在園児のお父様で演奏家のサキソフォーン・カルテットのコンサートが行われた3月8日のことです。
園のジュウシマツが寒さのためか朝、一羽死んでいたので、近くにいた園児に声をかけて、一緒にお地蔵さまのそばに埋めてあげました。
このとき、女の子の園児が2名ほどこちらが何も言わないのに、「般若心経」を唱えはじめたのです。
コンサートを聴きがてら園の様子も見にいらしていた理事のM・M様が、その場に居合わせとても驚き、後日、このように書き記されました。
「皆さんが『お釈迦様のお生まれになった日』に、この幼稚園に入って早くも2-3年、この間には 嬉しいこと、頑張ったこと、種々ありましたね。『笠子地蔵』も忘れられないお話しの一つでしょう。
この間のコンサートの日、可愛がっていた小鳥さんが遠い所に行って、園長先生がお地蔵様の傍にたくさんのお花で飾ってお埋めになった時、先生が特に何も仰ったわけではないのに『般若心経』を大きな声で、ソラで唱えたお友達が何人もいたのには、私は本当にビックリしました。…」
これは卒業式の御祝辞でM様がお話し下さる予定が、進行時間の都合で割愛して頂かざるを得なかった原稿の中の一文です。
その場にはいなかった園児の中にも、このお経を唱えられる子がほかにもいます。お経を覚えるきっかけは様々なようですが、みな「門前の小僧 習わぬ経をよむ」のことわざ通り、お家の中で自然と覚えてしまったとのことで、私たちも驚きました。
お経を読んでもらった小鳥さんはきっと喜んで、そして必ずや生まれ変わって、また私たちのそばにやってきてくれるものと確信しています。
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