています。
三首目の歌、上の句の星は、北斗七星を指していると思われますが、
七つ星の輝く光景が、静かで広がりのある空間と、自然の壮大さを
感じさせてくれます。下の句の「誰と話そう七つの神話」では、
七つ星を見ながら、ふと誰かと話したくなるような気持ちの揺れが
表現されています。ここには、星々にまつわる神話や物語が心に
浮かぶ様子が描かれており、詩的で幻想的な雰囲気が醸し出されて
います。さらに、この歌から星空の美しさや、それにまつわる
神話を想像しつつ、豊かで濃密なひとときを過ごされた作者の
様子が浮かんできます。それは詩人にとって貴重なひと時とも
感じます。

「咲き初める ボケの花」
【詞書】春秋論争
☆きびしさを絶えたる花の咲きにけり
全てが枯れる秋はかなしも
自閑さん
【短歌解説】自閑さんご自身の説明です。
春秋論争とは、源氏物語でも、秋が好きな六条御息所の娘の秋好中宮と、
春が好きな紫の上の二人が、六条院の西の対と東の対で、歌のやりとり
などして、お互いの主張をするというものです。
源氏オタクの菅原孝標女も
浅みどり花もひとつにかすみつつおぼろに見ゆる春の夜の月
と春が好きと詠い、新古今和歌集に撰歌されています。
私は、草木が萌える今の時期が好きです。
結句に1週間悩み続けましたが、時間切れと言う事で出詠します。
感情の言葉を入れる愚作ですが。
【解説】
この歌は、春の萌える命の息吹と秋の寂しさを対比し、それぞれの
季節の象徴的な想いを表現しています。特に上の句は冬の厳しい
季節、その試練を乗り越えた後に訪れる春のあふれる喜びを感じ
させます。この句には、困難を乗り越えた先にある希望と再生の
テーマが読み取れます。
一方、下の句では、秋に訪れる自然の終焉と、それに伴う感傷を
しみじみと描いています。秋の持つ哀愁や静けさを美しく捉え
ながらも、枯れていくものへの哀切さが胸をうちます。
全体として、「春」と「秋」という対照的な季節を通じて、自然の
変化がもたらす想いの豊かさを映し出しています。また、源氏物語の
「春秋論争」を踏まえている点からも、作者の古典文学への深い
理解とその現代的な解釈に今回も学ばせて頂きました。
なお、作者は結句の「秋はかなしも」を「感情の言葉を…」と謙遜
されていますが、「かなしも」の語は、この歌の締めとして
ふさわしい表現と考えます。なお、ご参考になれば下の句を
「なべて枯れゆく秋もおとずれ」等、検討して頂ければ幸いです。
また、蛇足ながら『源氏物語』の多彩なテーマの一端がこの
「春秋論争」には凝縮し表現されされており、文学的な深みが
楽しめる場面の一つと感じます。
【詞書】3月15日にメジャーリーグの開幕戦のプレマッチ、阪神VS
カブス、巨人VSドジャース の二試合が東京ドームでありました。
チケット争奪戦からの大フィーバーっぷりはもうただただ
「スゲーなー」って感じでした。阪神VSカブスは見そびれたん
ですが(昼でしたし…)、阪神先発の門別選手が5回までパーフェクト
ピッチングで、阪神が勝利したとニュース等で知り、いぇ~い!と
バンザイ三唱でした。で、巨人VSドジャースですが、夜に
「とりあえず見とかんと…(姉と話が合わない)」と見ましたが
(用事しつつ)…。いや~、いきなり第一打席でしたね~。大谷選手、
巨人の先発戸郷投手から一発きれーいなホームランをスタンドに
叩き込みました!うわ~凄い凄い!!お客さん沸く沸く!…で、
私はチラッと思ってたんですね。「THE ALFEEのお3人さん見に来て
へんやろか…」って。少なくとも2名ガチで巨人のファンがいてはる
からなあ…なんて思ってたら、スマホで見た3/16付けのスポニチの
記事に、桜井さん、高見沢さんのお二人が観戦とありました!
…もう、大谷さんのホームランは「良かったねー」ぐらいで、彼らの
観戦の記事を探す探す…。もう私一人そっちに盛り上がってました。
…どこに座ってはったんやろ…。長嶋さんもドームに来られてた事を
聞いたら長嶋さん現役世代のお二人はさぞや嬉しかったやろうなあ、
と思いました。
☆対巨人 大谷選手のホームラン
私の歓喜は推しの観戦
【詞書】…いや~、私としたことが…。何でなのか判りませんが、
ドジャースVS巨人は前の晩に途中からでも見たのに、16日の昼に
やってた阪神VSドジャース戦を見るのを忘れてた…というか、
ろくに新聞で確認もしなかったんで、見そびれたんです。
アホやわ~。何となくドジャース戦やからか判りませんが
“夜に(放送が)ある”って勘違いしてたようなんですね。
「あ!……しまったあ~何やっとんね~ん!!」ひとしきり
嘆いた後、ニュースで結果を見て🙌いぇ~い!!!でした。もう
宮根誠司さんの「Mr.サンデー」でファンの様子やらを細かくやって
ましたが、(米・メジャーリーグを制したドジャースに勝ったから)
「世界一や~!!」には大笑い!いやもうファンが楽しそうで楽しそうで
結果は元より見てるだけで阪神ファンの私は幸せでした。信貴山
(お使いが虎ですね)内のお寺がファンの聖地と化し、必勝祈願からの
(終了後)歓喜の渦!!…御利益かな…?今日は本チャンと言うかホンマの
メジャーリーグ開幕戦のドジャースVSカブスです。さて、どうなり
ますやら。メジャーの開幕戦なら以前でもありましたが、いろんな
事が違う今回はなかなか楽しみではあります。…たくさんの人々が
心からスポーツを楽しめるこの国の平和に感謝…。
☆阪神はカブス,ドジャースに連勝し
「世界一や!!」とファンは歓喜す
【詞書】日本時間3月15日午前8時にアメリカ、フロリダ州のケネディ
宇宙センターから打ち上げられた民間宇宙船“クルードラゴン”
に乗って大西卓哉さんを始めとした4名の宇宙飛行士がISS
(国際宇宙ステーション)へ出発し、約29時間かけて日本時間
16日午後1時過ぎに到着しました。大西卓哉宇宙飛行士は
約半年間の長期滞在をするそうです。
大西さんは今回2度目のISS滞在で、若田光一さん,星出彰彦さんに
続き、日本人3人目となる“船長”を務めるのだとか。滞在中に
二酸化炭素除去システムを実験棟「きぼう」に取り付け、実証
実験などを行うそうです。
日本の…いや、世界の“希望”となるような結果が出ることと、
滞在中のクルーさん達と、短い滞在が宇宙船の不備等で予定外の
長期滞在になって近々地球に帰還する二名の宇宙飛行士さんの
安全、を祈りつつ地球からは光点のように(今は夕刻とかに)
見えるISSを見たいと思います。皆さんどうかご安全に!!
