1956年のアメリカ合衆国のサスペンス映画。監督はアルフレッド・ヒッチコック、出演はヘンリー・フォンダとヴェラ・マイルズなど。1953年にニューヨークで起きた事件をもとに、強盗犯に間違われた男の悪夢のような恐怖を描いている。
4月21日BSNHKで放映していました。私はヘンリー・フォンダの大ファンですが、この映画はヒッチコックが監督、実際にあった冤罪事件がテーマということで注目して見ました。誰にでも起こる事件で切実な気持ちになって見ました。犯罪は絶対許すことは出来ませんが、日本でも「痴漢・殺人・強盗冤罪」と冤罪事件は絶えません。そしてそれを口語短歌で綴りたいと思いました。
口語短歌
「冤罪は 保険会社の 受付で 見間違いでの 犯人として」
ニューヨークのクラブで働くミュージシャンのマニーは、妻ローズと共に貧しい生活を送っていました。妻のために歯の治療費を借りようと、マニーはローズの保険証書を持って保険会社のオフィスを訪ねます。しかし、そのオフィスに2度も強盗に入った男にマニーがそっくりだったため、警察により連行されてしまうのです。さらに、目撃者たちによる目視確認と、犯人の残したメモと似た筆跡から、容疑者として逮捕・拘留されます。
口語短歌
「保釈され アリバイ探し 奔走も 見つけられない 絶望の日々」
義弟のジーンらの尽力によって高額の保釈金が支払われ、自宅に戻ったマニーは紹介された弁護士オコナーに弁護を依頼します。マニーとローズは、オコナーの指示に従って事件当日のアリバイを証明してくれる証人を探しますが、既に亡くなっているなど、確実な証人を見つけることができません。
口語短歌
「妻は病み 精神錯乱 入院も 裁判不利で 審議やり直す」
そして張り詰めた日々の中で、ローズは精神を病んで入院することになる。裁判ではマニーを犯人と断言する証人らの証言が続く。オコナーは陪審員に問題があるとして審議をやり直すことを提案し、判事もそれを認める。裁判を一からやりなおすことになったマニーは神に祈ることしかできない。
口語短歌
「真犯人 逮捕のニュース 驚くも 病癒えない 妻理解せぬ」
そんな中、真犯人が同様の強盗事件を起こし、店主に取り押さえられて逮捕される。マニーを犯人と断言していた目撃者たちも捕まった男を犯人と認め、マニーの冤罪はようやく晴らされる。この吉報をマニーは入院中のローズに喜び勇んで報告するが、病の癒えないローズは事実をうまく理解できずにいる。
それから2年後、ローズは全快して退院し、一家はフロリダで幸せに暮らしていることが紹介される。
参照
https://www.thecinema.jp/program/03055
「2021年軽井沢レイクガーデンに咲いた薔薇たち」
「ドミニクロワソー」2021年10月7日撮影
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