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絶滅を免れていた渓と部落(金沢内川ダム奥)に入渓

2023-06-03 21:49:26 | 日記

6/3(土)

金沢市郊外の内川ダムの上の渓を登ってきました。

その渓は、「昨年の(8月)大雨で道路が寸断されていて行けないよ」

との相棒情報。

実際どうなっているのか、お気に入りの場所をこの目で確かめたくて訪ねてみることに。

 

車両行き止まりの場所から徒歩でのスタートです。

ところどころ道がえぐれています。

大木もなぎ倒されています。

にしても倒れてから1年近く経っているのに、葉は緑色に生い茂っているその生命力に感動です。

更に進むと、道が完全に寸断されています。

ふと、土手に目やると、黄色いロープが張ってありました。

腹ばいになってロープに掴まり、土手伝いに行けました。

車を止めてから、歩くこと30分ほどで入渓できる場所へ。

反対岸の橋の直下、流れのない深場に落としたところ、大物らしきアタリが2度もあったのですが

2度ともバラシてしまいました。でも大きなイワナが生存していることを確信し、上に進みます。

この時期、たまに目にする蝶がお出迎えしてくれたおかげもあってか、、、

この日、初の1匹目は尺があるかという大物。(実際には29センチの泣き尺でしたが)

釣れたポイントは、さっき橋んとこでバラしたポイントと同じく、流れのあるところではなく、

流れのきわの深みに居ました。アタリの感触はスーと餌を口の中に入れて動かない感じ。

普段は居そうな大場所ではアタリはありません。

昨日の大雨で増水しているため、イワナくんたちは流れのある場所を避けているのかもです。

車を降りてから約3時間。山の日暮れは早いのでそろそろ帰ろうとした頃。

出てくれました。やはり流れのない対岸のよどみから。

サイズは22でしたが、今日はお持ち帰りさせていただくことに。

さて、納竿して車まで戻ります。

昨年、林道だったところが、土砂で埋まっています。

道脇にはかわいらしい花も咲いていて、癒してくれます。

よく見ると、何か昆虫の卵が見てとれます。

こんな花々たちとも別れを告げて、車へと急ぎます。

昨年お世話になった支流の元気そうな様子にも更に元気付けられ、

なんと、畑には苗が植えられていました。

(村人がちゃんと来ているです)

わたしが通ってきた道なき道を通って、ここ菊水町の部落の方たちはめげずに頑張っておいででした。

シイタケ畑も残っていて、勇気付けられたわたしは、道なき帰り道へと進みます。

土手に実っていたヘビイチゴ。

ここ菊水町はダムで埋め立てになり、他の地で生活を余儀なくされた住民の方達が、

今なお故郷を愛し、畑などの野良仕事をしながら、自然を守ってくださっていること。

昨年以上に感じました。そんな自然の中で遊べること。感謝です。

一日も早い復興を祈りつつ、また来たいと思っていました。