☆ISS大西さんで三人目
船長務める日本人は
ちがやねこさん
【解説】
今回は、「大谷選手のホームラン」「阪神連勝」「ISS大西さん」と
最新の世情をテーマに、三首の歌を詠んで頂きました。
一首目の歌、メジャーリーグの開幕戦(3月18日)が東京ドームで
行われ、プレマッチとして、3月15日阪神VSカブス、巨人VSドジャースが
行われました。その試合で大谷選手のホームランに会場は大きく湧き
ましたが、作者は「私の歓喜は推しの観戦」と「THE ALFEEの桜井さん、
高見沢さん」お二人の観戦に歓喜した旨が嬉しさと共に詠われています。
このように素直に詠まれる歌も良いものですね。
ちなみにメジャーリーグの開幕戦は4-1でドジャースが勝利し、山本が
勝利投手となり、大谷は2安打のマルチ安打と健闘しました。
二首目の歌、「阪神はカブス、ドジャースに連勝し」まさに、
「世界一や!!」は、詠まれている通りで、阪神フアンは歓喜の渦!!と
なりましたね。作者の詞書にもありますが「人々が心からスポーツを
楽しめるこの国の平和に感謝…」したいですし、これを壊そうとする
萌芽への注視と、警戒も必要と感じます。
三首目の歌、トラブルはあったものの「民間宇宙船“クルードラゴン”
に乗って大西卓哉さんを始めとした4名の宇宙飛行士は、ISSへ日本時間
16日午後1時過ぎに到着しました。詠まれているように船長務める日本人
は、大西さんで三人目となりますが、彼らの偉業を讃えるとともに、
地球に帰還する二名の宇宙飛行士さんの無事を祈りたいですね。
作者のISSについての歌には、いつもワクワクさせられます。
☆旅立つや 未だいくさの続く地へ 哀しいけれど鳥のふるさと
ポエット・M
【解説】
散策でよく出かける走水海岸の一角の岩礁に、尾長がも、コガモ等の
渡り鳥の群れが越冬していました。その群れも春になりシベリア等の
繁殖地へ帰還していきます。過日その場所へ行ってみますと大半の
鳥たちが旅だったからでしょうか、数羽のみを数えるほどになって
いました。渡り鳥の旅路は壮大で、自然の驚異を感じさせますが、
未だ戦の続く国へ還る鳥たちを想い複雑な想いにさせられました。
そんな国でも、鳥たちには「ふるさと」であることには変わりは
ありません。そんな想いを詠んでみました。

「ようやく咲き初める ミモザ」
「一握の砂」石川啄木 鑑賞(10)
「一握の砂」から、三首づつ短歌を抄出し紹介させて頂きます。
抒情短歌の原点を味わいつつ、学んで参りたいと思います。
なお、私の師でありました野村泰三、冷水茂太両氏の師、土岐善麿
(土岐哀果)は、石川啄木の遺稿刊行に尽力するなど、啄木の才を
認め、お互いにリスペクトするなかでした。
三行分かち書きのスタイルは、土岐哀果のローマ字歌集『NAKIWARAI』
をヒントにしたとされています。
わが髭の
下向く癖がいきどほろし
このごろ憎き男に似たれば
森の奥より銃声聞ゆ
あはれあはれ
自ら死ぬる音のよろしさ
大木の幹に耳あて
小半日
堅き皮をばむしりてありき
【短歌入門・質問・紹介・提案コーナー】
今回は文字数制限により割愛させて頂きます。
【運営にあたって】
(1)投稿期間は、原則として毎週水曜日から翌週火曜日17:00までと致します。
なお、変更がある場合は、その都度ご連絡致します。
(2)おひとり様 3首まで(1首でも可)コメント欄に投稿願います。
なおブログの字数制限(コード30,000字)等により詞書等編集させて頂く
場合もありますのでご容赦願います。 詞書は一首200文字以内にまとめて
頂きたくご協力願います。
(3)口語短歌を基本としますが、文語混じりでも構いません。
仮名遣いは新仮名遣いとし、旧仮名遣いは極力避けて頂ければ幸いです。
(4)投稿頂いた短歌は、そのまま掲載します。 皆様から感想等頂ければ
幸いです。
(5)作者名は投稿頂いたペンネーム等を、そのまま掲載します。
(6)掲載順序は、原則本ブログのコメント欄への到着順と致します。
(7)掲載された短歌の著作権は、投稿者に帰属します。
了