井草幼稚園 ブログ*零れ話つづれ織り~ こぼればなし・つづれおり

令和2年度 謝恩会「謝辞」

 令和2年度が修了しました。皆々様には、今年度、ことのほか大変お世話になり、心から感謝申し上げます。

 昨日(3月16日)は卒業式も無事開催することができました。引き続き催して下さった謝恩会、当日知りましたが、今年はコロナで開催できない場合を想定しオンラインで流せるメッセージ動画を作られたとのこと、遠くはイギリス、仙台へお引っ越しした園児の動画もその一環で送っていただけたそうです。幸い、昨日は実際に会ができましたがよけいに感慨無量の思いです。

 また、本来ならばその場で読み上げられる予定の保護者代表の方の「謝辞」は、時間短縮のご配慮で、奉呈として頂きました。私共、園への「謝辞」をここでご紹介するというのはたいへん僭越ではありますが、ご了解を得て、下記に掲載させていただきます。(一部省略、また名前はアルファベットにしてあります)

 それから、ケンちゃんからもご挨拶がしたいそうですが、いまちょっと着替え中です。お彼岸が明けたら(早く着替えなさい…)、改めてご挨拶申し上げます。


【謝辞】

…《冒頭略》…
 3年前、これから始まる幼稚園という新しい生活に、子どもたちはもちろん、私たち保護者も どきどきしながら、春を迎えたことを思い出します。「お母さんやお父さんとずっと一緒にいたい」「どうして はなれなくてはいけないの?」 まだ自分の言葉で話すことがままならない子どもたちの目は、そう言っているようでした。そして入園式は涙の大合唱。私たち保護者も、「やっぱり、泣いちゃったな…」「思ったより泣いちゃった…」「何とか泣かなかったけど、不安そう…」と、わが子も眺めて切なくなるばかり。そんな中、園の先生方は園児一人ひとりにあたたかく寄り添って下さいました。
 
 新任とは思えないほど落ち着いていて、頼もしかったS先生とI先生。いつも両手を広げて子どもたちを迎え、声を掛けて下さったM先生。ピアノと歌が上手で、いつもみんなを楽しませてくれたN先生.子どもたち一人ひとりの気持ちに寄り添い、みんなが納得するまで話を聞いて下さったS先生。担任になっていただくことは叶いませんでしたが、いつも見守って助けて下さったT先生とK先生。…《中 略》… 

入園式ではあんなに泣いていた子どもたちでしたが、気がつけば幼稚園が楽しい場所に変わっていました。

 「井草幼稚園って、子ども全員が主役だよね。みんなに光があたっているというか。できる子だけを主役にしないよね。」 これは年中の終わりに転勤のために転園されたRちゃんとSくんのお母様から聞いた言葉です。

 何気ない会話の中で聞いたこの言葉に、私は、昨年、お亡くなりになった理事長先生の 「白い子には白い光を、青い子には青い光を…」という言葉を思い出していました。
 自分と違う光になろうとするのではなく、園児一人ひとりが持っている、自分だけの光を自分なりに照らし続ければいい、園はそれを見つめてくれている。理事長先生の想いが、みんなに伝わっていることを感じた心に残る出来事でした。
 
 そんな中、今年度は、新型コロナウイルスの影響で、いつものような登園ができない状態での月組スタート。それでも、ステイホーム中の動画配信、分散登園など、どんな時も子どもたちが安全に楽しく過ごせるよう何度も何度も予定の変更をして下さり、できる限りの行事を行っていただき、今日という日まで辿りついたと感じています。大人にとっては心配ばかりの一年でしたが、子どもたちにとっては、いつもと変わらないくらい楽しい一年を過ごせたと思います。本当にありがとうございました。

 春には桜の花が咲き、秋にはザクロやカリンの実が成り、暑い日も寒い日も縁側に出て、子どもたちを迎えてくれる先生方。何度も大切に修繕され、新しい遊具との調和も素晴らしい園舎。そんないつまでも変わらない井草幼稚園の姿が目に浮かんできます。卒園児とその保護者として、戻って来られる日を楽しみにしております。

 最後になりましたが、今後のご発展、緒先生方のご自愛、心からお祈り申し上げます。  
 令和2年度卒業生保護者代表 K.R
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