6/3(土)
金沢市郊外の内川ダムの上の渓を登ってきました。
その渓は、「昨年の(8月)大雨で道路が寸断されていて行けないよ」
との相棒情報。
実際どうなっているのか、お気に入りの場所をこの目で確かめたくて訪ねてみることに。
車両行き止まりの場所から徒歩でのスタートです。
ところどころ道がえぐれています。
大木もなぎ倒されています。
にしても倒れてから1年近く経っているのに、葉は緑色に生い茂っているその生命力に感動です。
更に進むと、道が完全に寸断されています。
ふと、土手に目やると、黄色いロープが張ってありました。
腹ばいになってロープに掴まり、土手伝いに行けました。
車を止めてから、歩くこと30分ほどで入渓できる場所へ。
反対岸の橋の直下、流れのない深場に落としたところ、大物らしきアタリが2度もあったのですが
2度ともバラシてしまいました。でも大きなイワナが生存していることを確信し、上に進みます。
この時期、たまに目にする蝶がお出迎えしてくれたおかげもあってか、、、
この日、初の1匹目は尺があるかという大物。(実際には29センチの泣き尺でしたが)
釣れたポイントは、さっき橋んとこでバラしたポイントと同じく、流れのあるところではなく、
流れのきわの深みに居ました。アタリの感触はスーと餌を口の中に入れて動かない感じ。
普段は居そうな大場所ではアタリはありません。
昨日の大雨で増水しているため、イワナくんたちは流れのある場所を避けているのかもです。
車を降りてから約3時間。山の日暮れは早いのでそろそろ帰ろうとした頃。
出てくれました。やはり流れのない対岸のよどみから。
サイズは22でしたが、今日はお持ち帰りさせていただくことに。
さて、納竿して車まで戻ります。
昨年、林道だったところが、土砂で埋まっています。
道脇にはかわいらしい花も咲いていて、癒してくれます。
よく見ると、何か昆虫の卵が見てとれます。
こんな花々たちとも別れを告げて、車へと急ぎます。
昨年お世話になった支流の元気そうな様子にも更に元気付けられ、
なんと、畑には苗が植えられていました。
(村人がちゃんと来ているです)
わたしが通ってきた道なき道を通って、ここ菊水町の部落の方たちはめげずに頑張っておいででした。
シイタケ畑も残っていて、勇気付けられたわたしは、道なき帰り道へと進みます。
土手に実っていたヘビイチゴ。
ここ菊水町はダムで埋め立てになり、他の地で生活を余儀なくされた住民の方達が、
今なお故郷を愛し、畑などの野良仕事をしながら、自然を守ってくださっていること。
昨年以上に感じました。そんな自然の中で遊べること。感謝です。
一日も早い復興を祈りつつ、また来たいと思っていました。