新潟市のJR越後線新潟駅と白山駅の間に開業予定の新駅の名前が、「上所(かみところ)駅」に正式に決定した。
「上所」「所島」「南高校前」の三つの案の中からJRが決めることになっていたが、個人的には一番納得できるものであった。
もともと「上所駅」という仮称で計画を進めていたのだし、近くの住宅分譲地も上所エリアとして売り出している。スーパーのイオンスタイルも上所という地名のため、既に駅名として使われるのが前提として周りでも開発が進められていたようであった。
新駅の設置場所の住所が下所島であるため、上所というのはおかしい、所島がふさわしいという意見もあったようだが、以上の理由から多くの人は上所駅に決まって納得しているのではないだろうか。
利用者数に関しては、現時点で一日約4600人の乗降客数を見込んでいるという。高頻度運転を行う新潟~内野間の各駅の平均利用者数と近い数字だ。
何といっても南高校がすぐ近くにあるため、ここの生徒は多く利用することになるだろう。他にも、各種報道にあるようにユニゾンプラザが近くにあることや住宅も多くあることを考慮すると、この数字というのはそれなりに妥当なのではないだろうか。
ただ、一つ気になるのが自動改札機が設置されずSuicaの簡易改札機が設置されるという点だ。
乗降客数4600人というのは新潟県内では多い方であり、簡易改札機のみで捌きれるのだろうかと個人的に心配している。南高校の生徒の利用が見込まれており、高校生というのは特に登校の時間においては特定の時間に集中する傾向があるだろう。そうしたとき、何台設置されるのかはわからないが簡易改札機のみだとかなり混雑するはず。越後石山駅のように、上下それぞれのホームに自動改札機を設置することはできないのだろうか。自動改札でも簡易改札でも実質的な台数は変わらないとしても、やはり分かりやすさやスムーズさの面で違いが出てくるだろう。
ターミナル駅である新潟駅から一駅でこのようなSuicaの簡易改札機になるというのもなんか物悲しい。自動改札を導入しないというのはほぼ決定ではあるが、もう一度考え直してほしいものである。
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